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忘れたくなくても高次脳機能障害でいつか忘れると思うと悲しい

今日は入院してた病院に行ってきた。
同室者の人がもうすぐ退院で、退院と同時に地元に帰るらしい。
なので会いに行ってお話をしてきた。
同室者のおじいちゃんはコロナに掛かってしまって会えなかった。
すごく良いおじいちゃんだから寂しい。
でも、本命の人には会えた。
世間話や、体調のことを一通り話す。
その声と、話し方はとても懐かしくて色んな思いが蘇ってきた。

まだ覚えてくれてる看護師の人もいて、少し気恥ずかしかった。
けど、なにより嬉しかった。
担当してくれた看護師の人にも会えた。

こうして病院にいくのは二回目だ。 
一回目は今日一緒に言った人が退院の時にいった。
その人を今日は連れての来院だったので『なんか卒業生みたいですね』と言っていたが、僕は一回目のときに充分その思いは噛み締めた。

この間もだけど、肩に貼った『面会者』のシールが、逆に申し訳なくも思えた。
もう受付が終わると途中から剥がしていた。
『持ってればいいでしょ』くらいの感覚だった。

最後にみんなで写真を撮れた。
これが三人で撮る最後になりませんように。

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