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絵を描いて逃げ果せた四半世紀

武田侑大


はじめまして、イラストレーターの武田侑大です。

普段はフリーで依頼された絵を描いて、それに対してお金をもらって生活しています。こちらのnoteでは、普段の雑多な思考や調べたことのまとめ、twitterの140字では収まりきらないような冗長でちょっとダサかったりするような文章も気にせず書いていければ良いなと思います。

記念すべき最初のnoteの投稿、いい文章を書くぞ〜!と息巻いておりますがそもそも初めて絵を描く人が「いい絵を描くぞ〜!」といっていい絵を描けるわけない、というのは自明の理ですので、まずは落ち着いて深呼吸してから、線をスーッと一本、シンプルにまっすぐ引くような感じで文章を書いていけたら良いなと思います。(線をまっすぐ引くのはかなり難しいです。)

まずは最初ということで、僕の自己紹介をさせてください。なぜイラストレーターになったのか、といったところをなるべく簡単に。

誕生から大学入学まで

1994年10月、愛知県の日進市という大変住みやすい町に生まれました。SONYがPlayStationを発売する約2ヶ月前のことです。

真面目で人間味の溢れる両親のもと、やや平均以上の愛情を受けて、自己肯定感を高い水準で維持しながらすくすくと育ちました。

中学を卒業して、菊里高校という素敵な学校に入学したところまではよかったものの成績は常にクラスのほぼ最下位。このままでは大学に行ける気がしない...どうしよう...と悩んでいたところ、なんとデッサンが入試科目にある総合大学を見つけました。

絵を描いたら点数がもらえるって本当ですか!?と舐めた態度で受けたのが

「名古屋市立大学芸術工学部産業イノベーションデザイン学科」

いつ見ても長い名前です。

小さい頃から絵を描くことが好きだったので全く絵を描いたことがない人よりは絵が描けました。もちろん美大を目指している受験生には太刀打ちできない実力でしたが、勉強面で落ちこぼれ気味だった自分にとってはデッサンの練習時間が受験勉強になるなんて!と陰鬱な受験勉強生活に差し込んだ希望の光でした。

そしてなんとか大学に合格するのですが、試験は「数学・英語・デッサン」の3つで僕は数学と英語ともに合格者最低点だったのでデッサンがなければ確実に不合格でした。

イラストを描くようになるまで

デッサンの得点を味方につけなんとか入学した僕は、「大学は勉強する場所である」という大前提を大いに忘れ、特に美術史や人間工学、物理などの今ならば倍の金額を払ってでも受けたい座学はほとんど聞かず、学期末テストのためだけに勉強をして、そして学科のプロダクトデザインやCGは甘噛みでかじり、大学生活をぬる〜く過ごしておりました。

よく聞く「もっとちゃんと大学で勉強しておけばよかった!」というやつです。ものを作ったり絵を描いたりする実技は一所懸命やっていたんですが、それでも当時の自分は自他共に認める「腐りかけ」でした。

そんな怠惰な大学3年の春、製作会社で働く先輩に「細かい絵描くの得意だったよな?」と声をかけてもらい初めてイラストのお仕事をしました。


声をかけてもらうきっかけになったのがこの作品。細かい絵描くの得意そ〜

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オノマトペをたくさん描いてまとめる、オノマトメという2013年の作品の一部です。オノマトペではない「ぱみゅぱみゅ」、モンスターの「フルフル」なども混じっていて楽しい作品でした。

こういった落書きをいつ描いてたか、まさに座学などの「当時の自分にとってつまらない時間」をフル活用していました。その勉強、のちのち絵を描くときにとっても役に立つよ、、、


とはいえ初めて仕事としてイラストを描いた!今まで趣味で描いてたイラストだけど、依頼されて描くのも全然嫌じゃないしとても楽しいぞ!という気持ちの芽生えに加え、周囲のみんなは就職活動という恐ろしい謎の活動をはじめていた頃だったので、僕はまたイラストという存在に希望の光を見出しました。

もしかしたら自分、、イラストレーターになりたいかも!

そして半分、いやほとんど逃げるようにたくさん絵を描いたり、バイトで貯めたお金で月に一回東京に行ってギャラリーを巡ったりなんやかんやしているうちに、在学中にお仕事がもらえるようになり気がついたら卒業後は東京でフリーのイラストレーターになっていた、、!というざっくりとしたお話です。

大学を卒業する際にも一波乱(留年)あったのですがそれはまた別の機会に。


ちなみにその初仕事が「中日ドラゴンズのイベントのポスターやパンフレットの背景の人物やロゴのドラゴンを描く」というものでした。ビギナーズラックが過ぎる。時間もかかったし大変だったけどとても良い経験でした!

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こんな感じで「絵で現実逃避してたらいつの間にかイラストレーターになれててうまくいった!」的な感じで締めてもいいんですが、実際は大学受験も親の支えや友達の存在に恵まれすごく頑張って勉強していたし、大学もかなり怠惰だったけどなんとか最後踏ん張ったからこそ卒業できました。学生だった頃にたくさん優しくしていただいた東京の皆さんのご恩も忘れません。

何より自分は絵を描くのが好きだという強い自覚があったからこそ安心して絵に逃げられたんだと思います。

イラストレーターとしてはまだまだ絵も未熟でやりたいこと、描きたいことたくさんある中途半端な僕ですが、たまにこうやって文章も書いていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

ではまた!

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