思い出と冒険をした話。
※写真撮影可の展覧会です。
子どもの頃、本を読むのは苦手だった。
一般的な娯楽で遊べない代わりだったり、"読まされるモノ"の認識が強かった気がする。かといって活発な子でもなかったけれど。
”もの思い”に耽ることが多かったなと。
ただ、気に入った作品は自分でも驚くほどくり返し読んでいた。
この展覧会は数少ないお気に入り作品のなかでも思い出のある作品。
『エルマーのぼうけん展』
ある意味原点回帰。
『エルマーシリーズ』は9さいの男の子『エルマー』が、ある日助けた野良猫から孤島のジャングルに囚われている子どもの竜『ボリス』の話を聞き助けに行く所から物語が始まる。
エルマーのまじり気ない博愛と好奇心と行動力。
困難に立ち向かう勇気と難題を自力で解く知恵。
エルマーもボリスもお互い協力しながら成長していく、そこが作品の魅力。
児童文学の金字塔『星の王子さま』が『内省』に重きを置く物語なら、『エルマーシリーズ』は『行動』に重きを置く冒険物語かと。
かといって、人として大事な部分を蔑ろにしていない。
『思考の違う他者といかに争わず問題解決に導けるか』
(エルマーのぼうけん)
『半可通で他人を物事を判断してはいないか』
(エルマーと16ぴきのりゅう )
他民族のサラダボール、未開を開拓してきたある意味THE・米国文学。
改めて作品を見返すと『こんなあっさりだったかな』と。特に最終巻。
もうちょっと別れを惜しもうよ(笑)
それを考えると、当時の思い入れというか想像力って逞しかったのだなと、少々思い出補正。
子どもだけじゃなく大人も楽しめる冒険譚。
明石市立文化博物館で今月19日まで。
*編集後記*
\イージードゥ◯ンス!!/※朝の挨拶です。
ビビって行動しないことを言い訳にしてはいけない。バンバン行こう。
後の性癖を形造ったと言ったら過言だけど、好きになる作品の『土台』を作ってくれた大切な物語。(小林さんちのメイドラゴンとかDODとか)
異種間コミュニケーション。ボリスみたいな友達いいなぁ。かわいい。
『ゴジラ(特撮のDNA展)』を開催してくれた博物館で『エルマーのぼうけん展』はエモい通り越して童心に帰るんよ。
時間帯的に遅い時間を選んで行ったけれど、小さい人が多かった。
(小さい人を撮る大きい人も多かった)
人疲れはしたけれど、ちゃんと読み継がれてるんだなと思うと…ニコニコしてしまうね。(*´꒳`*)※性癖の問題は置いておいて。
あと、もうひとつ思い入れのある作品がありまして。最後にそれだけ紹介。
たかしよいち先生監修の『まんが世界ふしぎ物語』
これはいまだに大好きなシリーズ。
これで『ミイラ』と『即身仏』のつくり方を学ぶのよ。
※現代だと犯罪です。
あとこれを『骨壺』にしてほしい。
『遺言』です。※本気です。
ご覧いただきありがとうございました。
今日もいい一日をお過ごしください🐉
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