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レーズンとは? 知ってる様で知らない秘密

よくスーパーやお土産屋さん、コンビニなんかでも目にするレーズン。
ドライフルーツといえば、”レーズン”をイメージしやすいほどなのかもしれません。

そんな大定番のレーズンですが、意外と知らない歴史や産地、特徴から栄養素、健康への効果までご解説させていただきます。

今回は、こんな方へ向けての記事にになります。

・レーズンって身体にいいの?甘すぎないの?と思ってる方
・よく見るけど別に買おうと思わないよという方
・簡単にエネルギーチャージできるものを探している方

もう知ってるよ!という方も必要なところだけ読み飛ばしてOKです!

それでは、いってみましょう。

レーズンとは? 歴史について

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レーズン(干しぶどう)は、読んで字の如しぶどうを乾燥させたもので生のぶどう1㎏からできるレーズンはわずか200gほどです。
そして、面白いのがレーズンの歴史です。
実は、かなり古い歴史をもっております。
紀元前6000年前、ぶどう畑で自然に乾燥された一粒のぶどうがたまたま偶然に発見されたものが人類が初めてみたレーズンとされているそうです。
そして、古代フェニキア人とアルメニア人がギリシャやローマにレーズン交易をしてその当時レーズンは非常に貴重な食物として珍重され、一人の奴隷と二壺のレーズンが等しい価値だっそうです。お金として使わせていたとの情報もありました。
それは、糧食として栄養価が評価されていたのだと思います。

もっと詳しくしたい方は、カリフォルニア・レーズン協会のこちらのページをチェック!

レーズンの産地や特徴

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レーズンはぶどうの産地や原料によっていくつかの種類に分けられています。

日本における主なレーズン輸入国はアメリカ(約40%)であり、国内で流通しているほとんどがカリフォルニアレーズンです。実際に弊社の通販で販売してるレーズンも大粒のアメリカのカリフォルニア産です。それに次いで、トルコやチリ、中国など各国からの輸入が続いている状況です。
そして、レーズンが一番輸入されているのかEU圏で世界の45%以上をEU圏で消費しております。
もうお気づきかと思いますが、ぶどうの種類によって何通りもの種類がありますが、多く市場に出回っているのは、以下の3つになります。

1. カリフォルニアレーズン

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名前の通り、アメリカのカリフォルニア州のレーズン。
日本で出回っているほとんどのレーズンはこのレーズンで比較的に安価です。
日本で写真などでよく目にするのもこの種類のレーズンだと思います。
甘さが強く、味、香りが濃厚、ねっとりとした食感が特徴です。

2. サルタナレーズン(ゴールデンレーズン)

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こちらは、トルコ産のレーズンで1, カリフォルニアレーズンよりも少し色が薄く、甘さもクセがなく、さっぱりした特徴です。

3. グリーンレーズン

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中国産で比較的高価なレーズンですが、僕はこれが一番好きです!
上品な味で甘さも少なく酸味を感じるスッキリした味わいです。
モスカテル種という品種の葡萄が使われております。

レーズンは、何にいいの?栄養素について

レーズンの一番の特徴は、ドライフルーツであるため、安全で保存性がよく、いつでもどこでも手軽に食べられるところです!

そして栄養素ですがまずは、こちらをご覧ください。
100gあたりの生ぶどうレーズンのカロリーと糖質量を紹介させていただきます。

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参考:食品データベース-文部科学省

レーズンは、乾燥することで水分が飛び、凝縮される分、カロリーも糖質も高くなります。
先ほど、歴史で触れましたが、「非常に貴重な食物」というのは、この点にもあると思います。また、今でもスーパーさんなんかでクイックエネルギーチャージなどとポップを出されてたりもします。
生のぶどうよりも持ち歩きやすくなり、且つ、カロリーも糖質も取れるとなるとやはり登山や運動時の栄養補給には、とても向いていると言えるでしょう。

続いて、その他の栄養価も見てましょう。

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参考:食品データベース-文部科学省

生ぶどうと比較すると、レーズンにはマグネシウムやカルシウム、銅、鉄分、食物繊維などが約5倍~10倍含まれています!
乾燥することで栄養価が約5倍~10倍にも跳ね上がるということですね。

健康効果は?レーズンって体にいいの?

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レーズンは、大自然の恵みを凝縮したドライフルーツで栄養価が高く、毎日の健康にとても役立ちます!

先ほどから触れている通り、レーズンは効率のよいエネルギー源になります。
その栄養価の約70%は、果糖・ブドウ糖を含み、これらは砂糖のしょ糖より吸収されやすいです。
そのため、アメリカでは、クイックエネルギー(即効性のある栄養食品)としてスポーツにも利用されています。
そのまま朝食やスナックに、登山やマラソンなどのスポーツに、レジャーの携帯食に、また保存性が高いため緊急時の常備食にも最適です。
加えて、この糖分は、料理の甘味料として使用できます。カレーの隠し味やポテトサラダ、サラダのトッピングとしても利用されてます。

是非、チャレンジしてみてください!
それでは、期待できる健康効果をみていきましょう!

1. 生活習慣病予防

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レーズンに豊富に含まれるカリウムには、余分なナトリウムを排出する効果があります。
ナトリウムは人体の生命維持に欠かせない重要な存在ですが、摂りすぎると高血圧症になり、脳卒中や心筋梗塞などのリスクも上がります。
レーズンを食べることで、カリウムが余分なナトリウムを排出し、高血圧をはじめとするさまざまな生活習慣病を予防できます。
またレーズンは他のドライフルーツと比較しても脂質が低く、コレステロール値が0であるため、日常的に摂取しても動脈硬化や肥満になりづらいと言わせています。

2. 酸化ストレス軽減

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レーズンには、酸化ストレス軽減に効果的な栄養素も含まれます。
がんや心臓疾患、糖尿病は日本の国民病といわれています。
生活習慣や環境要因などこれらの疾患の原因はさまざまですが、そのひとつに活性酸素が挙げられます。
活性酸素とは、ほかの物質を酸化させる力が非常に強い酸素のことを指します。
紫外線を浴びたり、酸化した食べ物を摂取したりして酸化ストレスを受けると、活性酸素が増えて細胞を傷つけます。
また体内の脂質の膜が活性酸素と結びつくと「過酸化脂質」を形成し、がんや免疫機能の低下、動脈硬化を引き起こします。
レーズンは強い抗酸化作用を持つポリフェノールを含むため、活性酸素の働きを抑え、これらの疾患を予防してくれます。

3. 貧血予防

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貧血は、ふらつきやめまいだけでなく、動悸や息切れ、倦怠感、疲れやすさなどの症状を引き起こすこともあります。
レーズンには鉄分や銅などのミネラルが豊富に含まれるため、貧血予防に効果的です。

4. 整腸作用

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レーズンには、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類が含まれます。
水溶性食物繊維は善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える働きがあります。
不溶性食物繊維は腸に刺激を与えて便通を整えます。
健康な腸を保つためにはどちらか一方のみでは不十分なため、2種類の食物繊維をバランスよく摂取する必要があります。
両方とも含まれるレーズン(水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の比率は約3:7です)には整腸作用が期待できます。

参照:The California Raisin Marketing Board

5. 夏バテ対策

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猛暑日が続く季節、熱中症や夏バテのリスクも上がります。
その原因となるのが、汗を大量にかくことで水分や塩分が失われ、カリウム不足の状態に陥ることです。
ナトリウムも汗で失われますが、一般的に日本人は食塩を摂りすぎているので、積極的に補う必要はないと言われています。
レーズンには豊富なカリウムが含まれるため、汗で失われた分をしっかりと補い、夏バテ対策に役立ちます。
またむくみ予防や筋肉の動きをスムーズにする効果も期待できます。

そんなことも意識しながら毎日健康づくりをしていきましょう!

レーズンのおすすめな食べ方

まずは、1日の摂取目安量をおさせておきましょう。

1日の摂取目安量:約84g (160粒ほど)

どんな食材もそうですが、コレステロール値を含まないレーズンでも糖質が多く含んでいるので食べ過ぎには、注意が必要です。

レーズン with ヨーグルト

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ヨーグルトは、大腸内の悪玉菌の働きを抑え、整腸作用が期待できます。
そこにレーズンを加えることで、ヨーグルトからは摂取できない食物繊維をプラスして腸の動きを活発にし、美味しくよりスムーズに腸内環境を整えることができます。

レーズン with ビタミンC

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レーズンに含まれる鉄分は、ビタミンCと摂取することで吸収率が上がります
パプリカやブロッコリー、ケールなどビタミンCを豊富に含む野菜とサラダにしたり、キウイフルーツや柑橘系の果物と一緒に食べるなど組み合わせることで、より効率的に鉄分を摂取できます。

他にも菓子作り、パンなどの料理にも大活躍です。
是非、皆さんも健康づくりをしながら、自分だけの食べ方を探してみては、いかがでしょうか?


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