Schoo(スクー)さんで二回目の授業を担当させていただきました。【実践 契約書修正の着眼点と伝え方】
Schooさんで、また授業を担当させていただきましたのでご報告します。ぜひリンク先(Schooさんのページ)も、ご覧になってください。
今回は実践的内容です
前回の授業「契約書の知識と実務」では、基礎的な事項を広く浅くお伝えしました。こちらを基礎編とすれば、今回は実践編。「実践 契約書修正の着眼点と伝え方」というタイトルのとおり、契約書の修正について、かなり深いテクニックを公開しています。
読み方、修正のしかた、そして伝え方
このコースでは、企業間取引の契約書の「読み方」のポイントと、社内や相手方への「上手な修正依頼の伝え方」をお伝えしています。企業で働く方が、どうすれば契約書のリスクを見落とさず、締結に必要な意思疎通も印象よく行えるのか? について、契約交渉において特に難航することが多い「契約不適合責任」と「損害賠償」の2大テーマを通じて、考えます。
立場が変わると、同じ条文が違って見えてくる!
今回、僕がこちら授業で強調したかったのは「立場を変えた視点」で契約書を読むことの重要性です。
たとえば
「この契約書のどういう点が、
どのような観点で検討すべきポイントになるのか?」
「相手方にとっては何が不満で、
どこからは譲歩できないと感じられるのだろうか?」
「自社としてはどこまでが許容範囲で、
なぜそれ以上は妥協できないのか?」
といった相対する立場へ視野を広げることで、逆に自社の有利性が見えてきたり、より相手方に配慮のあるコミュニケーションが可能になったりするからです。
長年の悩みを解消するために
「法務(担当者)が業務進捗のボトルネックになってしまっている。」
「契約実務の属人化を解消したい。」
とは、僕が長年にわたって多くの企業の方から聞かされている悩みです。
ですが契約書は、そもそもひとつの部門や担当者だけがかかえるべき課題ではありません。契約書はすべての取引の起点であり、本来は社内の誰もが当事者のはずだからです。
この授業を幅広い分野におけるビジネスパーソンの皆様にご覧いただくことで、法務ではない方も契約書に主体的にかかわり、契約プロセス全体を通じて気持ちのこもったやりとりが生まれるきっかけとなれたら幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
Schooさんの授業へのリンク
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