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日本精工の搬送アシストロボット:日本医学会総会2023東京 博覧会 スマートな働き方企画展示 01

2023年04月22日、私は東京国際フォーラムを訪れ、一般客として、日本医学会総会 2023 東京 博覧会(以下2023博覧会)に参加した([1])。

 

「日本医学会総会2023東京 博覧会 日本医学会総会2023東京 博覧会 スマートな働き方企画展示」で、日本精工株式会社(以下同社)は搬送アシストロボットを展示した。

このロボットは医療現場向けに開発されたもので、2021年10月から、神奈川県の「令和3年度新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業」に参加したものである。

このロボットが開発された理由は、病院内ではその廊下が狭いことと人の往来が多いためである。また、医療従事者の負担を軽減できるロボットなら、医療現場における働き方改革にも貢献できるためである。

実際、このロボットは「令和5年度神奈川県県内産業DXプロジェクト支援事業」に採択された。

そして、2024年04月19日、医療法人徳洲会 湘南鎌倉総合病院(以下同病院)と同社は、医療従事者の負担軽減を目的として、この搬送アシストロボットを実用化したことを発表した。2024年03月から、このロボットは同病院で稼働している(図01.01,[2],[3],[4])。

(a)本体。
(b)ストレッチャーの足元に搬送アシストロボットを搭載。
図01.01.搬送アシストロボット。

私は医療現場で活躍するロボットを見てきた(以下の拙記事を参照)が、同社の搬送アシストロボットもまた驚嘆に値するものである。実際、ストレッチャーは結構重いわけだし。



参考文献

[1] 第31回日本医学会総会2023東京 展示事務局.“第31回日本医学会総会 博覧会 ホームページ”.https://tsunagu-iryo.jp/minna-expo/,(参照2024年05月25日).

[2] 日本精工株式会社.“ユーザーに本当に使ってもらえるロボットで医療現場に貢献”.日本精工 ホームページ.企業情報.Webマガジン「NSK Stories」.2022年02月24日.https://www.nsk.com/jp/company/news/stories/2022/0224a.html,(参照2024年05月25日).

[3] 日本精工株式会社.“自律走行機能付き搬送アシストロボットのプロジェクトが「令和5年度神奈川県県内産業DXプロジェクト支援事業」に採択~医療施設でのRX(ロボティクス・トランスフォーメーション)を加速~”.日本精工 ホームページ.企業情報.ニュース.2023年07月25日.https://www.nsk.com/jp/company/news/2023/0725a.html,(参照2024年05月25日).

[4] 日本精工株式会社.“医療現場で搬送アシストロボットを実用化”.日本精工 ホームページ.企業情報.ニュース.2024年04月19日.https://www.nsk.com/jp/company/news/2024/0419a.html,(参照2024年05月25日).

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