俺のボスは、無茶振りがスゴイ。。。けど。。

おいおいおい
マジかよ。
今日も俺のボスは無茶振りをしてくる。

今、
思いかえしても、
一体どっからおかしくなっちまったんだ、、、

あーーー
そうだそうだ。

俺は高校を卒業して、
家にお金が無かった訳じゃないけど、勉強も嫌いだし。。人付き合いも好きな方じゃない。そんな理由で大学進学コースを辞めて、

就職する事にしたんだ。

でもさ、
高校卒にしては、
地元では、
そこそこ有名な会社に受かったんだよ。

そりゃー嬉しかった記憶があるなー。
皆もめちゃくちゃ喜んでくれたんだよ。
特にカーチャンなんて、
ワンワン泣いてたよ。
いっつも強いあのカーチャンがさ。

けど、、さ。
あの日、
あの学校からの帰り道、

迷子？
迷い犬？
荷物を持ったお婆ちゃん？
木に登って、降りれなくなって困ってる猫？を、
同時に解決しようとしている、
ボスに出会ったんだよ。

思わず、おかしくなっちゃって
『何してるんですか？？』
って聞いたんだよ。

そんだらさ
『おー、助けようとしてるんだ！けど、困っている。助けてくれ！！』って言われたんだ。

俺は困惑したよ。

助けようとしてるのに、
困ってるって言ってんだもん。

でも、何でか分かんないけど、、、
言われるがままに、
猫を木から降ろすのを手伝って、
お婆ちゃんの荷物を持ってあげて、
迷い犬を撫でながら、
迷子への事情聴取を開始したんだよ。

何でか、
ボスが横でニコニコしながら、
応援してくれるから、【全部】の問題を解決しちゃったんだよなぁー。

一番最後に、
2時間かかったけど迷子のお家を突き止めて、
懇切丁寧なお礼を、ご両親から聞いて、
ゾクゾクって、
何か、恥ずかしい、でも悪くない気持ちに包まれたんだよなーー。

そんでボスが言ったんだ。
『お前、すごい奴だな！！良かったら一緒に働かないか？？いや。世界を救わないか！！？？』って。

何でか、
知らんけど、
隣であんまり役には立って無かったけど、、
ニコニコ応援してくれて、
問題を一緒に解決してる時にさ、

何かスンゲー楽しくって、、

今でもおかしいって思うんだけど、、

自分よりスンゲー年上で、
名前も知らない、
このオジサンの頼みを聞いてあげたくなっちゃって。

いや、、

ちょっと違うな。

この人と、
働きたいな！
この人の横で、
世界を変えたいなって。
いや
世界なんておこがましいけど、
何か、
世界を変えられる気がしちゃったんだよ。

そんで、
『よし。お願いします！！！』

って言っちゃったんだよなぁーーー！！

そこからは
数週間は目まぐるしくて、
カーチャンは更に大泣きしてたし、
（そりゃーそーだよな。大手の会社蹴って、よく分からんオッサンと働く事にしたなんて、、）

でも、
かなり充実したんだ。

ボスは
1人じゃ何もできないけど、

無茶振りだけは
スンゲー得意なんだ。

『お前なら出来る！
　頼まれてくれるか？
　お前なら出来るよ！

　あっ
　そうだ、

　でも、
　マッハで、最強に、めちゃくちゃカッコよく、
　それでいてエレガントに頼むぜ！』ってさ。

しかも
めちゃくちゃ無茶振りすんのに、

俺が失敗しても、
絶対に怒ってこないんだよ。。

ニコニコして
こー言いやがるんだ。
『お前が失敗するなら、
俺なら大失敗してたなぁー』って。

全く
ボスは
ムチャクチャ言いやがるぜ。

〜トントン〜

『おいおい、
そろそろ今日も遊んで、仕事して、救いに行っちゃうか？？』

『ふぅーーーー今日の案件も
めちゃくちゃしんどかったんすからねぇー！
でもまぁーー
やってやりますかーーー』

おっと
言い忘れてた、
ボスと出会った時、ボスはまだ何者でもなくて、本当に1人だけでやってる、小さな何でも屋さんをやってたんだ。

そこからは、
ボスの無茶振りをこなしつつ
俺らはいつの間にか、世界規模の会社になり、

いや、
ボスいわく、
家族がめちゃくちゃ増えたって喜んでる。

そんで、
めちゃくちゃ充実した生活を送っている。

ボスは
本当に無茶振りと、
助ける事が大好きで、どれだけ偉くなっても
最前線で色んな困っている人を助けまくってる。

俺を含め、
多くの家族に無茶振りをしまくって、、ね。笑

んーーまーーー

何者でも無かった俺に、
期待してくれて、
無茶振りを振り続けてくれて、
でも、
ボスは無茶振りだなんて思ってなくて。

ひたすら出来る！
って信じてくれてたんだ。

まぁー
恥ずかしいけど、
感謝してるんだ、

スンゲー
ボスに出会えて俺はラッキーだなってさ。

くくくく
長々とボスと俺との歴史を話しちゃったな。
お陰で良い息抜きになったよ。
また、
ボスとの秘話もまた話させてくれよな。

アナタも良ければ、
無茶振りされに来なよ。
めちゃくちゃしんどいけど、

不思議と楽しいからさ😌