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人間をシステム化する

こんにちは!World One研究所です。

人のアイデアというのは、人口知能が行うよりはるかに優っているt言えます。

現時点では、人間のように様々な情報を組み合わせて、何千もの中からベストなものを瞬時に見極めることは出来ません。

もちろん、様々なアイデアを膨大な数の組み合わせを作ることは出来ますが多くは、意味のないものになりがちです。

さて、それでは、人間の脳をコンピューターのように働かせて、人間とAIではなしえなかったようなアイデアを生むにはどのようにすればよいのでしょうか?

それは、システマティックにアイデアを生むプロセスを人間の脳を使って何百回も繰り返すことです。

そのアイデアを生み出すシステマティックなアプローチが、アイデアピラミッドを呼ばれるものです。

これは、非常に強力なアイデアを生成するシステマティックなアプローチです。

Scope

アイデアピラミッドは一人でも組織でも行うことが出来ます。当然のことながら組織だって行うことで、アイデアの質は向上し、量が増大します。おそらく、量が増えることは想像がつくとは思いますが、質が向上することは、考えにくいと思います。これを可能にするのが、直列アイデアジェネレーションと並列アイデアジェネレーションです。これは後述しますが、直列アイデアジェネレーションをすることで、組織が大きければ大きいほど非常に質の高いアイデアを生むことが出来る様になります。

プロセス

アイデアピラミッドでは、情報を取り入れ、これらを人間の脳がアイデアを生成することを容易にするプロセスに落とし込みそれらを融合させることで、短時間で強制的にアイデアを生成する事を可能にします。この一連のプロセスを、マシーン的人間思考といいます。マシーン化的人間思考では、人間がアイデアを生むときに経る一定のプロセスを踏みつつ、人間の脳が得意とする無意識的な選別と統合的思考を行える為の遊びを持たせることにより、機械的に人間がアイデアを生む工程を作り上げることが出来ます。この遊びこそが、マシーン的人間思考を可能にするベースになります。この部分のことを、リミットレススペースと呼ばれます。

リミットレススペース

リミットレススペースは、積み上げ思考の後に脳が可能とする、直線距離で解決策に到達する、いわゆる「直観」を生み出す為の思考の中の遊びになります。この遊びには、「フォーカス」「物理」「目的」の3つの種類があります。フォーカスは、意識を向ける力を意味します。機会がある一定のものにしか焦点を当てられないのに対し、人々は様々な角度から情報にスポットライトをあてて、それらを抽象的・具体的という何段階もの階層でとらえることが出来ます。また、それらを様々な「物理的制約」と組み合わせてとらえることが出来ます。物理的制約とは引力、時間、位置、速さ等、人間が自身のセンサーを通して読み取り、体系的に理解しているこの世界をとりまく環境のことです。この感覚は、アイデアを物理空間上の制約に合わせた形で生み出すことを可能にします。最後は、「目的」です。人間の脳は目的に沿って、アイデアを直観的に引き出すことが出来ます。逆にいうと、この目的がなければ人間の脳も方向性を失ってしまい、直観的なゴールに辿りつくアイデアを生み出すことが出来ません。この遊びを意図的に生み出すことで人間的な発想力を保ちながらアイデアを量産できるようになるのです。

アイデアテンプレート

アイデアテンプレートとは、人間がアイデアを出すために必要となる様々な手法と、リミットレススペースを組み合わせて、実践的なワークフローにしたインターフェースのことです。このアイデアテンプレートを用いることで組織的なアイデアを生むことが可能になります。このアイデアテンプレートには、並列用テンプレートと直列用テンプレートがあり、並列用テンプレートは、特定のスコープ内でアイデアを大量に生み出すことを可能にするテンプレートであることに対し、直列用テンプレートは、人間の脳をつなぎ合わせることで、一人の人間では思いつきようのないアイデアを生み出すことを目的として作られています。

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