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【落花生と大豆】地域によって変わる節分の文化!
みなさま、お疲れ様です!
さっそくですが、節分といえば、大豆?落花生?
あなたの地域では、どちらを撒きますか?
落花生は、ピーナッツとも呼ばれますが、私たちの生活にとても馴染んだ食べ物では、ないでしょうか?
今回は、落花生のご紹介から派生して節分についてまとめさせていただきます。
僕の住む長野県では、落花生と大豆、両パターンあります。
我が家は、大豆を撒きますが、長野県は、落花生を撒く方々が多いようです!
また、撒いた後の片付けを考慮し、からつき落花生や小分け包装になっている煎り大豆を使う家庭も多いようです。
そこで今回は、
・なぜ節分に落花生/大豆を撒くのか、知りたい方
・え、私は、大豆を撒いているけど、落花生の人もいるの?という方
・節分ってそもそも何?という方
へ向けた記事になります。
それでは、いってみましょう!
落花生とは?
節分を語るのに大豆じゃなくてなんで、落花生を語るのか。という方もいらっしゃるかと思いますが、次章の節分の由来でその謎が解けるのでまず、落花生について、まとめさせていただきます。
落花生(英語: peanut)は、マメ亜科ラッカセイ属の一年草(一年以内に生長して開花・結実して、種子を残して枯死する植物)です。
どんどんいきます!
続いて、名称です。
落花生、ピーナッツ、南京豆、唐人豆、異人豆、長崎ではローハッセン、山口県では俵豆、沖縄ではジーマーミーなど、たくさんの呼び名があります。
18世紀に中国の南京から伝わったと言われているため、上記の南京豆のような名前もついております。
現在でも中国が世界最大の生産国でインド、ナイジェリアと続いております。我々日本は、50位付近です。
そして、世界で落花生を一番消費している国は、中国に続き、アメリカです。
落花生/ピーナッツは、全生産量の約60%がピーナッツバターの製造に使用されているようです。
そうなると消費している国にアメリカが入っていることに納得いくでしょう。
さらっと、落花生の知識を蓄えた上でお待ちかねの次章にいきます!
節分の由来
節分(せつぶん、せちぶん)は、雑節(季節の移り変りをより的確に掴むために設けられた特別な暦日です。)の一日で季節の始まり(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことを指します。
季節を分ける という意味を持っております。
そして、江戸時代以降は、立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指すこと場合が多いようです。
なんで、2月4日なの?ってことですが、
旧正月と呼ばれる一昔前は、2月4日辺りが元旦だったようです。
したがって、旧暦12月末日(大晦日)と立春前日の節分は、ともに年越しの日と意識されていたことになるそうです。
今も節分を「年越し」「年取り」と呼ぶ地域があるのはこの名残であります。
そして、季節の変わり目には邪気(鬼)が現れると信じられていたため、それを追い払う風習として悪霊ばらい行事が行われておりました。
これは、平安時代頃から行われている「追儺(ついな)」という宮殿における年中行事で疫鬼や疫神を払う儀式です。
思い返せば、節分の時に豆を撒くときに
「鬼は〜外!」
「福は〜内!」
と言いませんか?
考えると理に叶っているのでなかなか由来を考えないですが、なんで鬼なの?と考えるとより面白くなってきます。
節分という行事の由来とされる中国では、節分が年越しの儀式だったそうです。
日本では、室町時代に形を変えて落花生から豆を撒くようにもなったそうで、これは「魔滅」(まめ)に由来しています。
鬼の目である「魔目」を滅ぼす力を持つ「魔滅」=「豆」となったとあります。
まさかの音が一緒だからという理由で「豆」が登場するとは、思いませんでしたw
しかし、「豆」は、当時の日本人の生活に欠かせないもの「力が宿る」とされており、これを「穀霊信仰」と言っていたそうです。
その中でも「豆」「米」は、神聖な存在として鬼を払う力があると信じられていた事から節分に豆を撒く風習がある地域があるということですね。
歴史を辿っていくとより理解が深まりますね!
地域によっての違い
北海道や東北地方、鹿児島では、落花生を撒くという回答が多く、その他の地域は、ほとんどが大豆です。
日本全国で考えると大豆を撒く方が多い現状です。
また、豆まき意外にも「節分鰯(いわし)」を食べたり
奈良県の大和高原地方では、鰯をアラメ(わかめ)で巻いた「め巻き」を食べたり
島根県でナマコを食べたり
遠州(静岡)から三河(愛知)にかけては、なた餅というきな粉をまぶした餅を食べる習慣があるそうです。
また、節分蕎麦としって大晦日の年越し蕎麦の文化が残っている地域もあります。
節分だから豆を撒きましょう!ということだけでなく、他の食べ物を食べる習慣があることも抑えておきましょう。
そして、やはり、風習どうりに縁起よく豆を撒きたい方々は、冒頭でもご紹介させていただきましたが、掃除を考慮し、から付き落花生や小分け包装された煎り大豆を撒いてみるの良いかもしれません。
まとめ
雪の降る寒い地方で節分の豆まきは、大豆ではなく落花生を用いることが多い。
また、歴史的な背景では、落花生から大豆に変わっていき、両方が残っている。
若い世代では、「チョコ」や「あめ玉」、「ミルキー」を撒く。
もはや、思いのままにとりあえず、「何かを投げること」を重視しているようですね。
「鬼は、外へ、福は、内へ」
邪気を払ってたくさんの福を呼びましょう!!
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