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旅する2 意外かも知れないがどうやら[フルーツパフェ]も[和風パフェ]に、近い経路を辿ったようだ

[パフェ]

インターネットやSNSを開いて
このワードを検索に掛ければ
瞬時にカラフルな写真が画面を埋め尽くす

多種多様に見える[パフェ]だが
大きく分ければ
[チョコレートパフェ][和風パフェ][フルーツパフェ]
の3つだろう

[パフェ]の語源はフランス語の
“parfait”(パーフェ)に由来する
その意味は[完璧]
英語の“perfect”(パーフェクト)の方が
馴染み深い事だろう

フランス語を起源とするなら[パフェ]の元祖は
[チョコレートパフェ]なのかも知れない

では[和風パフェ]はどうだろうか?

フランスで生まれた[パフェ]はアメリカへ伝わり
そこから背の高いグラスを使うようになり
現在の形になったそうだ
そこから更に海を渡って日本へ

[和風パフェ]はその名の通り
あんこや白玉、抹茶等に洋風テイストを取り入れ
日本独自の進化を遂げ日本の[パフェ]として
親しまれている

最後に[フルーツパフェ]

意外かも知れないが
どうやら[フルーツパフェ]も
[和風パフェ]に近い経路を辿ったようだ

海外の[フルーツパフェ]を見た時
[果物]のポジションは
アイスクリームやヨーグルトの
添え物と言った印象を受ける
コレは他のデザートにも同じ事が言えるだろう

日本ほどに[果物]をメインに置いたデザートや
スイーツは、もしかしたら海外には無いのでは
ないだろうか?
そう思えるくらいに
日本の[フルーツパフェ]は彩り豊かだ
これには日本の[果物]のクオリティと
食文化の違いが起因している様に思う

その昔、欧米の果物は酸味が強く
生食に適さなかった
そこで[果物]を美味しく食べる為
更には彩りを活かす工夫として
コンポートをはじめ
フルーツソース等に見られる
洋菓子の技術が発展し
ケーキやアイスクリームを際立たせる
添え物の地位を確立したのではないだろうか?
肉料理等にもフルーツソースを使用する所を見ると
日本と、海外とでは[果物]の位置付け自体が
異なるようにも思える

それに対して日本では[果物]は古くから
[水菓子]や[木菓子]と呼ばれ
当時貴重だった甘味として生食で親しまれてきた
[干し柿]が和菓子の起源となったほどだ

そこに、日本の気候の特徴である
[四季]が合わさり
季節毎に豊富な種類の[果物]が収穫出来た
それによって
更なる農業技術の発展に繋がったのだろう

上記で見る様に
海外では美味しく食べる為の
調理加工技術が向上した様に
生食に親しんだ日本では
農業技術が発展し
[果物]その物の品質が向上したのだと思う

この様に比較すると日本の果実農家様は
[畑の菓子職人]と呼んで、なんら遜色無いだろう

現在の[フルーツパフェ]もまた
日本の[四季]と農業技術が作り上げた
日本独自の文化なのかも知れない


次回に続く↓

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