西本願寺の『唐門』を見に行った話。
皆様、こんにちは。
いい機会かなと思いましたので、お蔵出し写真を投稿します。
本当ね…京都の方達(警備員さん)のね、時間厳守さはスゴいなって。
(遠い目)
あと、超個人的趣味の元、作成してます。(キリッ!!)(`・ω・´)
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
今日この話をしたのには、以前、舞台作品で『楚漢戦争(項羽と劉邦)』にまつわる物語を観劇したことがありまして。
※最後にご紹介します。
その際、かの有名な軍師・呂尚(太公望)と並ぶ兵法の祖『黄石公』と始皇帝暗殺未遂の後、流れ流れて劉邦の有能な部下となった、軍師『張良』が登場したんです。
『黄石公と張良』―――二人の出会いの物語は、御伽草子や能・幸若舞※で有名でして。
※みんな大好き敦盛なんかが有名だよ。
また、日本の寺社の彫刻にも取り上げられてます。
・・・そういえば、この二人の話、京都のどこかで聞いたことあるぞ?
西本願寺「唐門の一部、公開できるようになったやで※」
※2021年12月時点
わい「・・・いざ上洛!!」
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
と、いうわけで。西本願寺。
門前にいた警備員さんと軽く挨拶を交わして、中へ。
私「すいません。唐門だけ撮影したいんですけどいいですかね?あと場所どこですかね…?」
警備員さん「いいですし、この左奥ですけど…お姉さん何で来はりました?タクシー?電車?ここから駅の行き方分かりはります?😊」
(閉門20分前の腕時計見せながら、何かくどくど言い始める)
私「あっ、大丈夫です~!!!この辺慣れてるんで、大丈夫です~!!!お気遣いなく~!!!あと、用事も5分で終わるんで!!この左奥ですね!?!?色々ご無礼働いて申し訳ないですぅ~!!!ご親切にありがとうございました!!!用事終わったらとっとと帰りますんで!!!では!!!!行ってきます!!!😊」
なんだろう。私の知る京都って、だいたいこんな感じ。
もう一人、やせいの けいびいんさんが とびだしてきたけれど。
仕事の邪魔しちゃいけないと思ったので、会釈かわして、唐門へ。
急に雪が降ってきた。
桃山時代の豪華な装飾彫刻が施された檜皮葺・唐破風の四脚門。
その彫刻や色彩の艶やかさに、目を奪われ、時が経つのを忘れそうになる事から、別名『日暮門』とも。
彫刻には、孔雀・唐獅子・麒麟などの聖獣たち。
そして、2つの中国由来の『物語(故事)』が施されている。
世俗的な立身出世を避け、高潔な心でいることの故事――『許由巣父』
反対に。
苦労を身をもって体験し『学び』を得て立身出世する――『黄石公と張良』
なお、だいたい『黄石公と張良』の話をまとめると、こんな感じ。
『苦労なき出世はない』ということなのか。
『若いときの苦労は、買ってでもしろ』ってことなのかな。
そりゃ…簡単に手に入るモノは簡単にすり抜けていきますからねぇ。
一昨年の撮影なので、もう完成してるかな。
なお、ちょっとお隣の(広範囲)『東本願寺』もオススメ。
両方とも、お寺だからね。
夏、涼しいし、畳が気持ちいんだって!!!
休憩にもってこいの場所です。
京都駅からも比較的近く、徒歩でもアクセスできますので(西本願寺は気持ち遠いかな)京都にお越しの際は、是非立ち寄ってみてください。
時間の余裕をもって。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
最後に。
そんな『黄石公と張良』が出てきた作品というのが。
DisGOONie Presents Vol.5『Phantom words』
黄石公役を田中良子様が。
張良役が鈴木勝吾様が。
それぞれ演じておられました。
一言だけ感想を言うと『Phantom words』で、お二人だけで演技するシーンは凄かったです。
更に、DisGOONieで脚本・演出を手掛ける西田大輔様の新作。
舞台『Arcana Shadow』
本日7/1より7/9まで東京・サンシャイン劇場にて開幕しております。
時は、京都・平安時代。
謎多き陰陽師・蘆屋道満を中心とした陰陽師物語。
ご興味ある方は、一度覗いてみてください。
ここまでのお付き合いありがとうございました。
次回の投稿でまたお会いしましょう。
この記事が参加している募集
お気持ち、ありがとうございます。 頂いた気持ちは、自分の原動力に変えるだけでなく、他の誰かの気持ちを支える活動に使っていきたいです。