190円のモニターで大勝利したと思い込んだ話
要約
「おうちに帰っても遠足です」
まぁ、今回言いたいのはそれだけです。あ、あと「みんなで最終処分場に行こう!」ってことも大事、というか、こっちのほうが大事。
ことの発端
物語は、一件の記事から始まった。
曰く、秋葉原最終処分場にて、ノートPCの上半身-ThinkPadX250 と Let'noteのブツ-を販売するとのこと。
「液晶部分だけでも使えるかもしれないし、ThinkPadもLet's noteもいつか触ってみたいし…」などともっともらしい理由を並べ立てた筆者は意気揚々と秋葉原へ。…本当は、以前macの下半身を買いにいけなかったことが悲しかっただけだったんです。
さて、お目当てのブツを確保した私の目に、ふと飛び込んできたのは19インチのモニター。近寄ってみると…なんか、おかしなことが書いてある。
「1Inch=10円」
…マジか。お値段まさかの190円。
ちょうどnvidiaのマイニングリグ用の監視モニターが欲しかった私は購入を即決。ウキウキで自宅へ帰宅しました。
大勝利かと思いきや…
7枚目となるモニターを買ってきた私を訝しげに見つめる家族を尻目に、いざ接続。
…動くんですね、これが。…展示してあった時も動いてた(気がする)んで、当然といえばそうなのですが。しかし、190円で動作品(大嘘)のモニターが購入できるなんて、すごくないですか?秋葉原最終処分場。
大勝利に沸き返る自室(一人)。これは布教しなければ、と決意に燃えていたわけですが、その決意の炎は突発的な北風によって、きれいに吹き消されました。
ときに、マイニングというのはものすごい熱を持つわけでして、マイニングリグは平気な顔して70度とか超えてくるんですよね。それをファンで排熱するもんですから、室内はホカホカの暖房いらず。というか、暑いレベルなので換気が必要不可欠なんです。ということで、北と南の窓を開けたのですが、本日は大変北風が強くなっておりました。
写真のように、北側の窓を背に設置されたモニターの、その背後から、びゅうとひと吹き。残念ながらそのモニターは、背後からの北風に抵抗できるほどの強固な体幹を有していませんでした。モニターは機器に覆いかぶさるように転倒。ぐちゃり、という不穏な音が響いたのでございます。
九回裏、ツーアウトからの逆転負け
…はい、ここにきて逆転負けです。写真のように、くっきりと傷が入ってしまいました。
…マジか…。
いや、190円を見たときもマジかと思ったけど、まあ、最終処分場だしね。あのぐらいの出物、たまにはありますよ。しかし、この勝利を確信した次の瞬間のこの傷…。せっかくの勝利の余韻も台無しです。せっかくの190円が…。
これがほんとの「たまにキズ」ってやつですか…。
まとめ:「おうちに帰っても遠足です」
はい、ということで、大勝利を台無しにした哀れな男の報告でした。なんというか、あれです。「おうちに帰っても遠足です」最後まで油断は禁物。きっちりとセッティングをして、継続して運用できる状態にして、はじめて「勝利」です。皆さんは勝利に浮かれず、勝利の使い方までご考慮なさるよう。
相変わらず、詰めの甘いことで…。
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