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私の職業遍歴②ー2回の産休育休


アルバイトからの産休育休取得

大学卒業後も、引き続きフリーターとして同じ飲食店で働いていました。
社会保険にも加入し、週40時間以上シフトに入れてもらって。

その後、妊娠したため店長に相談して産休と育休をとらせていただけることになりました。
個人店ではなかったので、制度が整っていたことがありがたかったです。

妊娠中も大きなトラブルはなく、そのままお休みに入ることができました。

職場復帰

長女を出産し半年経つ頃には、自分が専業主婦向きではないことを強く感じていました。

夫の両親はなくなっていて、私の実家は高速道路を使って7時間の距離。
頼れる親戚も特にいません。

孤独感がとても強かった。

加えてその当時の夫の仕事は波があり、収入が不安定だったこともあり早く復帰することに。

長女は夏生まれなのですが、店舗の近くで夏祭りがあり、毎年人手が足りないこともわかっていたため生後10カ月で保育園に預ける選択をしました。

何件か保活をしてみましたが、保育園の決め手は延長保育と土曜・日曜・祝日に預けられることでした。
当時、1才になるかならないかの子を延長保育で預けたり、土日祝に預けたりできる保育園は限られていました。
また、仕事でも延長保育や土日祝に預ける場合は、別料金の支払いが必要でした。

社会保険にも入っていましたし、9時から18時までの間で入れるだけシフトに入って稼がないといけませんでした。

職場復帰にあたり、ホールだけではなくキッチンに入らないかと打診されました。
「両方できる人がいると、混んだ後に立て直しやすくなるしシフトも多く入れてあげられる」
と言われました。

断る理由はありませんでした。

復職すると、休憩時間にはキッチンに入るのに必要なことを勉強しながら過ごしました。

午前中からランチタイムが終わるまではホールで働き、その後2時間くらいキッチンに入って、少しずつ仕事を教えてもらいました。


大変でしたが、それより大変だったのは、合間の夫の送迎でした。

仕事しながら夫を送迎

出産前から乗っていた車が1台あったものの、私の職場復帰に合わせて夫の出勤用に原付を購入しました。

ところが、原付で出勤するようになってから半年もしないうちに、
夫の会社から通勤に車を使うようにとのお達しがあり、ただ同然でぼろ車を手に入れたのですが。。。

ちょっとしたわき見運転で、その車がなくなってしまったのです。

かといって、他に購入するお金もなく、
私が夫の送り迎えをしつつ飲食店でフルタイムで働く
という生活が始まりました。

当時の長女は2歳前。

イヤイヤ期も重なっていましたし、
夫を送って娘を保育園に預け、私が出勤するのに約1時間半。

フルタイムの仕事が終わってから、
保育園に娘を迎えに行って、
夕飯をつくったりお風呂に入れたりしながら夫からの連絡を待ち、
連絡が来たら娘を連れて夫を迎えにまた往復1時間。

何より、夫の仕事がいつ終わるのかが全く分からないことがストレスでした。

その生活は10カ月ほど続きました。

夫の送迎が終わったのは、車検のタイミングで車を買い替えることになり、合わせて車屋さんで安く軽自動車を手に入れることができたからです。

2人目の産休育休取得

結局、4歳差の出産になりました。

1人目の復帰後、何度も迷っていたのが、2人目の時期でした。

2歳差にするなら復帰してからまたすぐ休みになるから、言いづらいし迷惑かな。

3歳差にすると卒入学の時期がかぶって大変かな。

4歳差は~~~…

と。

悩んで迷って、積極的な妊活はできませんでした。

妊娠中も変わらず時折キッチンに入っていましたが、
ひどく暑い環境で、
集中すると呼吸を止めてしまいがち、
そして水分を取りづらい環境だったので熱中症になってしまい数回点滴を打ったものの、
そのほかのトラブルはなく無事に休みに入ることができました。

職場復帰②

2回目の職場復帰は、次女が1才になるタイミングにしました。

職場復帰にあたってキッチンにがっつり入ることになりました。
基本的にホールに行くことはありません。
ということは、ランチのピークタイムに対応できなければならないのです。

ランチタイムの主婦の方々は、優しく教えてなどくれません。
どんどんできるようにならないと、自分がつらいだけです。
職場の勉強ツールを見てノートにまとめながら、できることを増やしていきました。

オーダーが入ったら読んで、
必要なものを焼いたり揚げたりお湯で温めたり、
出来上がったものを盛りつけられるようにお皿の用意や野菜を準備したり、先出しのもの(サラダやスープなど)を出したり、
パズルのように組み立ててどんどんやっていかないといけません。

基本的に、注文から提供まで15分が目標です。
オーダーを表示されているタッチパネルには、時間の経過とともに色がついていきます。
だんだん黄色くなっていき、15分経つと赤くなります。
その後は黒っぽく変化していくのです。

思い出すだけで怖い。

ピークに入ると、呼吸をするのも忘れるほどに集中してやっていました。

合間には、
なくなったものがあれば補充したり、
ホールが間に合っていなければお膳の用意をしたりデザートをつくったり、
皿洗いをしたり。

ひと通りやることをやって落ち着いたら、夕方には発注作業があります。

混んでいたり、休憩の都合だったりで、出来ない日もあるのですが。
できないと文句を言われることもあって、モヤモヤしました。

モヤモヤの理由は、夕方に発注作業をするのはこちらの好意であって、義務ではなかったからです。

番外編

わかりやすい不機嫌

S店長は、あるタイミングで決まって不機嫌になりました。
見ていると不機嫌なのがわかるのですが、
S店長の不機嫌がわからずに高校生の子がひどく叱られて泣いてしまうこともありました。

そういう時、私はそっとS店長にお伝えしました。


「表(ホールのことです)は大丈夫なので、休憩行ってきてください」

S店長は、自分のまかないを持って裏に下がります。




お腹が空いていたんですね~!
子どもか!!!



続く。



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