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台風の中、家族でルンバを眺めながら感じた人とロボットの関係性の変化

台風が来て、家族でルンバを眺める日本全国台風で大変なことになってます。私の家はギリギリ暴風圏ということで、だんだん風が強くなってきました。本日は子供の保育園の運動会ということで、遠方より両方の両親が家に来てます。もちろん、台風で運動会は中止です。結果的に家に閉じ込められているのですが、今回のnoteはそこで繰り広げられたロボット掃除機にまつわる話をしたいと思います。

動き出すロボット掃除機

職業柄、我が家にはロボット掃除機がルンバ、ルーロなどたくさんいます。毎日11時になると自動で動き、部屋の掃除を始めるわけです。いつもの光景なんですが、いつもと違うのは運動会を見に来た両親がいること。

電気屋さんで見たことがあったようなんですが、実際の家で動いているのは初めて見たようです。

始まるパニック、そして。

まず気になったのは音。
「うるさいわねぇ〜」
「テレビの音が聞こえないじゃない」
テレビでは最新の台風情報が流れる中、しばらくこの類のコメントが続きました。

そして、リビングから出て行くルンバ。
母の仮の寝室となっている部屋に入って行きました。

気になる母。
気になって気になってしょうがない母。

そして、
「ちゃんとできてるかしら?」
と言って仮寝室に行きました。
「ちゃんとしてたわ」
と戻ってきて、しばらくすると、
「私の荷物が邪魔になってるかもしれない」
と再び仮の寝室へ向かいました。

仮寝室から帰ってきたルンバは、再びリビングに。
そこはおじいちゃん、おばあちゃんが来て、ハッスル状態になった子供が散らかした玩具で溢れかえっています。

玩具にぶつかるルンバ。
駆け寄る母。
玩具は次々と母の手により片付けられて行きました。
そして出来上がったキレイな空間。
ルンバが掃除しやすい「ルンバブル」な部屋の完成です。

さすがルンバ。環境が整えば強いです。的確にキレイにしていきます。

オモチャゾーンを通り抜けた時、母の興味の対象が急に変わりました。

「どうやって動いているのか?」
「同じところは二度通るのか?」
「何で今、その場で回ったのか?」
「隅の掃除ができないのではないか?」

技術に興味津々です。

やっと私の出番な訳ですが、そんなに深いところには興味がありません。

そして、最後。
充電器に辿り着けず、その場で息絶えるルンバ。
母はルンバを持ち上げ、充電器まで運んで行きました。

「文句」から始まり、「興味」の対象となり、ルンバのために片付け、最後は「お世話」をする。こうやって人とロボットの距離は近くなっていくのだなと思いました。

「ルンバブル」という言葉が出るほど、人の生活に入り込んだロボット。
ロボットのために空間を変え、家具を変えることができるロボット。
ここから学べることはまだまだありそうです。

次回はもう少しビジネス視点でロボット掃除機を見てみたいと思います。

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