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友人と月に一回振り返りをしてるんだけれどいい時間なんだよなあこれが


友人として(いや、もう友人としてを超えているのかも)だいすきなめぎゅと去年の12月ごろから月に一度の定期的なチェッキングをするようにしている。チェッキング?振り返り?コーチング?名前はわかんないのですが、これがまあ良い時間なんですよ。

めぎゅのnoteはこちら。あと、めぎゅがsoarに自分のアイデンティティを公開した記事。とてもいいですよ。

https://soar-world.com/2018/05/31/megumikikukawa/


ちなみにめぎゅの婚姻届けの保証人はぼくなことはたぶん一生の自慢であるw

月に一度、めぎゅと実際に会いカジュアルな話を楽しむよりもひとつ深い感覚がある、なんでしょう、対話で合っているのかな。その時間をもつことは、想像以上に自分にポジティブな効果があり、この時間を良いものにしているちょっとしたTipsと、どういうときに「ああ、きちんと話せたな」という時間になるかについて暫定ではありますがいまのところの学びを書いておこうと思います。


基本的なマインドセットとTips


1.オンラインでやらない

オンラインでやらない。たぶん「これは大事な情報なんだ」としっかり認識してやることが大切なのだと思う。

オンラインミーティングはもちろんよく利用するんですが「実際に会って話す力」みたいなものはとても大切。「この時間からエネルギーをもらおう」みたいなマインドセットが不可欠なのでは、と感じています。

逆にいうとそれがオンラインでできるならオンラインでぜんぜん問題なし。だけどぼくはたぶん「場所/環境からの影響」みたいなものを強く受けるタイプなので、いまのところオンライン移行する気はない。

めぎゅは名古屋で働いており、ぼくは神戸に住んでいる。なので名古屋と神戸で隔月開催。来てくれた方にごちそうする文化ができつつあります。名古屋で食べたひつまぶしがおいしかった。次はどこに行けるか楽しみ。なお、ぼくに限ってはこれはモチベーションになるというレベルではなく、とてもうれしいオマケまでついてくる、という感覚です。


2.落ち着いて話せる場所を選ぶ

なんどかカフェでやったこともあるんですが、あまり良くなかった。
オンラインでやらないも含め「しっかり対話するモード」になることが大切。

ということでいまはコワーキングスペースをつかうことが多い。ホテルのロビーでもやったけどこれもまあ良し。

たぶん、どちらかの自宅ではやらないほうがいいとぼくは感じている。遊びにいくほうはOKだと思うんですけれど、ぼくは自宅だと「日常モード」が強くでてしまいすぎる気がしています。


3.ある程度の話す枠組みがあったほうが吉

「なにから話そう?」みたいになりすぎるとエネルギーが分散する感覚がある。ぼくらは「KPT」というフレームワークをつかっています。

K ... KEEP:その月、継続してがんばったことを話す
P ... PROBLEM:いま課題感を感じていること、困っていることを話す
T ... TRY:がんばりたいこと。ぼくはここは白紙でもっていくことが多い。


KEEPとPROBLEMを話してから「ほな、TRYなんにしょうかなー」みたいな進め方するのですが、めぎゅは真面目なのでTRYまで考えてきてくれることが多いです。経験上、考えてきたTRYは対話のなかで変わっていくことが多いです。


4.褒めあう

まじで!!大事です!!!たぶん100回ぐらい「えらいなあ!!」「すごいやん!!」「えっっそんなんできたん!?!?天才か・・?」と言ってもらっています・・。感謝・・。


5.しっかり話せないときもあっていいというマインドセットを持つ

めぎゅもぼくも資質として躁鬱気味で、できないときはとことんできない。鬱気味だと「考える」「言葉にする」といった機能が低下するし、「できないことに罪悪感を持ちやすい」までセットで似ている。

12月はお互い鬱気味の時期が重なり、ほんとに話せなかったんですよ。KPTも用意しておらず一年の振り返りをしてみようかという話になったけれど「ダメだ・・話せん」と2人で頭を抱えていた。

こういうときは、もう、仕方がないです。美味しいサンドイッチを食べることに集中すればよかった。「しゃあないなー」と笑いながら諦めるマインドセットと、それをできる心理的安全性がある関係性でやることが大切。


6.変わっていくことにオープンになる

たぶん、深いレベルで「はなす」と「きく」をしているんですよ。なので、一回一回は小さいかもしれないですが、確実に「じぶんが変わっていっている」という感覚がある。めぎゅからも、そう感じる。なんていうんでしょう、かたくなでないなあって感覚。

これはもしかしたら難しいことじゃないかなと思うんです。変わっていくことにオープンであること。もしかすると、じぶんのできなさを開示する時間になるかもしれない。そのときに自己擁護にはしらずに、かといって自分の否定に引きこもらずに、「もっとこここうしたいなー」ぐらいの感覚で、変わっていくこと。仲良い友達はいますが、全員とこの時間をお互いポジティブに、ほんで、継続できるかなあと思うと、そういう友人だけじゃない。もちろんそれもいいことなんですけれどね。

じぶんは正しいこともあるかもしれない、けれど正しくないことも多い、というスタンスを持てるかは、基本的なマインドセットとして重要だなあと思います。あと、このスタンスは話す相手への尊敬から生まれるのかもしれない。


「良かったなあ」と感じる時間に共通すること


1.一か月のことを包括的に話せたとき

KPTだけではなく、その月のことを包括的に話せたうえでKEEPとPROBLEMを共有することが大事なのかなあという感覚がある。KEEPと、特にPROBLEMはいろいろな要因のうえに生まれているものだから、背景を理解できた方がその後の対話がより的を得たモノになるのだと思います。

なので近頃はとりとめもなく「今月あったことは~」と話し出すようにしている。このスタイルはぼくにはすごく合っていて、その時間のなかで「あ、そうそう、ここでこの時間が印象に残った理由はさ、」といったように会話が膨らんでいきます。


2.「じぶんひとりでは気づけない」の発生

めぎゅはなにぶん自責思考が強く、いつも大変そうです。ぼくはそんなめぎゅを見て笑っています。

なにかあったときには「これは・・じぶんを振り返る習慣をもつ・・!」ってだいたい言ってる気がするんやけど(笑)、たぶん、ほとんどのシーンにおいて「まわりの人との関係性」の要素が発生しているんですよね。

なので「難しいとは思いますけれど、相手から望まれていることにフォーカスしてみないか?」といったフィードバックはおそらくひとりでは出てこない。

ぼくが話す側にいるときも然りで、めぎゅからもらえるフィードバックで特に良いなあと思う点は「意識の仕方の具体的なHOW TO」をもらえること。

だいたいやっぱり関係性のなかで悩んでいることが多いんですが、ただ漠然と「意識する」ではなく、「こういう点に気を付けてみたらいいのでは?」にさえとどまらず、
「ああ、それはこういうワークシートがあるよ」とか「こういうフレームワークがあるよ」という反応をくれる。そしてそれがめちゃくちゃ的を得ている。「あ、これ積み重ねればよくなっていくやつ」と思う確率の高さ。さすが自責思考の達人感ある。達人の域。


2-2.じぶんでは出てこないフィードバックこそ大事なことが多い

この「じぶんひとりでは気づけない」ということから感じることをもうひとつ。
「自分の価値観の外にあるフィードバックにも意味を感じられるか」は、意外と、けれどとても大事なポイント。「この言葉にはどんな意味があるんだろう?どんな真意があるんだろう?」を想像する。特に手段に関しては、「自分の価値観にあうフィードバック」だけに共鳴するというか、それに合わせてしまうことも多いと思うので(もちろんぼくもそのような傾向はあるので、自戒の念をこめて)。

そもそもの価値観がまったく違うのなら拒絶ももちろん仕方がない。けれど、そもそも「まったく違う価値観の手段が提示される」というような人とは、この時間はもたない方ががよいのでは、という気がします。そういう人と対話をもつのなら、もうすこしロジカルな「価値観自体がまったく違う」ことが強みになる手段を選ぶのがよいのではないか。そういう対話もおもしろいよね。


3.構造化する

これはめぎゅとぼくの認知モデルによるところが大きいかもしれません。
2人とも「ああ、この悩みって、こういうことなのかもね」というところまで話ができ、それを図表にまで落とせるとめちゃくちゃ納得感があがる(笑)
学びになるとうれしいんです。もはやフェチズムかもしれない。

先月m「心理的安全性って、WII・CAN・MUSTを認識してもらうことで発生するのかもしれない」という気づきがあり、図表化していったんですよ。


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▲気づきを構造化することはもはや趣味。おなじフェチの方がいましたら・・


そうするとめぎゅは「これ、わたしの今月のしんどかったことの原因かもしれん・・」と言いはじめる。

このときは

「わたしはDOを手段にMUSTをする、ということを無意識で優先しがちで、WILLをほったらかしにすることが多い。今月は特にその傾向が強かったからしんどかったのかもしれない」

とひとりですっきりした顔をしてました。

たぶん、これは「悩みを客観的に認識し、反省できる状態で保存できた」ということで、そしてこれが「経験を学びにする」ということなのだと感じている。「しっかり反省できた」「学びに変換できた」と思えることは、めぎゅもぼくもすごく好きなので、学びが起こっているんだろうなあと書きながら思いました。ニッチすぎるHOW TOですね。


4.TRYを安易に決めず、納得感あるものに設定する

TRYを安直に決めていると「あれ、この時間意味ある・・?」というふうになりかねないんだなあということも大きな学びでした。決めがちなんだよなーーーーーーTRY。疲れてるんだよ、TRYを決める段階になると。

たぶんこの時間を継続するために「この時間があったから、こういうふうに変わった、こんな意味があった」という成功体験が大事。そのために「実現不可能なTRY」や「あまり的を得ていないTRY」はよろしくないです。

「これはよいTRYだろうか?」ということへのヒントが、これも暫定的ですが「納得感がある」かつ「実現可能か?」というところ。あたりまえのことですね。

TRYは最後に話すことが多いので、わりと疲れている状態で考えることになる。2時間、質の高い「はなす」と「きく」をすると疲れます。

だけどここはひとふんばり。さいきんは「うーーん、そのTRYはあんまりしっくりこない」を連発している。めぎゅはちょっとめんどくさそうな顔をしているw

いままでの経験からだと、「○○を意識しながら過ごす」といったものと、「ランニングをする」や「ジムにいく」など、意識するポイントと実際にからだを場所へはこぶといったTRYがそろうと納得感がたかい傾向にあるなあと思っています。


やってみませんか、もしくは、いっしょにやりませんか


まだまだこれからも変わっていくと思いますが、いままでに感じていたことを書きました。

はじめた最初のころ「いつかこの場所をひらけたらいいね、自分たち以外にもができたらいいね」という話をしており、もしかしたらそういうタイミングなのかもしれないなあと思い、書いています。

OKRにもとづいた1on1の有効性やコーチングに関するサービスも理解を得てきたこの頃。
たぶん、自分自身の感情にフォーカスをしてあげるというのは重要なことだと思いますし、ぼくに至っては「健康に暮らしていく」ために必要な時間とすら感じています。
(OKRにもとづいた1on1に関してはこの記事がわかりよいです。ほんとに入門編、という記事なので、詳しい方はスルー推奨


もしよければ、身近なひととチェッキング、やってみてはいかがでしょうか。
あと、この文章をよんで「あ、この輪にはいりたいなー」なんて思った方がいらっしゃったらぜひ連絡をください。

個人のハーパスへの共感が前提ではある時間だとは思いますが、多様な目線からのフィードバックがあることは力であると確信している次第。

こんな長い記事読んでくれる人とは・・ぜったい仲良くなれる自信しかないですし・・ この時間を共有する、という以外でも楽しいことができそう。

Twitter貼っておきます(フォローもいただけるととても嬉しいという下心もある)。

https://twitter.com/takeaki_0


さて、次の名古屋メシはなんだろう!

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