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気にせず、ゆるして、受入れる

仏教に、「空(くう)」という思想があります。
このことについて説かれた代表的なお経が「般若心経」です。
例えば、お経の中に「色即是空 空即是色」という有名な一文があります。
色とは、存在すること。
空とは、実体のないこと。
「存在するものは実体がなく。実体のないものは存在する。」
なんだか、なぞなぞみたいですね。笑
何が言いたいのか。
それは、「自分も自分をとり巻く環境も変化するよ」ということです。
変わらないものはないのだから、変化を受入れて今自分のやるべきことに向き合いなさい。
つまり、「気にせず生きよう」と伝えたいのだと、私は解釈しています。

空とは、「気にせず、ゆるして、受入れる」という姿勢であり生き方。
薬師寺の元管主である高田好胤さんは、この空の思想についてこんな風に説いています。

「とらわれず、かたよらず、こだわらず」

生きている限り、とらわれから完全に離れることは難しいです。
しかし、少しでもとらわれている自分に気が付きながら、日々過ごしていきたいものですね。

先日、メンタリストDaiGoさんのYouTube動画の中で、「気づけば人生変わる3つの思い込み」というお話をされていました。
その一つが「現状維持バイアス」。
これは、知らないものや経験したことのないものを受入れることに抵抗を感じること。
私たちは、無意識のうちに現状維持を選んでしまうそうです。
いずれ変化してしまう今の環境にとらわれずチャレンジして成長することが、穏やかな生き方に繋がるのかもしれません。

身のまわりの変化を受け入れながら、今やるべきことに向き合って過ごしていきたいと思います。