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スポーツ界でやりたい事を見つけた日

つい先日ふと、
「自分のやりたいこと」というのが
胸にストンと落ちた気がして、
その熱のまま筆を執っている。

僕がこれからやっていきたい事。

それは、
「発信したいけど術がない」という競技や
「メディアでの露出があまり無い」という
アスリートとそれを見たいファンとの
マッチングである。

まずは、ファン向けのコミュニティを開設し、
参加メンバーが見たい、作りたい特集を
一緒に企画し、一緒に作っていく。

いわば、自分の推し選手のコンテンツを
自分の意志で作っていくコミュニティだ。

撮影は出来る限りスマホを駆使し、
従来の予算の10分の1を目指す。
「ファンが見たい」を優先し実現する場だ。

もちろん
まだまだ乗り越えなければならない壁は
たくさんあるが、
今は、そんなビジョンを持っていて、
このnoteは、実現へ向けた道しるべに近い。

「スポーツ業界で働く」を目指して

思い返してみると、
スポーツ業界で働きたいと思い始めたのは
今からおよそ10年ほど前、まだ学生だった。

「よーいドーン!」の号砲と共に
横一列的にスタートを切る
日本の就活システムに疑問を覚えつつも、
将来、自分がやりたい仕事に関して、
真剣に向き合ったことはそれまでなかったし、
説明会や面接選考が始まっても、
どこかフワフワしていたと思う。

「何か自分からアクションを!」
と大学4年の時に参加したのが、
スポーツ業界を目指すセミナーだった。

学生にとっては決して安くない入会金を、
説明会終わりの電車で即効振り込んだのを
今でも覚えている。

【MARS CAMP】

毎週、
スポーツ業界で働くゲストの講演を受講し、
週末にはインターン生として
フットサルやBjリーグの興行の手伝い。
スポンサー営業のテレアポなどを経験出来た事は
業界で働くイメージを具体化してくれたし、
刺激的な日々だった。
(実はインターン先は千葉ジェッツだった)

スポーツの職場にいる満足感

晴れて、スポーツの映像制作会社に入社。

めでたくスポーツ業界で働く事になり
Jリーグや駅伝、ゴルフ中継や春高バレーなど
数々の現場から映像を届ける仕事は
新鮮で純粋に面白かった。
(辛いこともたくさんあったけど)

2012年:スポーツ映像制作会社
(Jリーグ、MLB、柔道、NBA、体操、米女子ゴルフなど)
2013~16年:某テレビ局 ※出向
(国内男女ゴルフ、男女駅伝、マラソン、春高バレー、ソチ五輪など)

ところが学生時代、切磋琢磨していた同期は、
プロスポーツクラブや広告代理店に行き、
「サッカーを通じて地域を盛り上げたい」
「日本のスポーツ産業を大きくしたい」と、
高い野望を掲げ、
スポーツビジネスの最前線にいる。

一方、自分はスポーツ業界に対して
「何ができて、何をしていきたいのか」
その答えは働き始めてからも、明確になかった。

元々、何か一つの競技に特別な思いや
こだわりがあった訳でもなく、
贔屓クラブもない。
どれだけ担当競技が変わっても、
毎日楽しいと思えていたのは、
「スポーツに関わる仕事をしている」という
その事実への安心感と満足感だけだった。

それに何を考えずとも
スポーツの現場はやはり楽しかったのだ。

大きな組織の歯車の1つとして働く事で
「まだ成長段階である」と
どこか甘えていたのかもしれない。

出来る事がやりたい事を拡げていく

大きな組織でしか
経験できない規模のプロジェクトや、
トップアスリートへの取材経験は間違いなく
自分の血肉となったし大きく成長させてくれた。

一方で、「人気」や「流行り」に
注目が集まる主要メディアで
露出枠を確保するのは想像を超えた戦場で、
取り上げたい選手がいるのに
自分の力ではどうもできないジレンマは
何度もあった。

もちろん、
自分の力不足も大きかったと思うが、
今のようにSNSが発達し
自分から発信するというカルチャーは
まだまだ根付いておらず、
メジャースポーツやトップ選手でなければ、
その差は尚更だった。

そんな環境にいた自分の感覚を
変えてくれたきっかけが
外資系スポーツ映像配信会社への転職だった。

それが2017年のこと。

テレビの広告モデルではなく、
月額のサブスクリプション有料モデル。
スポーツを本当に好きな人に向けた
プラットフォームでは、
「人気」や「流行り」に縛られる事なく
本質のオモシロさや魅力を追求した。

この頃から、やりたい事に
主体性を持つようになった気がする。
理由の大きな1つは、
経験値が溜まり出来る事が増えてきたからだ。

しかし同時に少しずつ、
以前までは何事にも楽しめていたはずの仕事に
自分の「欲」や「意志」が入るようになる。

そんなタイミングで出会ったのが、
バスケットボールだった。

日本代表チームの密着や
選手のショートドキュメンタリーなど、
コアファンが見たいと思うコンテンツを
届けていく制作スタイルは新たな楽しさに変わり
「自分がやるべき事」として
生きがいにすら感じた。

小さなコミュニティメディア

そんな想いや自分が出来る事を、
個人の活動を通じても実践していきたい。
それが、冒頭に述べた宣言の真意である。

どうせなら一度の人生、
少しでも自分の存在価値や介在価値が
誰かの為になれたら嬉しい。

SNSの追い風もあり
誰でもメディアとなれる時代となった今、
「自分が届けられるもの、届けるべきものとは」
この問いに日々、自問自答している。

サッカーや野球のように
メジャーな人気コンテンツを届けたいメディア、
そしてクリエイターはたくさんいる。

むしろそうではないマイナースポーツや、
注目をあまり浴びないアスリートと
ファンを繋げたいし、
それで喜んでくれる人がいる事に喜びを感じる。

やりたい事を見つけるまでに8年かかった。
むしろ生まれてからは30年経った。

「撮って、作って、届ける」

自分が出来る事は些細でシンプルだけど
そんな小さなコミュニティメディアの設立を
この夏、目指している。

※noteでざっくばらんに
 バスケ愛を語り合うサークル活動やってます

【サークル:バスケ愛 語り部】

※Twitterでは自身が取り組んでいる事や、
コンテンツ制作や取材で感じた事を呟いてます。


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