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生き金と死に金

今日は少しお金の使い方について考えていきたいと思います。
お金の使い方には、2種類あると言われています。

1つは「生き金」、もう1つは「死に金」です。
「生き金」とは、お金を有効に使うこと、使った分の価値を生み出す使い方を指します。
「死に金」とは、その反対で、ムダな使い方や、意味の薄いお金の使い方を指します。

例えば、自身の持ち物をブランド物で飾り、自身の経済力に合わないような高価な品を揃える人がいます。
確かに、価値は高いかもしれませんが、本当に必要でしょうか。
日本では身の丈に合わないブランド物を身に着けている人が海外と比較しても多いといわれることがあります。
例えば、日本人ではオシャレと認識している有名バッグも、海外では旅行用の高級カバンと捉えられていたり…
身の丈にあったお金の使い方は考えるべきでしょう。

また、街中にあふれているコンビニで使うお金はどうでしょうか。
一時的には満足感を得られるかもしれませんが、毎月積み重なるコンビニ等でのちょっとした出費は、もっと価値をもたらしてくれるものの購入ができるほどになってはいないでしょうか。
例えば、コンビニでの買い物を我慢するだけで、旅行に行けたりもするかもしれません。

でも、一概に出費が悪いわけではないと思います。
例えば、大切な友人とのひとときをもっと充実させてくれる喫茶店での時間や、品質の高い商品を満足して長く使うことは非常に有意義だと思います。

私は、正直お金を使うことが大好きな人間です。
昔は、あれこれ目についたものを買っていました。
一見、お得に見えるようなもので、欲しくもないけど買ってしまうことありませんか?
でも、そうして妥協して出費しても、やっぱり本気で欲しかったものを手に入れるまで、欲は収まらないのではないでしょうか。
そういった意味でも、多少高くても、心から満足いくものを購入することだって、余計な出費を減らす賢い出費と考えることもできるでしょう。

さて、ソフトバンクといえば、孫正義さんが有名ですよね。
ソフトバンクは上手に借金することで有名です。
ソフトバンクの有利子負債は約15兆円。とてつもない借金ですよね。
借金することにマイナスなイメージを持っている人は多いと思いますが、孫さんはこのお金を元にして多額の利益を叩き出します。
目標に速く近づくために、借金をしたほうがいいケースだってある。
これこそが「生き金」の考え方です。

満足がいかないものにお金を使うのはもったいない。
もっといえば、不満や苦労が減るようなお金の使い方であれば、賢いといえるものもあるでしょう。

家事代行サービスなど、こんなのする人いるのか?
タクシー?もったいない!
靴磨きにお金払うなんて!
これらにお金を払う人は、お金で時間を買っています。
その人なりの「生き金」としての使い方です。

会社として、費用のかかる提案があるときには、ぜひこうした「生き金」と「死に金」の考え方で、ムダなコストではないか、効果や可能性が広がるかという点も検討いただければと思います。

もう一度、自分や会社のお金の使い方について、考えていきたいですね。
自分自身も、早く時間をお金で買っても残るほど、稼ぐ力のあるビジネスパーソンになりたいと思います。

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