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「文章の若返り」というよこしまな動機 #書く習慣

いしかわゆきさんの「書く習慣」1週間プログラム。2日目の今日のお題は、「あなたがこのプログラムに参加しようと思った理由」

ふむ。

わたしがこのプログラムに参加した理由は、他にもいろいろあるけど、やっぱりいちばんは、「若返り」目的です。なんだそれ。


タイミング

ところで、わたしはウェディングドレスの制作の仕事をしています。ほんとうはいま春の結婚式シーズンなのでめちゃくちゃ繁忙期なんですが、ちょうどこの1週間だけぽっかりと「待ち」の時間ができたのです。そういう時期ってあるじゃないですか。先方さん待ち、みたいな時間。それです。その間も、もちろんできることはしていますが、少なくとも今週は追われてはいないので(いつも追われとるんかい)気分的に参加しやすかったということがありました。

逆にいえば、今回、「これは、参加しろって言われているのでは?」というくらいピンポイントによいタイミングだったわけです。いろいろ楽しいことが始まるときってどんどんタイミングが合っていく気がするので、よし、この流れに乗っかっちゃえ、と思いました。(って書いていたら娘が♪タイミング〜♪と90年代の歌を歌いながら部屋に入ってきて笑った。今流行っているんですってね。わたしはもちろんリアルタイムでしたけど)

それとか、新しいことや学びの機会にはできるだけ参加するようにしていたりとか、他にもいろいろ理由はあるのですが、いちばんの理由は、

若返りです。


そんなこと言ったら若い人には引かれるでしょうか。でも、何も若者言葉を使って若作りしたいとか、そういうことではないのです。逆に、この年齢(40代後半)だからこそ、若い人の流行の言葉はできるだけ使わないようにしないとな、と思っています。あ、もちろん若い人はいいんですよ。

それでも、あえて使うときは、現役女子高校生の娘(15)と現役大学生の息子(19)に用法を確認してから慎重に使っています。

若い人の考え方を知りたい

わたしは、若い人の言葉のセンスって面白いなあと思っています。それは書き言葉でも話し言葉でも。娘や息子の話している内容もそうだし、娘が好きなマカロニえんぴつはっとりの歌詞もすごく新鮮でハッとします。「ハロー絶望」とか「ただ無駄を愛すのだ」とか「正義は平気で嘘をつく」とか「生きるをする」とか。すごくないですか? 「夢を諦めた若者たちは希望を求めてブンガクへ」って、もうそれだけで文学ですよね。

若い新郎新婦に関わる仕事柄、気持ちをできるだけ理解したい。どんなことに悩んでいて、つまずいていて、何に希望を求めているのか。

だから若くて優秀な人の「書くこと」「文章」に関する講義はそれだけで学ぶことが多い気がしました。言葉は考え方を表すから、若い人の気持ちも理解できたらいいなと。

それでね、言葉はひとがらを表すっていうから、文章が若かったら、気持ちまで若くいられて、うっかり外見まで若返れたらいいなっていう不純な動機もありました。

メモを取る

今回講義を見ていて、なるほど、と思ったのが、とにかくメモを取るということ。人は忘れちまう。のだそうです。

その時に注目したのは、いしかわゆきさんの

「メモを取る」

っていうジェスチャーです。それが、スマホのフリック入力なんですよね。紙とペン、じゃないのよ。ジャスチャーがすでに。

はああ、もう全然設定が違うよなあと、そこに感心してしまいました。フリック入力、ただ今猛練習中です。(そこから?)

そんなよこしまな動機で講座に参加してみましたが、結果、すごく楽しかった。お話も面白いし、わかりやすいし、かわいいし。それに学びもたくさんありました。

どんどん新しいことに挑戦して、楽しめて、素直に学べる。これって案外、気持ちが若くいられる最大の秘訣なのかもしれないな、と思ったのでした。

別にわたしは「美魔女」みたいになるつもりはないけど、仕事柄、若い人の考え方は少しでも理解できるように努力したいし、若い人はやっぱりすごいな〜、学ばせてもらおう、と素直に思える自分でありたいなと思います。


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