見出し画像

J1第33節 vs福岡(H)

2023/11/25 14:00  IN埼玉スタジアム2002

前節万全な首位神戸相手に善戦し、誤審で得点が与えられ大事な試合を敗北という結果でリーグ優勝が消滅してしまったレッズ。今節はルヴァンカップ決勝で敗れてしまったアビスパ福岡とのリーグ戦でのリベンジマッチとなる。

福岡は歴代最強のチーム作りができており、今季の残り試合は少しでも上の順位で終えることを目標としている。
対して浦和は3位死守という難しい位置付けとなるが、この試合はどのような結末になるだろうか。

試合メンバー

まず試合が動いたのは12分のシーン。

安居のビルドアップから、今季初先発となった中島のチャンスメイクのこぼれ球を拾った明本がペナルティエリア内に侵入しPKを獲得した。
この一連の流れは素晴らしく、中島の受けたポジショニングが絶妙であった。
PKもショルツが初めてふんわり真ん中のシュートを決め先制点を決めた。

しかし31分には埼玉出身のこの男にまたもやられてしまう。
それは福岡FW紺野和也。FW山岸との競り合いで柴戸がバウンドで処理を行ったことがきっかけとなり、簡単に裏を突かれてしまった。飛び出した西川も対応が定まらず綺麗なゴールを決められてしまった。

43分にはこの日右サイドバックに入った関根がらしいプレーを披露する。
彼の突破から細かく繋ぎ中島のシュートで締めた。

44分には福岡の攻撃で右サイドを突破したFW紺野に危険なミドルを打たせてしまう。これはタッチラインを抜けた時点でリトリートする必要があったので、対応は難しかったシーンであった。

エンドが変わった53分、ハーフタイムで交代した小泉から荻原に変わり、結果的にそこが穴になることに。
福岡左サイドで選手間の近い距離で崩され、逆サイドのDF小田にフリーで打たせてしまう。
これは事前に防ぎ切りたかったものの、中に入ってくる相手選手がいなかったため、荻原はDF小田を注意深く見ておく必要があった。
残念なシーンの一つである。

61分にはビルドアップで事故が起きてしまい、結果的に柴戸がその餌食になったが、その前の荻原のバックパスで蟻地獄に入ってしまった。もし彼がその時フリーの柴戸に預けていれば福岡の網は突破できた。しかし荻原がホイブラーテンに下げたことにより、福岡の狙いに吸い込まれてしまった。
一瞬の判断がミスに繋がる。この時期にはしてはいけないプレー選択だった。

74分には反撃の一撃が。
岩波、明本、カンテ、リンセン、そして得点者のシャルクが関わり一点をもぎ取る。

94分にはリンセンが決定機を決められずそのまま試合終了。
公式戦4連敗という最悪の11月が続いてしまった。

☆Pick up player

MF No22. 柴戸海選手

この日今季初めてのスタメン出場となったが、苦い思い出になってしまった。先日28歳の誕生日を迎え、出場停止の岩尾と怪我の伊藤に勝る活躍をしたかったが、不運な1日となる。
久々のゲームで若干空回り感が強く、試合勘のなかが結果的に悪く映った。

☆結びに

ルヴァンカップのリベンジマッチとして位置付けたこの試合。
メンバーを入れ替えて臨んだ一戦であったが、福岡の上手さにハマってしまった。

この次は中3日で重要なACL武漢戦を控える。
今度こそ勝利しグループステージ突破へ切り替えていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?