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ケアマネって大変じゃない??

はじめに

#天職だと感じた瞬間
みなさんこんにちわ。
普段ケアマネ(介護支援専門員)として仕事をしていますtakeです。
ケアマネの仕事をしていると
「ケアマネさんって大変ですよね?」
「休みとかあるんですか??」
「そんな責任ある仕事無理💦」

なんてよく言われます。
正直な感想でお話をすると、めっちゃ大変だし、責任感も必要だし疲弊する仕事、だと個人的には思います。
でもね、僕はケアマネになり10年が経ちました。
これから先もやれるうちはずっとケアマネをしていく予定です。
それは、大変なこと以上に、
やりがいや嬉しい出来事や利用者さんに感謝できたり、いろいろなことを学ばせてもらったり、

何より、今まで積み上げてきた人生を踏まえてこれからを決めていく本人、家族の気持ちに少しでも寄り添いたい。それは決して簡単じゃないし、寄り添えてるなんて思う得ることはほとんどない。

それでも
あなたが担当でよかった」
「いつもありがとう」
「いつも母が今日は来ないのかな?」って言っています。

なんて言ってもらえる。そんな瞬間がある✨

そしたらそんな大変なことなんて吹っ飛んじゃいます💨
そんな魅力、自分が天職だなーって思うことを今日は思います。
まずはケアマネって何?ってところからお話ししますね。
少しお付き合いください。
#天職だと感じた瞬間

ケアマネって?

居宅ケアマネと施設ケアマネにも分かれますが
今回、僕は居宅ケアマネなのでその視点で話していきますね。
みなさん、ケアマネって聞いたことありますか?正確にはケアマネジャー。日本語では介護支援専門員と呼びます。
厚生労働省のイメージはこんな感じ↓

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000114687.pdf

ご利用者の困りごとに対し、専門職として情報収集、課題分析を行い、有する能力に応じて自立した生活を送れるように支援をしていく。そのための計画を立てたり、ご利用者と社会資源をつなげたりします。
その中の公的な資源が介護保険による介護サービスです。
要介護者が介護サービスを受けるためには居宅サービス計画というものが必要です。
本人、家族も作ることができますが、専門的な部分や地域の社会資源について詳しい把握していない(当たり前のことです😅)ためほとんどの方が介護支援専門員に委託をします。ここでケアマネの出番です。
ケアマネは国家資格ではないですが、基礎資格が必要です。
基礎資格は国家資格となります。そのため国家資格を持っていることは要件の一つになります。※他の要件をクリアすることで要件を見なす場合もあり。また相談員業務に通算5年以上かつ900日以上従事することで、介護支援専門員実務研修受講試験の受験資格を得られます。
その上で試験に合格し、実務研修を受け資格の交付となります。

対象となる国家資格は様々ですが、ケアマネのほとんどは介護福祉士です。
その他に社会福祉士、看護師、理学療法士、歯科医師、医師など。他にもたくさんありますがポイントは基礎資格によりケアマネの視点が変わってくることが挙げられます。

主な仕事内容

ケアマネの仕事は多岐にわたります。。
その中でも大分類して
・相談援助職
・サービス計画作成、サービス担当者会議
・モニタリング
・限度額管理、給付管理
となっています。細かいところでは本当に細かいですが、ここでのポイントとしてケアマネは直接本人に介護をすることはなく、計画を立てる、そのために課題分析をする。分析には情報が必要で相談援助職として専門性を発揮していくということです。


大変と思われる理由

ケアマネやってます。っていうと結構な確率で言われる
・大変そう
・責任が重い
・いつもバタバタ飛び回ったり、調整の電話をしている。
・給料と割が合わない
いくつかその通りなこともありますが
少しまとめると
いつもバタバタ忙しくしていて、その上責任がある仕事でその割に給料が引くから割に合わない。
ということ。もちろん大変だし、利用者のこれからの生活を提案していったり、これからの人生の最終段階にむけて話をしていくこと、その過程にあるリスクのことを伝えたり、、責任は重いです。でも一人で決めるわけではないし、チームで支援していくからチームに頼りながら決めていくもの。だからチーム形成が大変という面もありますね。
事務作業も半端なくあります。
でもね、
ここには見えていない部分があります。そこについて話していきますね。

見えていない部分

見えていない部分。シンプルにいうと、それは相手が人であるから感情がのっているということなのかなって思います。
この仕事をしていると出会った時に、その方との別れが必ずあることを痛感するようになりました。
これは別にこの仕事だけに言えることではないけど、介護、福祉、医療の仕事は特にその色が強い。
介護保険を申請する方は生活に何かしらの介護、支援を要する方、当然基礎疾患や体に不自由な点が出てきているからだと思います。
その状態は急にくることもあれば、徐々に一歩ずつ来ることもあり理由も様々にあります。
その中で今のままでは生活が成り立たない、成り立たなくなることが予想される。だから相談をするわけです。
その中で信頼関係を築きながら、一緒にこれからを考えていく。
介護保険は対象の方が40−64歳で特定の疾患になってしまった方、65歳以上の方で介護が必要な状態の方が申請できますが、80歳以上、場合によっては90歳以上の方と初対面、なんてことも少なくありません。
病気の様々で認知症になり、お話をするのが難しい方もいれば、自分の意思や意向をしっかりと話される方もいる。話をするのが嫌いで最低限の話しかしてくれない方もいれば、会話をすることが好きで何時間もお話を聞くこともあります。

人生観や価値観に触れる

その中で一人一人確実に違うもの、それは考え方、人生観や価値観。
どんな家族と過ごして育ったか、その人が今までどんな人生を歩んできて、どんな人たちと出会い、どんな苦難を誰と乗り越えてきたか。もしくは挫折をしたか。どんな形で折り合いをつけてきたか。
そのことをどのように思っているか、その上で自分らしくこれからを生きるとは、どんなことなのか?
その点を踏まえて本人、家族にアプローチをしていきます。
僕らケアマネはその専門職です。

人生の先輩として学ぶことがたくさん

僕が歩んできた人生とご利用者の歩んできた人生は異なっている。
さらに人生の大先輩です。こちらは介護支援の専門職で様々な提案をしていきますが、僕は専門職である前に一人の人です。そしてこの仕事は人対人の仕事です。
そのことを無しにすることはできません。知らない言葉、知らない歴史、知らない人生に知恵、知らない人生観、知らない価値観、知らない暮らしに触れることが本当に多い。
こんなに贅沢なことはないんじゃないかな。

別れと共に心に刻まれること

話が長くなってきましたのでそろそろまとめますね。
出会った瞬間に別れがあることを書きました。人生の最終段階です。
最後まで自分らしく、最期までその人らしく過ごし旅立った方々がたくさんいらっしゃいます。
ケアマネは直接介護をしませんし、訪問する頻度も他の介護サービスに比べると少ない。それでも感謝される。
お別れをするときにありがとうと言ってもらえる。
そのことを胸にこれからもしっかりとこの仕事を続けたいなーって思います。

心にあるから死なない

人は二度死ぬという言葉があります。
一度目は身体がなくなった時
二度目は人から忘れられた時。
この言葉すごい素敵だなって思います。
僕は今まで自分が担当した人のことを忘れずにいようと思います。
そうすればみんな心に生きているってことですから。
僕はこの仕事が転職だなって思います。

日々、いざの時の一助になればと介護、福祉、医療の情報をこれから介護が必要なる方、現在介護を受けている、している方に向けて情報発信をしています。一度聴いてみてください
↓↓

https://stand.fm/channels/61546380afa93b18fc51664a


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