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【教育】受け止め、指し示すのが指導だと思った話

 夏休みが終わり、しばらく経ちました。

 今更ながら、自分の夏休みを振り返ってみると、教師としての自己研鑽はあまりできてなかったな。と感じております。

 その分、しっかりと休みを取ることで、仕事にも前向きになれた。とも感じております。

 特に、仕事へ前向きになれた出来事が、元校長先生とお話をさせていただいたことでした。

 お盆の時、奥さんがお世話になった校長先生のところへ遊びに行ったのです。

 その時に、いろいろな悩みを聞いていただきました。

 教師はやることが多すぎて、自分のやりたいことがほとんどできない。あの指導も、この指導もしなくちゃいけない。行事もたくさんあるから、細かいことで時間がなくなっていく。

 そんな話をしました。

 話した時、正直に言うと、不安でした。

 こんな若造がやりたいことなんてできるわけがないだろ。って言われるのかな。とか、文句を言える立場になってから考えろ。とか。

 受け止めてもらえなかったらどうしよう。という不安がありました。

 でも、実際はちがいました。

 私の話をしっかりと受け止めていただき、自分も同じような経験があったと話してくれました。

 若いから何言ってるんだ。とかそんなことは言わず、同じ人間として、同じ目線で話を聞いてもらえた気持ちがしました。

 そして、言われたことは、とにかく30歳になるまでは仕事を続けてみなさい。それでも違うなって思うなら辞めればいいじゃない。

 そこから、私は前を向いて仕事に向き合えることができるようになりました。

 今は、スッキリした気分で2学期を迎えられています。

 本当に、いい経験でした。

 そして、感じたことは、指導って受け止め、指し示すものだ、ということです。

 人生の先輩として、気持ちを受け止める

 そして、具体的に、こうした方がいいのではないかとアドバイスをする。

 それが指導なのではないかと感じました。

 これは、学校現場だけでなく、いろいろな場面でも使えると思います。

 みんな、悩みながら生きています。相談に乗る時、受け止め、指し示すことを意識してはいかがでしょうか。

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