著書『新! 働く理由 111の名言に学ぶシゴト論』(戸田智弘さん著)を読みました

働く理由、それは人間が社会的動物だからである。自分の生活のすべては世界の誰かによって支えられており、同じように自分の仕事で誰かの生活を支えている。言い換えれば、自分の仕事は誰かの生活を楽にしている。だから仕事が楽なはずはなく、苦しいことが多い。ただ、苦しいことの中にも楽しさはある。この楽しさは遊びや趣味から得られる楽しさとは種類が違う。
確かに自分の経験でもそのようなことは多い。自分は学生時代野球部に所属していたが、苦しいことがほとんどだった。でも、試合で活躍した時やチームで何かを乗り越えた時に得られる楽しさやりがいは他の何にも代えがたいものだった。人間はこのような種類の感情を得ることを無意識に必要としているのではないか。だから、たとえ働く必要がなくなったとしても人間は仕事をするだろう、と筆者は書いている。
でも、自分がやりたい仕事なんてわからないし、今の仕事をそんなにやる気になれないという人が多いのではないか。今の自分がまさしくそうだ。今の自分みたいな人は、この世界のどこかに自分に適した仕事があると思っている。それは幻想だ。筆者はこう述べている。
「どこか別の場所に、自分にとって理想の仕事があるのではない。仕事や趣味など様々な経験を積んでいくことで理想の仕事が出来上がっていく。だから、その時点でできることでベストを尽くし、能動的に仕事に取り組み、責任感を持って仕事をすることが大切だ。」
私は今の仕事を今後も続けるかは全くわからない。ただ、必要以上に先のことを考えず、今の仕事で結果を出したいと思う。また、どんな仕事でも自分の頭で考えることを忘れないようにしたい。

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