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第2回 うつくしまふくしまジャーニーラン251k【その2】

【その1】は→こちら

福島市内の奥州街道を南下していくと、上り坂にさしかかる。福島から郡山までの40キロ余りは、細かなアップダウンが幾度となく訪れる。まずはR4と合流する伏拝交差点まで登るのだけど、なかなか伏拝が見えてこない。「記憶は美化される」全くそのとおりだ。1キロ弱登ったのだろうか、伏拝にたどり着き、2キロほどR4を進む。
右側歩道を道なりに進むと、R4から別れ奥州街道へ。時間は5時前、秋分の日が近いが、東北の夜明けは早い。

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向こうに見えるのは安達太良山だろうか?「智恵子抄」でも謳われたらしいが、学生時代に教科書で読んだ気がする程度。最近は本に触れる機会がめっきり減ってしまった。この美しい朝焼けを思い出し「智恵子抄」も読んでみたいと思う。
景色に見とれていたのもつかの間、お腹の急降下がやってきた。走れないので、急ぎ足で松川のファミマへピットイン。やはり、コンビニの場所は調べておいたほうが精神衛生上いい。ヨーグルトと酪王カフェオレで一服。
ワラーチ池田さんとは抜きつ抜かれつで、その度近況報告している。

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松川にある金水晶。福島にはいいお酒がたくさんある。時間があれば蔵巡りもしたいところだけど、残念ながら余裕がない。二本松市に入りまた登り。ただ見たことある風景だと安心するのも確かなところだ。出光の案内看板を発見。ガソリンスタンド手前を曲がればもうすぐエイドだ。

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6:55 CP4 94.5k 二本松市 智恵子記念館前
昨年より1時間ほど早い到着。エイドでは、そばや枝豆、ずんだもちなどがあってとても嬉しい。しっかりいただいて、次はトイレと思ったら閉まっていた。スタッフの方に聞くと8時から開くとのこと。昨年は8時回ってたから気づかなかったのだ。ということで出発!

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きれいな町並みを進むと「大七」の蔵がそびえ立つ。生産量も多く近代的な蔵だが、昔ながらの生酛造りにこだわりがあるのも面白い。竹田交差点の公衆トイレによって左折。

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竹田坂。一度見たら忘れられない激坂。ちなみに「竹田」という地名は家具にゆかりがあるのか?二本松は家具の街でもあるようだ。市中心部を抜けると東北道のインターチェンジや、R4との交差があってややこしい。地図とアプリを見ながら確実に進む。陽射しがあり、かなり暑くなってきた。

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今年から自販機限定で発売になった、ファンタのソカタ。気になっていたので初めて飲んだけど、いたって普通の味。次はないかなと思えた。

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気になったお店。「からし焼肉そば」って焼きそば?と思っていたら、違うようだ。

本宮駅が改装工事中のため駅前広場が使えず、昨年あったエイドは廃止。阿武隈川沿いの奥州街道を進む。このあと10月の台風19号襲来で、このあたりも氾濫の被害に遭うとは想像だにできなかった。ファミリーマートのイートインでチーズかまぼこをムシャムシャ。外の陽射しが強烈になってきた。

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9:48 CP5 111.6k 郡山市 鹿島神社入口
五百川を渡ると郡山市に入るのだろうか?ここはCPのみで通過チェックはなし。レストポイントのまねきの湯まで10キロ強。昨年より1時間ほど早く11時半ごろには着きそうだけど、そこからが問題。昨年は萩往還の宗頭で風呂に入れなかった憧れもあって、風呂+睡眠を2時間半近くとり、その後気持ちが切れたのか痛恨の7キロロスト。会津若松市街の手前でリタイヤするという苦い経験がある。ひどい眠気がない限りは先に進みたいが、暑さが強烈になってきた。とりあえずまねきの湯に着いてから判断しよう。
昨年、定子さんと一緒にアイスを食べた115k地点、三本松のセブンイレブンはやりすごしたが、その後本当にやばくなってきたので、まねきの湯まであと2キロくらいのファミリーマートに入り「ガリガリ君白いサワー」で冷却。こりゃ昼間に走るのはやばいわ。郡山駅手前を左折してまねきの湯へ向かうと、いわき在住「魔王」三浦さんがリスタートして向かってきた。僕が去年の三浦さんのペースのはずだが、今年の三浦さんはますますパワーアップしているようだ。

11:30 CP6 122.0k 郡山市 まねきの湯

昨年より1時間弱早く到着。
これで全行程の半分弱。というか、ここからが本番。前回の轍を踏まないよう余裕を持ったレースメイクにするには、暑い時間は歩きでも先に進むべきだろうと判断。風呂とリスタート準備で90分くらいはかかると想定して、13時スタート目途とすることに。店内ではお風呂上がりの長谷川さんに会い、ガッキーはすでにスタートしたそうで、長谷川さんも用意できたら出発するとのこと。
お風呂で汗を流し、炭酸泉と水風呂の交代浴でリカバリー。入浴を終えると、ワラーチ池田さんや、霊山手前では眠たそうだった日光同心でお世話になった「けいじぃ」こと鈴木さんが到着。池田さんは食事、けいじぃは少し休むとのこと。そろそろ、もともとない集中力が欠ける頃なので、確実にリスタートの準備をする。

さぁ待ってろ、会津若松!

(続く

#ウルトラマラソン
#ジャーニーラン

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