田舎の実家を貸すハードル
こんにちは！訳アリ投資家タケダです。
いつも築古の戸建てのことを考えていますが、ある時ふと思いました。
そういえば、自分の実家が半分空いてるじゃん。
賃貸してみようか考え始めました。ところが、何となく心理的なハードルがあるんですよね。せっかくなので、このハードルがなんなのかまとめてみようかと思いこの記事を書いています。
この話しは進行中でどういう結末に落ち着くのか予想できませんが、ことあるごとに書き足すのも面白いかなと感じています。
タケダの実家
実家は静岡県浜松市にあります。浜松市自体は大きめな地方都市だと思いますが、僕の地元は市の中心にある浜松駅からは遠く、かといって浜名湖だったり、新幹線の工場があったりといった人が多く訪れたり住んでいる場所に近いわけでもないというなんとも中途半端な場所です。
航空自衛隊の基地やうなぎパイ工場は近いですが、農家も多い地域です。
生前は祖父母の住居だった3DKの平家部分と、僕が育った5LDKの２階建てがくっついていて、正面から見ると横に長い建物の左が平家、右が２階建てとなっています。玄関はそれぞれにあり、内部では普通につながっています。
父も他界したあと母は一人で住んでいるのですが、数年前に入院して帰ってきてからは、それまで住んでいた２階建て側から平家の方に移りました。正確に言うと、「移し」ました。理由は２つです。
道路からは平家の方が近く、母自身も訪問看護の方も行き来しやすい。
性格上、モノを貯めこむので、ほぼゴミ屋敷化した家を片付けたい。
本音は２番目、建前が１番目です。
それはさておき、建物は全体が築35年ほどの木造です。駐車場というか庭は広いので、普通車が10台くらい停められる広さはあると思います。ただ、奥に長い形です。
空いている実家
２階建て部分には誰も住んでいません。
少し木部が腐食したり、シロアリ害があったり、水漏れがあったりしています。最も大きな問題に見えるのは、モノが詰まっていることです。
でも改めて考えると、僕はこのどれも取り組んだことがあり、まったく目新しいことではないです。むしろ、築40年未満、これらの問題があったとしても、他人の家であれば喜んで再生しようとするはずです。
実家の賃貸を考えてみるも
せっかく気が付いたので、賃貸に向けて状況を整理してみようかなと思い始めました。冒頭に書いた通りです。
思いついた当初は名案だと思ったんですが、これがなかなかやる気にならない。思考がそっちに向かないんです。しばらくしたところで、
もしかすると、この感じが世間の空き家が表に出てこない理由なのかも？
と思い始めました。
気が向かない理由で思いついたものを挙げてみると、
少なくとも僕にはゴミに見えるもののどれが不要かを母に聞いても、すべて必要だと言う
僕自身も捨てる意思決定を延期しているものを実は実家に置いている
貸すには平家と２階建てを壁で隔てるリフォームが必要
内部を区切った連棟になった後、もう一方に入居者が来て母ともめないか
小さい頃から良く知る近所の人が何と言うか
他人の家であれば思い入れもなく、近所の人も知らないので、思い切ったことも踏ん切りがつきます。残置物なんて問答無用で捨てられます。
しかしこと実家になると、要不要の判断を自分がしないといけません。周りの人はだいたい知っていて、この閉じた世界にどんな人が入ってくるかもわかりません。
そんなことに気をもんでしまうんですよね。
僕の実家の場合は母がまだ住んでいるので、その段階で貸家を検討するのは特殊かもしれません。でも、空き家を相続する人たちもそこで生活した時期がある場合が多いと思います。その点、僕のケースと比べても、近所の人たちとのことは変わりません。さらに空き家を手放すには、中にあるモノを捨てる決心も必要です。
やっぱり空き家を相続した人たちも同じように決断を先延ばしているんじゃないかと思います。
相続したばかりの頃は意識が向いても、そのうち放置されていく。そうこうしているうちに建物はさらにぼろくなり、、、
ボロ戸建を見に行くと、「なんでこんなになるまで放置しちゃったんでしょうね？！」なんて仲介さんとよく話します。
あ、まさにこれだ。と思いました。
まとめ
僕は、一般的な考えと比較しても、実家への思い入れが小さい方だと自覚しています。それでも無意識に決断を先延ばしています。
それは思い入れ以外にも近所のこととかが頭にあるからだと思います。
何か解決策があるかというと無く、これがどういう顛末になるかはわかりません。大きな声では言えませんが、そもそも調整区域でもありますし。。。
また進展があれば記事にしてみます。乞うご期待（笑）
ではまた！
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