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第2章 毒の博物館 2-1 生物の毒:「特別展「毒」」見聞録 その03

2023年04月27日、私は大阪市立自然史博物館を訪れ、一般客として、「特別展「毒」」(以下同展)に参加した([1],[2])。

同展「第2章 毒の博物館 2-1 生物の毒」([3])で、「守るための毒」(図03.01)を持つ生物として、セイヨウイラクサの標本(図03.02)と茎の拡大模型(図03.03)、ならびに、イラガの幼虫の拡大模型(図03.04)が展示された。

図03.01.守るための毒。 
図03.02.セイヨウイラクサ 標本。
図03.03.セイヨウイラクサの茎 拡大模型(約70倍)。
セイヨウイラクサの茎葉には、毒成分を含んだ針状の棘(刺毛)が多く生えている。
国立科学博物館蔵。 
図03.04.イラガの幼虫 拡大模型(約100倍)。
体を覆う毒棘で身を守る。
国立科学博物館蔵。

一方、「攻めるための毒」(図03.05)を持つ生物として、オオスズメバチの拡大模型(図03.06)、ならびに、ハブの拡大模型など(図03.07~09)が展示された。

図03.05.攻めるための毒。 
図03.06.オオスズメバチ 拡大模型(約40倍)。
体内に隠した毒針を狩りなどに用いる。
国立科学博物館蔵。
図03.07.ハブの攻撃時の頭部 拡大模型(約30倍)。
口を大きく開けて対象に毒牙を向け、まっすぐに襲いかかる。刺さった牙からは大量の毒液が注入される。
国立科学博物館蔵。 
図03.08.ハブ毒牙 拡大模型(約30倍)。
注射針の様に根本と先端に穴が開いた管状になっている。
国立科学博物館蔵。
図03.09.ハブ。
日本蛇族学術研究所蔵。

毒は「守るための毒」と「攻めるための毒」に大別されることは、基礎中の基礎である。



参考文献

[1] 独立行政法人 国立科学博物館,株式会社 読売新聞社,株式会社 フジテレビジョン.“特別展「毒」 ホームページ”.https://www.dokuten.jp/,(参照2023年05月14日).

[2] 関西テレビ放送株式会社.“特別展「毒」”.関西テレビ ホームページ.EVENT イベント情報.https://www.ktv.jp/event/dokuten/,(参照2023年05月14日).

[3] 独立行政法人 国立科学博物館,株式会社 読売新聞社,株式会社 フジテレビジョン.“第2章 毒の博物館”.特別展「毒」 ホームページ.展示構成.https://www.dokuten.jp/exhibition02.html,(参照2023年05月14日).

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