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沖縄北部で活動したいデザイナー、またディレクター、プロジェクトマネージャーを募集します


沖縄北部を中心にさまざまなクリエイティブ、デザインの力を信じた企画、クライアントワークをおこなっている中尾岳陽です。これまでの仲間にくわえ、デザインスキル、またプロジェクトマネジメントのスキルを持っているもしくは育みたい思っている新しい仲間を募集します。

大学にもポスター掲出をおこなわせてもらっています。ポスターを見て、このnoteにアクセスしてくださった方。ありがとうございます。とてもうれしいです。お会いできること、楽しみにしています。


なにをやっているのか

2023年4月より、沖縄北部を中心としたローカル、またそこで事業を営む方とさまざまなクリエイティブ、デザインの力を信じた企画やクライアントワークをおこなっています。

たとえば、今帰仁村古宇利区。ここ数年おおきな注目を集め、観光客も増えている古宇利島ですが、観光客のみなさんから「おすすめのビーチはどこですか?」という問い合わせがたくさんよせられていたとのこと。けれど、ビーチを案内するマップがなく「おいナカオちょっとおまえビーチのマップをつくれ」と依頼がありました。

古宇利島観光の定番、古宇利大橋とハートロック


ひとりでつくることももちろんできる、けれど、それだとおもしろくないな。そんな気持ちで、今帰仁村で50年近く続く学童の子どもたちの力を借り、「子どもたちが地域の魅力を再発見する」というコンセプトでマップを作成しました。

イラストやコメントは子どもたちの力を借りて


デザイナーにもチームにはいってもらい、最終的なアウトプットにおけるデザインはもちろんですが、「子どもたちがどうやって魅力を発見するか」というプロセスのデザインにこだわり、ともにつくりました。

「ビーチにいった自分を想像してみて!」という声かけに目をつむる子どもたち
みんなで地域を回りながら。地元飲食店の方にもおおきなお力添えいただきました



たとえば、古宇利区の文化をあらわすTシャツのデザイン。マップの企画をすすめるなかで、わたしたちのクリエイティブを信じてくださった区としてさらに依頼を頂戴することに、ミッションは「観光客のみなさんが魅力的に感じてもらえるTシャツをつくってほしい」。

わたしたちもマップを作成するなかで、地域の方直々に古宇利島を案内してもらい、古宇利島の観光として現在知名度を獲得している古宇利大橋やハートロック、それももちろん魅力的ですが、もっと色濃いローカルがあることを知りました。まだ琉球王国だった時代から続くお祭りなどがいまなお受け継がれているのです。
そのような「ほんとうの、古宇利島」を、現在の魅力も殺すことなく、自然と身に着けてもらいたい。そんな気持ちでTシャツをデザインしたり。


古宇利島の文化を幅広く反映したデザインに



たとえば、既存商品のクリエイティブ。東京で、大手玩具メーカーのひとりとして長く働いてこられた、けれど子どもたちに「プラスチックのおもちゃだけじゃなく、木のおもちゃをつかってほしい」という気持ちが膨らみ、そのようなおもちゃだけを取り扱ったお店をひらかれたよしこさん。仕入れた商品だけではなく、独自の商品の開発にも挑戦されていますが、なかなか「どう知ってもらうか」のクリエイティブにまでにまわすリソースがなく、
まずは商品のポップとして機能するポスターから作成してみたり。

琉球松がある公園に子どもたちを「遠足だよ!」といい連れ出しました



たとえば、アロマが好きで、10年以上、アロマの勉強をひとりおこなっておられたいくこさん。彼女がつくるろうそくは、もういくこさんの人生がそのまま詰まっている。いくこさんを皮切りに、その商品、そのまま人生じゃないかと感じる商品を見つけ出し、「もう言葉にならないよな」という気持ちをそのままブランド名に冠したクリエイティブとデザインの力を信じた商品企画を予定していたり。

いくこさん、ほんとうにキュート!な方です



たとえば、ここにしかない、沖縄北部のローカルの魅力をInstagramを通じて発信する企画が控えていたり。

「ちいさな声を、おおきな波紋に」というコンセプトで企画しています



たとえば、また別の沖縄の仲間たちとの連携もあり、シェアハウスの運営企画が控えていたり。

仲間たちと、奥に、物件オーナーの金武さんと


そんなはたらきをしています。とても楽しくはたらいており、かつ、心理的安全性を保つことに関してはリソースをかけている自負があります。0から1をつくることが好きな方にはとても楽しいフェーズにいることは約束できるかと思います。

一方で、見ておわかりのように、ぼくはデザインをしっかり勉強してきたわけではなく、独学で、付け焼き刃のスキルです。既存商品のクリエイティブ、また商品企画とブランド開発に関してはぼく自身が手を動かしており、見るひとが見たら目も当てられない、そんなアウトプットだという自覚があります。

マップとTシャツにおいてはデザイナーをアサインすることができ、マップだとプロセスのデザイン、Tシャツだと「なにを着てほしいのか」の哲学、それはアウトプットの土壌、のようなものだとおもうのですが、土壌からいっしょに考えることができたという手応えがあります。

すべてのアウトプットは見えているものの下にある土壌のようなもの、土壌に力と誠意があってはじめてその価値が伝わっていくと信じています。土壌を豊かににすることは、ともに。そんな価値観の共有ができたときに、良いアウトプットが生まれるんだなと実感しているところです。マップとTシャツのデザイナーは、松下ひかるさんに務めていただきました。

https://www.instagram.com/hika_work/


土壌とともに、育てていける。そんな仲間に出会いたいと思っています。



大切にしていることがあります


いくつか大切にしていることがあります。たとえば、敬意を払うことや、信じることです。今回はこれらを募集要項にしたいと思っています。


ひとつめ。ローカルに敬意を、ということ。 わたしたちが事業をおこなうフィールドは、沖縄という、長い歴史を抱えたローカルです。沖縄の歴史、文化 また、そこに暮らすひとの歴史、物語ー。そういったものに、敬意を払えることが、スキル以上の大前提だとおもっています。また「ここに敬意はある?」という問いは、どの瞬間も、わたしたちがわたしたちに向けています。このようなbeingへの共感がある方に、ぜひ。


ふたつめ、デザインの力を信じています、ということ。 デザインは「ガワだけかっこよくするもの」ではない、事業のドライバ、競争力、そのような、本質的な、真ん中にあるものだと信じています。逆に言うと、デザインを「ガワだけかっこよくすること」だという認識だと、齟齬が生まれるシーンが多くなるかもしれません


また、スキル的には、デザインの文脈で興味を持ってくださった場合には、
1.Adobeソフトをさわれるか
2.アウトプットのひとつひとつに意味を込めており、その意味をアウトプットとして表現できるか、を。

今回念頭はデザインスキルがある方に出会えればと想像していますが、企画のなかで「ディレクションの機能とデザインの機能、それぞれ担当するひとが別にいる」ときにアウトプットのクオリティが上がるなという実感を持っています。ですので、地域のなかで、特に沖縄で、プロジェクトマネージャー的はたらきをおこなっていきたいという気持ちがある、かつ、上記のマインドがあり、デザインの力を信じている方にも出会うことができればとてもうれしく思います。


ローカルに敬意を払う、具体的に


ローカルに敬意を払うというマインドが、具体的にどのようにあらわれているか。たとえば、ぼくが沖縄北部でいちばん最初にしたことは「できるだけ地域をあるく、そのときにでかい袋を持ってゴミを拾いながら歩く」でした。そしてすれ違った地域の方に「デカイ声で挨拶する」だとか。

45Lの袋がすぐにいっぱいになる、いつかゴミを拾わなくていい地域にしたい



そうしたら、地域の地区清掃なんかによばれるようになり。

ほんとうにキュートなみなさんがたくさんいらっしゃいます



帰りにゆんたくに呼ばれ。

すえみさんのごはん、美味しいのです!



「地域にはいる」というのは、こういうことだと思っています。し、そんなかかわりのなかで「いまこういうことに困っててさ」という話になり、そこから案件につながることも多くあります。

沖縄北部、開発の文脈で注目されていることもあり、誤解を恐れずに言えば、そろばんだけを持ってここに来ているひともたくさんいるなと思います。彼らの事業のほうが早いかもしれませんし、雇用の機会という観点をはじめとし、地域にポジティブな側面もたくさんあることを理解しています。が、そのような「はやく、つよい」力は認識しつつ、けれどもわたしたちはこういう、身体をつかうことでしかえられない瞬間、手が汚れるはたらきを選んでいたいと思っています。

こういった日々のこともご一緒してもらえればもちろんうれしいけれど、少なくとも、現実的にここまでの時間は・・という方がほとんどだとも思っています。ですのでこういう「手が汚れるはたらき」に共感してもらえる方と出会えたらとおもっています。


現状のことと、今後のこと


これらの動きはひとつの会社として育てていきたいと思っています。会社の名前は「言葉にならない」に決めています。


現在商標申請中です


ここに住むひとの人生はもちろん、この土地の自然、そして、ポジティブな意味だけではない歴史 ー。言葉にならないこれらを、しっかりと受けとめていられるようにと願いながら。

いま活動のメインになっている地域の終戦直後の写真、だそうです。どんな気持ちで、ここに立たれていたんだろう。このような歴史と現在が地続きなんだと実感する瞬間もたくさんあります


敬意を払いながら。事業を強く広く、育てていきたいと思っています。そして、現状のこと。大変恐縮なのですが、いま現在はこの取り組みをまだ安定的な売上があるところまでは育てることができていません。いま関わってくださっているみなさんはほんとうにハイスキルで、ぼくが持ってくる案件のなかで「よっしゃじゃあこういうふうにわたしの売上はつくるね!」といい、実践してくれています。そして、誇れたことではありませんが、最低限の関わってくれているひとりひとりが納得できるお支払いはすべての企画においてできている、という状況です。ですので、この募集自体が

  1. インターン的なはたらきの機会が人生にポジティブであるひと

  2. 沖縄北部でクリエイティブに関する仕事を自分でつくっていきたいひと

という、限られた対象になってしまうと思っています。もしこの条件がボトルネックになってしまい、今回は諦める選択をせざるをえない方がいらっしゃいましたら、ごめんなさい。いつかご一緒できれば嬉しく思います。そうなれるようにがんばります。


ご応募の方法


ご応募は下記フォームから送りください!こちらから追ってご連絡させていただきます。おなまえなどと、「どこに共感してくださっているのか」「(あれば)現在までのポートフォリオ」などの質問をご用意しています。

また、ご不明な点や聞いてみたいことなどがありましたら、どうぞお気軽にInstagramやTwitterからご連絡いただければと思います。


たのしくやれればとおもっています☺✌ よろしくおねがいします。



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