母の施設でコロナ
昨夜母から電話がありました。
いつも同じテーブルで食べている方がどうもコロナになったらしい、
だから部屋から出られないことになった、
ということでした。
「妹にも、施設から出られないと伝えておいて」
と言われたので、妹にはLINEで伝えました。
母の通院計画に影響が出るかもしれませんが、
金曜日に整形外科に連れて行っておいて良かったと思いました。
そして今日。
お昼頃に母から電話がかかりました。
「歩、なんか(施設のスタッフさんが)すごく大変そうなのよ。
私も何だっけ?検査したけど、どうもなかったわ」
「陰性だったのね。良かった~!」
「お食事はお弁当なんだけど、美味しかったわよ」
「それはなによりね(^_^)」
母と話しているところに、ちょうど
スタッフさんがお弁当箱を取りに来られたようです。
母とスタッフさんがしゃべる声が聞こえてきました。
「・・・という感じなのよ。分かった?」
と母。
いや、さすがです(^_^;)
「でもまあ、お母さん、部屋から出られなくても
数独とか折り紙とかいろいろすることはあるでしょ?」
「それは大丈夫よ(^_^)V」
「それに、窓が大きくて景色もいいから、閉塞感はないよね?」
「そうなのよ!今日もね、鳥が何百羽も田んぼに来ててね、
そりゃあすごかったのよ!
向こうの方には○○山も見えて、とてもいいわ!」
眺めも日当たりもいい今の部屋を選んでくださった
ケアマネさんには、本当に感謝です(^_^)
母から頼まれていたパンを明日持っていこうと思っていたので、
そのことも聞いてみました。
「とにかくみんな大変そうだから、もうちょっと落ち着くまで大丈夫」
とのことなので、届けるのはしばらく見合わせることに。
最後に母が言いました。
「あのね、誰もいないときにね、少しドアを開けて廊下を
ちょちょっと見るの。
これは見ておかなくちゃと思ってね(^_^)V」
「お母さんも野次馬だねえ・・・」
野次馬根性をしっかり発揮している母。
いや、さすがです・・・(^_^;)
その後施設からも、入所者さんにコロナ感染者が出たと
連絡がありました。
電話をかけてきてくださったのはいつもの受付の方ですが、
たぶん日曜日はお休みだと思います。
(いつか日曜日に行ったらいらっしゃらなかったので)
背後では別の電話が鳴る音も聞こえてきました。
動けるスタッフさん総出で対応にあたられているのだろうと思うと、
本当に頭が下がります。
しばらく施設の方もてんてこまいなのではないでしょうか。
コロナに感染した方が軽くてすみますように・・・。
そして早く収束しますように・・・。
夕食後、母からの頼まれものを一つしました。
父は長年、『文藝春秋』を読んでいました。
父が読み終わると、母も読んでいました。
父が亡くなった後母に聞くと「読む」というので、
今は母のために『文藝春秋』を届けています。
分厚い雑誌なので全てを読んでいるわけではなく、
その中から読みたいところだけ選んで読んでいるようです。
あれほど読書が好きだった父が、最後の方は読めなくなっていました。
母がまだちゃんと読書できていることに、私はほっとしています。
・・・すっかり前置きが長くなりましたが(^_^;)
母に頼まれたのは、『文藝春秋』の藤原正彦さんの文章が好きだから、
そこを切り取って持ってきて欲しいとのこと。
何度も読み返したいそうです。
そこで、カッターで該当部分を切り取り、ホッチキスで留めました。
これも明日持っていく予定だったのですが、
持って行けなくなってしまいました。
早く、パンとともに届けられるといいなと思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?