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逆引きソーシャル映画大全 Vol.2 「0円キッチン」

いよいよ……というところで、なかなか100回を迎えることができない、銀座ソーシャル映画祭(GSFF)。これまで上映に際し、観にきていただいた方には毎回アンケートをお願いし、感想を寄せていただいてきました。
うーん、これはもったいない! せっかく寄せていただいた感想をいかしたコンテンツが作れないかと考えたのが、この「逆引きソーシャル映画大全」。いただいた感想を読み込みこんで、そこから逆に映画のあらすじを推察してみようという試みです。
あくまで映画の「感想」を深読みして楽しむことが目的なので、誤読や正確じゃないところがあるのはご承知おきくださいませ。ではさっそく深読みしてみましょう!(文・イラスト / 編集部 いき)

今回取り上げる映画は、GSFFでは度々上映している「0円キッチン」
残念ながらまだ見てません。あらすじも、ちらちらと見えそうでしたが、がんばって読んでません。
タイトルから、食べ物に関係する話だということぐらいは想像がつきますが、果たしてどんな内容なんでしょうか。まずは手がかりになりそうな感想から。

一人が行動を起こせば、共鳴する人が出てくるのだと思った。

むむ、なるほど。。。なにかアクションを起こした人がいる。で、感化された人がいた。そんな、、、話なんですかね…。

ポジティブな取り組みを多く知れた。
ネガティブな面についてあまりわからなかった。

なんに対して、の取り組みなんでしょうね…。コインの表裏、どちらとも取れる、ということかしら?
この方がいらした回は、上映後にゲストを呼んでのトークがあったようなのですが、この方は、要望含めこのようなことを書いていただいています。

水産資源についてもっと調べたいと思いました。海外の作品なので
日本のデータを知りたい。トークについて作品の裏側なり、社会問題のデータなり、少しでも良いので工夫をして欲しい。(もちかえりできる知識)

貴重なご意見ありがとうございます…。
と、同時にまず読み取れるのは「水産資源」。人口増加による乱獲とかがテーマなのかな? 持続可能な漁業、というのは世界的な問題ですからねー。

さらに次の方の感想、映画とは直接関係ないのですが、目を引く単語が、、、。

世界食糧デー当日だからきただけ

「世界食糧デー」、新しいキーワードです。
ウィキペディアによると、「世界食糧デーとは、国連が毎年10月16日と定めた、世界の食料問題を考える国際デーである」とあります。
なるほど、食糧問題をテーマに扱う映画を上映したのは、世界食糧デーだったからなんですねー。
どうでもいいですけど、「デイ」じゃなくて「デー」なんですね。。。

次。あーこれ、答え出ちゃいましたね。ネタバレです。

フードロスについて初めて考えました。

なるほど、、、そうですよね。台所周辺で “ポジティブな取り組み” っていったらコレですよね…うすうす気づいてはいました。やはり似たようなことを感じた方は多かったようです。

台所にある食品がとても気になってしまいました。帰宅して整理します。
特定のブランドを否定するのではなく、
大量消費に加担する生活を変えていきたいと感じた。

ただ、ちょっとまだディテールが思い浮かばないな…と感じていたときに目に止まったのはこちら。

廃棄処分される食材の有効活用は素晴らしいアイデアだと思った。

そうなんだ、廃棄されるものを有効活用しているんだ。どんなアイデアなんでしょう…気になります。ところで、誰を相手にしているのだろうか、と思ったのですが、同じ方が別項目にこのように書いていました。

昆虫が貴重なタンパク源として子供達に試食されていたことに驚かされた。

えっ、昆虫食! フードロスとどう関係するのー? でも子供を相手にしてるのかな…。

以上の感想から妄想力を総動員して考えた、勝手なあらすじはこちらです!

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オランダで飲食店を経営するロバートは、世界人口の増加にともなう食糧不足問題解決の切り札は、昆虫食だという記事を読んで衝撃を受ける。栄養のことなど言われるとわからないでもないが、見た目がどうしてもなじめない…。もっと他に解決できる方法はないのとかと調べると、食べられる食品が廃棄されている現状を知ることに。なんだ、昆虫たべなくてもなんとかなるじゃないか! そこでロバートは、廃棄にまわされそうな食品を集め、いろんなレシピを開発。結果として子供たちに無料で食事を提供するまでになった…。

やはり昆虫食のインパクトが強かったので、そこに相当引っ張られてしまいました。なんか、意外と面白そうな話になりそうな気がしてきましたが、どうでしょうか?

最後にちょっと気になったアンケートをご紹介。

素敵な映画をチョイスしてくださってありがとうございました。
アンケートを書く時間をもう少し作って頂けるとありがたいです。

そうですよね、、、アンケートを生かしたコンテンツを作るためにも、記入しいていただく時間をとることは大事です。言っておきます。

さて、ここまで好き勝手なことを書かさせていたきましたが、

実はなんども見ています。w

という方もいらっしゃるので、きっと面白い映画なんだと思います。

さらに!なんと、続編が完成!その名も「もったいないキッチン」
やっぱり人気があったんでしょうね。どうやら今度は日本を舞台にあれこれしているそうですが、僕は今後のためにも、あらすじを読んでいません。笑
コロナ禍の影響で公開が遅れているようですが、ぜひこちらもあわせて、正解をご覧になってくださいませ!

0円キッチン

もったいないキッチン

そして、銀座ソーシャル映画際の情報はこちらから

よろしかったら 逆引きソーシャル映画大全 Vol.1の「できる - セ・ポシブル」も読んでみてくださいませー。



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