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イタリアで子宮内膜ポリープ手術した話、その4【最終回】

こんにちは、タケディーナです。
今回でイタリアで子宮内膜ポリープ手術した話、その4。最終回になります。
ご興味のある方はご覧ください。

🏥

いよいよ手術

着替えて病室でまち。

少し時間あるかと思い、のんびりしていると、わりとすぐに呼ばれました。先生の事前の話では、昼前くらいの手術と言われていたので、だいぶ早いお声がけでした。

部屋の前に既にベットの台車が来ていて、2名のスタッフがお出迎え。

はい、ここに寝て!
(ブランケットかけられ、着たばっかのものをすぐに脱ぐことに)

名前など、諸々確認事項。
(カルテへの記入は、患者の上で書く人たち)

じゃ、行くよ〜!
という、怒涛の出発でした。

歩いてオペ室まで行くのかなと思っていたので、ベットで迎えに来た時は、なんかドラマとかで見るやつ!って思いました笑

厳かに迎えに来てもらっちゃってすみません。

🏥

オペ室に入る前にまた確認が色々あり、口頭でも何科の手術をするか確認。準備室的なところで待たされました。
(ここでも、カルテへの記入は患者の上で書く人たち)

機械をつけられて、心拍の確認や、点滴をされました。
この時に、あったかい毛布??的なものをかけてもらって、
これが、ほわ〜っと暖かくて良い感じでした。

ホワホワウトウトしているうちに、オペ室へと運ばれました。

入ると、予想外に6人くらいいました。
看護師さん、麻酔師さん、主治医さん、色々紹介されました。
全然覚えてないけど。

日本人って言ったら、
麻酔師さんが、ジョークで同僚のことを

この人太ってるから「スーモゥ」だね😉
って言っていた。

緑の着てて、スーモって言ったら、あの不動産のキャラクターか???
って勝手に思ったのですが、
普通に考えたら、お相撲さんのこと。

そりゃそうだ、スーモ知ってたらすごいぞ。

相撲と言われた同僚は、太ってるなんて失礼だぞ!
と、小競り合いがオペ室で始まる。

この時はまだ「スーモゥ」が相撲のこととは気づかず
私の中では、あのキャラクターのスーモはイタリアでも有名なのか?と頭をぐるぐる。
そしてあっという間に麻酔をかけられ、気がつくと手術は終了していました。

起こされたのは、オペ前にいた準備室のところ。
しかし、麻酔あけのボヤボヤ。
手術した記憶なんぞない私。
まだ、記憶はスーモについて考え途中(←どんだけ考える 笑)

麻酔が切れきっていないボヤボヤ頭で
対応してくれた若い看護師さんに
スーモって知ってますか?緑の丸いやつ。とか聞く始末。

もちろん、
なにそれ?知らない笑 
と言われました。

そりゃそうだ。

でも、ふわふわした記憶の中でもイタリア語で質問できた私を褒めてあげたいと思います(←そこ 笑)

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病室に戻り、点滴終わるまで休んでてと言われ、寝かされました。
何かあれば、呼び出しボタン押してね、と。

ベットに横になるとこの呼び出しボタンが頭上に。

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これ動かせなくて。
ちょっぴり邪魔でした。

手を伸ばせば届くから、ある意味理にかなっているのか・・・
日本は壁側に付いてますよね。
同室のちょっとご高齢のセニョーラは手術を先にしていたようで、既にお戻りでした。

軽く挨拶して、少し寝ました。

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少し寝たところで、喉が乾燥しまくりカピカピで起きました。
喉が渇いて仕方ないと、飲み物持ってくればよかったと隣のセニョーラとお話ししていたところで、軽食が来ました。

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甘〜いお茶と、ラスク的なもの。カピカピな口に乾燥ラスク。
甘いお茶もより喉の渇きを促してくれて、得た水分は全部ラスクに持ってかれました。

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点滴途中で、トイレに行きたくなりました。

限界を迎える前に看護師さんを呼んで、トイレに行きたいと言ったら点滴終わるまでは動かせない。我慢するか、そこで排泄用のボールみたいなのにするか。と言われました。
尿瓶の事かもしれませんが、こちとら、お尻の辺り血だらけですけど笑

究極の2択を迫られ
我慢すると言いました。

日本なら点滴持たせて、行かせてくれるのに。
イタリアの点滴はベッドに固定。
なぜだ。

同室のセニョーラにも同情され、しばらく我慢してましたが私の膀胱は限界を迎え始め、点滴が終わりかけの頃にもう一度呼びました。

そしたら、今度は優しい看護師さんが来てくれた!
ラッキー!!
女神!!

トイレに猛烈に行きたい旨伝えたら、すんなり良いよと言ってくれました。

麻酔がまだ効いているかもしれないから、ゆっくり起きてね〜
と優しく声をかけてくれました。

術後、どれくらい出血しているかも確認して問題ないね!
と言われました。

この雲泥の差の対応。
よく人により対応が異なりますからね。
とりあえず、難は逃れたので良しとします。

🏥

しばらく待っていると、先生からの説明。

手術の内容を口頭で高速説明
書類を渡されました。その後、出血の様子を確認。

早口で(私のレベルでは)理解不良なうちに、
問題ないね!と終了。

病理検査の結果は後日取りに来る様に言われました。


もっとその場で聞き返せれば良いんだけども、聞き取ることで精一杯で、後から色々と思うんだよな〜と毎回反省です。

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夫に終わったと連絡して、迎えにきてもらう事にしました。

着替えるも、点滴のチューブが邪魔で当たると痛い。。。

同室のセニョーラも痛かったらしく、着替えるのに外してもらえないか看護師さんに聞いたら、
出口で外すから、そのまま着替えて〜と言われました。

まあ、何かあった時にすぐ点滴とかできる様になんでしょうけど。
とりあえず、2人で痛い痛い言いながら着替えました。

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点滴でめっっちゃ手が浮腫んでいる。

点滴チューブ外した後、まあまあ雑に処理していただきました。

とった点滴から、ちょっと血吹き出しましたけども・・・笑

点滴って中まで針かと思ったら、動いても大丈夫なように細いチューブなんですね〜。
確かにそうじゃないと危ないですよね。


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表。
モリモリコットンが、イタリア感。
浮腫み半端ない。


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裏。
しっかり止めてくれてありがとう。


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動いたからか、内出血しとる。


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帰ったら、体に張り付いていたもの達。
剥がし忘れ。
そんなところもイタリア感満載。

🏥

手術は午前中のうちに終了。
とりあえず、数日は安静にしてましたが、経過問題なしでした。

そして、わりとすぐに生理が来ました。

そういえば、日本では子宮伸縮の関係で、生理の日程に合わせて手術するって聞いたことある。
イタリアではそんなこと聞かれなかった。
細かいこと気にしない。


後日、病理検査の結果取りに行った時、
並ぶとこ2回間違えて、2回とも同じオバさんに怒られて理不尽な思いしましたが、コレも経験。

色々と貴重な体験となりました。

🏥

余談。
前にワクチン注射した時、
絆創膏貼るって言われて貼られたものが、ただのテープだった。

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テープのみ、初体験。

いつもモリモリのコットンはどうしたのかな。


🏥


それでは皆さんも、お身体にはおきをつけてお過ごしくださいね。

私はそんなこんなありながら、元気に過ごしています。

Ci vediamo!

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