どこよりも早い2024鹿島アントラーズ選手名鑑
GK
No.1 早川友基
反応の速さから生まれるビッグセーブでピンチを凌ぎ、高い足元の技術で攻撃の起点にもなれる。昨季はリーグ戦全試合出場を果たし、レギュラーに定着。ミスも減ってきた今季は代表入りにも期待がかかる。オフは毎年のように海外旅行に行っているが、今オフでは先輩たちに海外移籍ネタでイジられていた。
No.29 梶川裕嗣(New)
磐田から加わったベテランキーパー。湘南、徳島、横浜FMでもプレー経験があり、どっしりした構えからシュートをしっかりと防ぎ、また足元の技術も高くて組み立てに加わることもできる。沖悠哉、クォン・スンテの抜けたキーパー陣には心強い新戦力だ。スンテ引退のため、新加入ながらいきなりチーム最年長に。
No.31 山田大樹(New)
岡山での武者修行を終えて帰ってきたユース育ちのキーパー。岡山では開幕レギュラーこそ掴むもポジションを明け渡し、以降は出番が中々回ってこなかった。恵まれた体格はキーパー陣でも随一なだけに、巻き返しを期すシーズンとなる。岡山に移籍した際の自身も所属していた岩政前監督からのアドバイスは、「運転が荒いから気をつけろ」。
No.38 パク・ウィジョン
プロ2年目を迎えた若き韓国人キーパー。恵まれた体格を活かしてゴールを守り、左足から繰り出されるフィードで攻撃の起点となる。育成枠で今季も4番手からスタートだろうが、メンバー入りのチャンスはあるか。キーパー陣の先輩たちから可愛がられており、同郷のクォン・スンテ先輩は引退したものの、今季からアシスタントGKコーチとしてサポートしてくれることに。
DF
No.2 安西幸輝
豊富な運動量でサイドを駆け上がり、積極果敢な仕掛けでチャンスを作り出すサイドバック。右利きでトラップも左足では滅多にしないが、なぜか左サイドの方がスムーズにプレーできる鹿島の左サイドバック特有の謎属性を持っている。お互い独身の鈴木優磨とどっちが先に結婚できるかで張り合っている。
No.5 関川郁万
総合力の高いセンターバック。対人に強く、スピードや高さでも相手を上回ることができる。昨季は昌子源とのポジション争いに勝ち、持ち運んで鋭い縦パスで攻撃の起点になることも増えた。強面だが、同級生や先輩いわく「関川郁万はかわいい」らしい。
No.16 須貝英大
昨夏に甲府からやってきたサイドバック。両サイドをこなす器用さを持ち、豊富な運動量で攻守に貢献する。J1の強度に慣れた今季はさらなる成長に期待。奥様がとにかく料理上手。ニックネームの「ナイスガイ」は同姓のYouTuberからきている。
No.28 溝口修平
ユース出身の左サイドバック。左足から繰り出される正確なキックと柔軟なポジショニングを活かした攻撃参加でチャンスを作り出す。昨季はケガもあったがリーグ戦デビューを果たし、今季の飛躍に繋げられるか。足は左利きだが、手は右利き。
No.32 濃野公人(New)
関西学院大学から加入したルーキー。元々はアタッカーで、大学3年からサイドバックにコンバートされた変わり種であり、サイドならどこでもこなすことができる。変幻自在なポジショニングからの攻撃参加が武器で、チャンスを作り出すだけでなく自らゴールを決めることも。関学大ではキャプテンも務めていただけに、リーダーシップにも期待したい。
No.39 津久井佳祐
高卒2年目を迎えたセンターバック。ボール奪取に長け、攻撃面でも存在感を示す。昨季はケガも多く、ベンチ入りも叶わなかったが、身体は随分とゴツくなった。新監督を迎えた今季はチャンスを掴めるか。高卒1年目から髪を染めていたが、奨めたのは移籍した荒木遼太郎だった。
No.42 松本遥翔(New)
今季の2種登録と来季のトップ昇格が内定している、ユース所属の右サイドバック。U-17日本代表でもある。速さ、高さは一級品。対人に滅法強く、推進力あるドリブルで攻撃参加してチャンスを作り出す。
No.55 植田直通
リーグ屈指のセンターバック。高さ、強さ、速さの全てが抜群で競り合いには滅法強い。攻撃面でもセットプレーのターゲットになってゴールに絡み、また海外移籍前より声でチームを引っ張るシーンも増えてきた。大の格闘技好きで、昨季は新日本プロレスの内藤哲也との対談も実現したが、終始ペースを握られていた。
MF
No.4 ミロサヴリェヴィッチ(New)
春の移籍期限ギリギリで加入が決まったセルビア人ボランチ。ポポヴィッチ監督がセルビアで指揮していたチームから引っこ抜いてきた。本職はボランチと2列目らしいが、鹿島ではボランチとセンターバックでも使われるよう。両足がソツなく使え、ミドルシュートやパス、ボレーの精度が高い。相性は「ライコ」。
No.8 土居聖真
チーム最古参の生え抜きアタッカー。高い技術と献身性を兼ね備え、バランスを取りながら味方を助けて、攻撃に変化をつけていく。ベテランの域に入っており、プレータイムは減ってきたが随所に巧さを見せてくれるプレーヤーだ。実は子どもの時はジュビロ磐田が好きだった。
No.10 柴崎岳
昨夏に帰ってきた鹿島のみならず日本の至宝。繰り出される長短のパスで攻撃をコントロールしてチャンスを演出、時には自ら攻めあがってゴールを奪う。大舞台に強いのも魅力。昨季はケガで不完全燃焼だったが、今季は本領発揮なるか。奥様は元ハロプロの真野恵里菜さんで、奥様はスペインから帰りたくなかったとのこと。
No.14 樋口雄太
昨季のJ1アシスト王。右足から繰り出される正確なプレースキックで何度もゴールを演出してきた。運動量豊富で下がって繋ぎに加わったかと思えば、高い位置まで上がってシュートチャンスに関わることも数知れず。年末には第2子も誕生した良きパパ。
No.15 藤井智也
サイドを切り裂くスピードスター。抜群のスピードを活かしたドリブル突破からチャンスを作り出す。柔軟さやプレー精度を欠いたことで思うように出番を得られなかった昨季の雪辱を期すシーズンとなる。チームメイトからは「陰キャ」とイジられている。
No.25 佐野海舟
J1初挑戦から日本代表にまで駆け上がったボールハンター。何度でも食らいついてボールを奪い取れば、そこから推進力あるドリブルで一気にチャンスへと転換する。今季はポポヴィッチ監督と町田時代以来の共闘となる。野球は阪神タイガースのファン。
No.26 須藤直輝
小柄なドリブラー。足元の技術が高く、豊富なボールタッチから繰り出されるドリブル突破でチャンスを作り出す。昨季は武者修行から戻ったものの、リーグ戦ではベンチ入りも叶わず。今季は正念場を迎えている。海外遠征の時に、間違えて兄のパスポートを持っていったことがある。
No.27 松村優太
抜群のスピードを持つアタッカー。ドリブルが最大の武器だが、ポジショニングに磨きをかけ、裏抜けなどボールを持たないところでも良さを出せるようになってきた。パリ五輪も控える今季こそ、大ブレイクなるか。若手の中では一番オシャレで一番長風呂。
No.30 名古新太郎
小柄なテクニシャン。中盤から前ならどこでもこなすことができ、狭いスペースでも苦にせずボールを扱えるほどに足元の技術が高い。献身性も高く、昨季は一時期レギュラーとして巻き返しの要因の一員となったが、ケガでトーンダウンしてしまった。安西幸輝におもちゃにされている。
No.33 仲間隼斗
魂。献身性の塊のようなアタッカー。ハードワークを続け、チームのために身体を張る。流れを変えようとまず第一にアクションを起こしてくれる積極性も魅力だ。コーヒーが大好きで、早寝早起きの健康生活だが、キャンプなどで同部屋の選手たちも影響を与えている。
No.34 舩橋佑
ユース出身のボランチ。よく走るし、戦うし、ボールスキルも高い万能型であり、器用さからボランチ以外のポジションもそつなくこなせる。いかんせんプレーが地味なのが悩みどころ。外国籍監督からは過去高い評価を得ていただけに、ポポヴィッチ新監督になってどうなるか。自身いわく、小学生の時はかなりモテたとのこと。
No.77 ギリェルメ・パレジ(New)
新加入のブラジル人アタッカー。サイドでボールを引き出し、ドリブルでチャンスを作り出す。サイドから中央に入り込むプレーが得意で、カットインからのシュートやクロスに逆サイドから飛び込んでゴールに絡んでいく。奥様と2人の子どもがいる。
FW
No.7 チャヴリッチ(New)
スロバキアリーグからやってきた年代別セルビア代表の経歴もあるアタッカー。中央でもサイドでもプレー可能で、優れたボールスキルを持ち、ここ2年間は多くの得点を生み出してきた。Jリーグではフィジカル面でも優位に立てそうな、即戦力だ。相性は「チャッキー」。
No.13 知念慶
高い身体能力が武器のストライカー。ゴール前の強さや高さを活かし、ゴールを奪い取る。川崎Fでプレーしていただけあって、足元の技術も高く、またPKの成功率が非常に高い。「ねるねるねるね」を知らなかったことを鈴木優磨にずっとイジられている。
No.36 師岡柊生
裏抜けと足元の技術を活かしてゴールを狙うストライカー。ポジショニングも良く、器用なタイプでサイドアタッカーとしてもプレーできるが、本職のFWでゴールにこだわるプレーをさせたい。昨季は良いプレーも見せていただけに、そろそろそれを結果で示したい。年下の舩橋佑にパシられている。
No.37 垣田裕暉
ユース出身の長身ストライカー。高い献身性を持ち、フィジカルを活かして前線で起点を作るだけでなく、守備ではプレスに走り回る。昨季はチャンスを逃した場面も多く、今季はゴール数を増やせるか。佐野海舟や藤井智也といった年下選手を従え、垣田軍団を結成している。
No.40 鈴木優磨
鹿島を象徴する存在であるエース。ゴール前での勝負強さはリーグでもトップクラスで、チャンスメイクなどの貢献度も高い。運動量がイマイチなだけに、チームとしてどう使っていくかに命運がかかっている。相手選手と言い合いになった際に言った「カモンメーン!」はLINEスタンプ化された。
No.41 徳田誉(New)
今季の2種登録と来季のトップ昇格が内定している、ユース所属のストライカー。U-17日本代表でもある。186cmの長身を活かしたプレーだけでなく、左右両足の技術も高く、ゴールパターンが多彩。身体能力も高い。
監督
ランコ・ポポヴィッチ
復権を託された、Jリーグではお馴染みのセルビア系監督。これまで大分、FC東京、C大阪、町田で指揮を執ってきており、どのクラブでもアグレッシブかつ攻撃的なスタイルを標榜してきた。日本でタイトル獲得の経験はないが、鹿島を常勝軍団復活へと導けるか。厳しい指導で知られているが、良いプレーには「ブラボー!」の声が飛ぶ。試合中も熱く、累積警告で出場停止を食らったことも。
遠征費とスタグル代に充てるので、恵んでください