逆引きソーシャル映画大全2

逆引きソーシャル映画大全 vol.1 「できる - セ・ポシブル」

いよいよ100回を迎える銀座ソーシャル映画祭(GSFF)。これまでの上映に際し、寄せられた多くのアンケート。それらを読み込み、そこから逆に映画のあらすじを推察してみようという試みがこのコンテンツです。あくまで「感想」を深読みして楽しむことが目的なので、誤読や正確じゃないところがあるのはご承知おきくださいませ。ではさっそく深読みしてみましょう!(文・イラスト / 編集部 いき)

今回取り上げる映画は、GSFF 第96回で上映した「Dekiru - C'est possible - Le film ・できる - セ・ポシブル」
残念ながらまだ見てません。あらすじも、ちらちらと見えてましたが頑張って読んでません。
タイトルからはフランスの映画かなってことは推察できますね。Dekiru = できる、なんでしょうね。日本人的風習の話なのかしら…。まずは軽めなところから読んでみましょう。

観たかった映画が見れて大満足!僕も上映します。
この映画が見たかった。

なるほど、「この映画が見たくて来た」という方が多かったとはGSFF代表の西村さんからは聴きました。前評判が相当よい…というのは、あらすじ考えるうえでプレッシャーです。自主上映するっていうんですから、相当ですよね。どちらで上映されるのかわかりませんが、ぜひ告知を共有していただきたいところです。

生き方そのものを見直す言葉もあり、
思った以上に深いテーマの作品でした。

おぉ〜、それはすごい!はたしてどんな方が話された、どんな言葉なのかしら…。合わせてこんな感想も寄せていただきました。

SDGsは聞いたことがあったけれど、詳細は知らなかったので、
説明が聞けて勉強になりました。

恐縮です。なるほど、SDGsがテーマに関連しているのは理解しました。さて次の感想は、、、

誰かに押しつけられるのではなく、
自分のできることをすることができる”私”になりたい。

自主的な行動、それもできる範囲でっていうのがいいんでしょうね。そしてなんであれ、“行動できている”という気持ちは自分に還ってきますものね。

何かを変えようと思ったら、まず「自分が変わること!」からはじまる。

変化を“他人まかせにしない”ってことなのかしら。なにかしらの変化を促される要素がこの映画にはあるんでしょうね。

パーマカルチャー!! 地方性を感じました。ふつうだと思ってました〜

ほぉ、これは…。この方の「ふつう」を読み解くのが、今回のあらすじ考えるうえで肝になりそうですね。“dekiru”と表されている日本人的感覚?をこの方は意識することなく「ふつう」に実践されている、と読みました。「地方性」もちょっと読み解くのが難しいですね。なんか“dekiru”ことには、地域色が反映されるんでしょうね、きっと。で、それがパーマカルチャーに通じる…?

ここで、内容に関して不満の方の声も紹介しましょう。

最後に登場した政治関連は、
SDGsからハズしてしまったように感じます。(残念)
西日本だけというのも微妙。

どこの国でも政治家の発言が往々にして生活者の気分を反映していない、っていうのはありますよね…違う? あれ、先ほどの方がいっていた「地方性」は、西日本的な何かなのかしら。なお、映画とは関係ありませんが、

お弁当が良かった。

とのコメントも。どうもありがとうございます。

さて最後はやはり好意的な感想で締めたいと思います。

等身大で、ひとりひとり(しかも日本人)が
できることをやっている様子を見られて親近感が湧きました。
「エライ人」「スゴイ人」として紹介されていないのがよかったです。

ふーん、やっぱり「日本」でのことがテーマになってるんですね。私たちが自然とできていることなのかな?

以上の感想から考えた、勝手なあらすじはこちらです!

逆引きvol_1

西日本出身の山本さんはフランス在住の日本人。フランス人の友人を家に招いては、自分が食べて育った西日本の郷土料理をふつまうホームパーティを開催。金継ぎされたお皿に振舞われる、自家製味噌や“だし”を使った料理、発酵から生まれる日本酒などに興味をもった友人たちが、山本さんとの会話や家中にある“日本的なもの”に持続可能な社会への可能性を見つける…。

どうでしょう? 正直パーマカルチャーとかを反映させるのが難しかったんで、食生活みたいなところで逃げてます…すいません。ともすると、妙に肯定されることで勘違いしてしまいそうな感じがある、というのが感想から読み取れたんで、若干、手前味噌なかんじもしなくはないですがこんな感じで考えてみました。あ、政治関連って反映させてないですね。。。
正解はこちらをご覧になってくださいませ!

「Dekiru - C'est possible - Le film ・できる - セ・ポシブル」

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