【教採面接】事例問題のコツ
さて、教員採用試験の2次試験がそろそろ始まりますね。私の住んでいる神奈川県も来週あたりからスタートしていきます。
ちなみに、私は4回採用試験を受けました。夏になると採用試験のプレッシャーがのしかかってきて、夏休みが全然楽しくないんですよね。
何回も試験を受けていく中で、面接に対する自分なりのコツを見つけたので、紹介をしていきたいと思います。
事例問題は難しい
2次試験と言えば面接です。
神奈川県では、面接の割合が高く、ほとんど面接で決まってしまいますね。
そして、面接で聞かれることとして回答に困ることといえば、事例問題です。
簡単な例で言うと、「あなたのクラスでいじめがあったらどう対応をしますか?」なんていうものです。
臨任経験があり、現場でも働いている人は自分が行った対応を言えばいいのかなぁと思いますが、現場で働いていない人もいますよね。そうした方にはこの質問は難しく感じると思います。
私も、この事例問題はとっても苦手でした。その場の状況によって対応なんて変わるし、そもそもそういうものは現場で学ぶべきものだろうと思っています。
でも、聞かれたからには答えなければいけません。採用試験1年目の時は、「その場の状況で対応が変わると思いますが、、、」なんて答えた覚えがあります。もちろん落っこちました。
そんな私でしたが、4回目の採用試験では自信をもって答えることができるようになりました。なぜなら、コツを見つけたからです。コツを見つけたから4回目で合格を勝ち取ることができました。
事例問題を答えるコツ
これをもとに考えれば間違いのない回答ができるようになります。
そのコツとは「1,安全 2,指導」で考えることです。
少し解説をしていくと、事例問題を出された際、まず最初に考える事は「児童、生徒の安全」です。どんなに良い指導をしても、児童、生徒にけがをさせてはいけません。
また、この「安全」という言葉には、怪我や病気などの”身の安全”だけでなく、”心の安全”も含まれています。
”心の安全”とは、心穏やかにクラスで生活ができるようになるためのものです。
例えば、クラスでのいじめにどう対応するか。という質問では、「いじめられた子は心に深い傷を残してしまったと思います。また安心してクラスで生活ができるようにしていきたいです。」というのをまず最初に言いたいです。
身体と心の”安全”がなければ、なにも始まりません。”安全”があるからこそ、良い指導が響くのです。
そして、次に「指導」が入ります。
これはいろいろな本やインターネットに書いてあることが間違いないので、それを参考に自分の意見を固めていけばいいと思います。
例をだすなら、「いじめに関わった児童、生徒には二度といじめをしないよう毅然とした態度で指導を行います。クラスにもいじめのような卑劣な行為が二度と起きないよう指導します。また、学年の先生をはじめ、学校の先生たちにも事実を共有し、学校全体で児童、生徒の様子を見守れるよう連携をしていきます。」という感じです。
まとめ
いままでの話をまとめますと、面接の事例問題に悩んだら「1,安全 2,指導」の順番で答えを考えていきましょう。ということです。
本やインターネットに書いてあるのは「2,指導」のことばかりなんですよね。そのことばかり話してしまうと、「勉強してきたのね。」とは思われますが、「いい人だな」とは思われません。
だからこそ、「1,安全」を意識することで、「児童、生徒思いの先生」という目で見てもらえます。
教員採用試験まであと少しですね。頑張ってください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?