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自分の中の"依存症"を探し(認め)向き合う - 『The Fix』を読んで

自分は様々なものへの“依存症”であるという認識が必要かもしれない。

スマホ・糖分・糖質・炭酸飲料・エナジードリンク・お酒・ポルノ・SNS・漫画・ショート動画・自己啓発本・Xのトレンド・炎上コンテンツ・・・・
思い当たるものを書き出すと感慨深い。

それらは、資本主義の下で繰り広げられる社会・経済によって“依存”させられている。

マーケティングの技法を駆使した結果、多くのモノに対して重層的に“依存”させられている状態を認識したいと思った。

ディミアン・トンプソン著 中里京子訳
『依存症ビジネス - 「廃人」製造社会の真実』
- The Fix _ How addiction is invading our lives and taking over your world
(2014年第1刷)

依存症は習慣や環境によってつくられていく。

脳の原始的かつ無防備な領域に対して働きかけてくるため、意識的に立ち向かわなければ、あっという間に病みつき(adictive)の状態になってしまう。“依存”状態の完成である。

一度、軽くでも“依存”関係が成立してしまえば、その欠乏を埋めたい(Fixしたい)という思いからそのモノの利用を繰り返し“依存”が深まっていく。

“マーケティング”という名の下で行っていることの中にも、意図的に“依存”を作っていくものもある。
依存させることが出来れば、定期的かつ多くの金額を費やしてもらえる。
Loyalityと唱えた裏でAdictionを生み出して深めていく営み。

マーケティングのすべてではないが、資本主義のもとで売上を高めていくことを考えると“依存”を生み出していくアプローチも数多いと感じる。


自分は既に様々なものへの“依存症”であると認識し、日々の行動を見直してみたい。周りを見渡してみたい。

※イラストはChat-GPT / DALL-Eにて生成

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