システムの受託開発をしていて、企業から発注を受けるために、シンプルな契約書が必要なときのための契約書ひな形
エンジニアとして独立された方や、小規模な受託開発のIT会社をしている方などのために、システムの受託開発にちょうどいい契約書のひな形を公開します。関連資料とともに紹介しますので、ぜひご活用ください。
IT関連、受託開発の企業なら、経済産業省のモデル契約書が有名です。解説も詳しく、条文数も多いので、非常に参考になります。
さらに、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が、経済産業省の「情報システム・モデル取引・契約書」を改正民法に対応させた「情報システム・モデル取引・契約書」<民法改正を踏まえた、見直し整理反映版>というものを公開しています。リンクを貼っておきますのでご活用ください。IPAのリンク先からは、システム開発に使われる契約書のひな形が、無料でダウンロードできます。
こうした資料が充実しているため、システム開発の契約書作成にはほとんど困らないはずです。
ただ、これら「モデル契約書」は、完成度が高いのはありがたいのですが、小規模な案件にとっては複雑すぎます。「ここまで詳細でなくてもいいかな」という条項が含まれています。そこで、システムの受託開発といっても何億円とかの規模でなく、小規模レベルのプロジェクトを想定して、シンプルな受託開発のための取引基本契約書をつくりました。
システム受託開発基本契約書のひな形
以下は、システムの受託開発における基本契約書のひな形です。小規模な案件に必要な規定に絞ることで簡略化し、締結の負担を減らしています。上述のモデル契約書と合わせて参照し、アレンジすることで、自社のオリジナルフォーマットにすることができます。
すぐに編集に取り掛かれるように、Wordファイルもダウンロードできます。
ひな形