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継続を支えてくれる執念

継続は力なり。
これは、反省や工夫を繰り返しながら、やるべきことを続けていく重要性を述べた格言です。
しかし、継続の重要性を理解するのは簡単ですが、実行するのは容易ではありません。
そこで大切なのが、執念であり、信念です
「目標達成までは絶対に諦めない」という強い執念によって、継続は支えられるのです。

ナポレオン・ヒル著『思考は現実化する』きこ書房
には次のようなエピソードが書かれています。

アメリカのゴールドラッシュの時代を迎えていた1860年前後。
ダービーという男が一獲千金を夢見て、金の採掘に乗り出します。
初めは順調に採掘でき、機材購入のための借金を返済することはできました。
しかし、途中から金鉱の壁にぶち当たります。
掘っても掘っても、石しか出てきません。
「もう金は出てこないんじゃないか」
何日も諦めずに掘り続けましたが、疲れて絶望したダービーはついに採掘を辞めることを決意します。
金鉱と機材を二束三文で売り払ってしまうのでした。
ところが後日、ダービーから金鉱を譲り受けた人物がさらにその場所を掘り進めていくと、何とわずか90㎝先から再び金が採掘できたのです。
ダービーは強いショックを受け、落胆します。
「あと1メートル諦めずに掘り続けていれば、大金持ちになれたのに」
この失敗体験から、「目標達成までは絶対に諦めない」という教訓を得ます。
その後、ダービーは保険の営業マンになり、教訓を生かしてどんなにお客様から断られても勧誘し続け、業界でトップを争う成功者になったのでした。

これを絶対にやり遂げる
エピソードから分かるように、そんな執念を持つことで継続が支えられるのです。
大切なのは、他人に押し付けないということ。
「最後までやめない」
この言葉はあくまで、自分自身との約束の言葉です。
無理なく頑張りすぎないように、強い信念を持って継続を支えて行きたいと思います。