【LDLバディ対談】自分が人生で一番刺激を受けた一冊（太田祐介さん 能勢町議会議員、農業、キャリアコンサルタント）
１月にLDLに入所して、初の投稿となります。
今回はバディ対談のお声がけを太田祐介さんからいただき、「人生で一番刺激を受けた一冊」というお題で楽しくお話をさせて頂きましたので、その内容をまとめたいと思います。
LDL所長の木下氏は、20年以上にわたり全国各地で経営とまちづくりに携わり、著書『まちづくり幻想』などで知られます。彼の経験と洞察に基づき、地域再生と都市開発に取り組んでいるのがLDLで、ユニークなメンバーが活発に意見を出し合ってお互いを高めています。
https://note.com/fumihirookazaki/n/ne15023de7706
太田祐介さんの自己紹介
太田祐介さんは、大阪府豊野郡能勢町で、町議会議員されているそうです。
環境教育常任委員会で「産業、教育」などに取り組まれています。
町議会議員する前は、サラリーマンを10年ほどされた時に、農業に興味を持ち自分でやろうと言うことで現在のところへ引っ越されてきたそうです。
さらに最近は陳情を受ける立場から「相手が本当に言いたいことを引き出す」ためにキャリアコンサルタントの資格を取ることを決めて、今は勉強中ということでした。その経緯と行動力に興味を持ちました。
太田祐介の１冊
太田さんが自分が人生で一番刺激を受けた一冊」であげられたのは、
田中芳樹著書「銀河英雄伝説」
でした。
こちらはコミックにもなって広く読まれているのですが、太田さんのお勧めは情景を自分の頭でイメージするためコミックではなく本を読んでほしいとのことでした。
内容は銀河系を舞台に、帝国と自由惑星同盟の激しい闘争が繰り広げられる中で、若き帝国の将、ラインハルト・フォン・ローエングラムと同盟の軍略家、ヤン・ウェンリーの対決が綴られています。壮大な宇宙叙事詩として日本SF史に刻まれる名作なんですね
アニメの方になりますが参考まで
凄く優秀な専制主義と無能な民主主機のどちら？
本は宇宙戦争というSF的な展開ですが、核として問われているのが
凄く優秀な専制主義と無能な民主主機のどちら？
ということだそうです。
今は戦争も実際に起こっていますし、どちらかと言えば「民主主義」に絶対的な価値がある様に私も感じる時が多いのですが、社会をドラスティックに変えることが必要だと今の世の中を見ていて感じているのも事実です。
その時にカリスマ的な専制君主的な存在が必要になる。
しかし、その人が優秀であればあるほどその人に頼る部分が大きくなっていく。さらに永遠にその人に頼るわけにはいかない中で、次の人が優秀とは限らないというジレンマ
その話をしていて、ついつい私はフィリピンのドゥテルテ前大統領を思い出しました。
彼はよく「フィリピンのトランプ（前）大統領」などと呼ぶ人もいますが、多くのフィリピン人、特に彼の出身地であるダバオの人たちからは今でも絶大な信頼と尊敬を受けています。
在任中は麻薬取り締まりで超法規的な行動を取ったのでは？と国際的な人権団体から目をつけられていて、それに対しても悪びれることもなくまさに専制君主のように振る舞っていましたが、実際にフィリピンの麻薬犯罪は深刻な面を持ち合わせていて、多くの人を不幸にしているからドラスティックに変える必要があり、その点に対して信念を持って取り組んでいたと思います。だから6年の任期が終わる時も70％近い支持率を維持していました。
今の日本人がやらないといけないこと
そんな流れから太田さんと「今の日本人がやらないといけないことは？」というトピックになりました。
私がフィリピン的に近所付き合いなどお互いに助け合うことを挙げたのですが、その点に対して移住してきた立場から特に田舎などはよそ者を受け入れのくい雰囲気が残るところがあるので、実際に隣近所の付き合いがどれほど大切なのか？と言われました。
その時に意見が合致したのが、物質的な隣近所ではなくLDLのようなコミュニティなどに集まる人との付き合いを密にするのは意味があるのではないか？という点でした。
さらにちゃんと人生を豊かにするために自己主張してやりたいことを言える人が大切で、そういう人たちと協力してやるというマインドが大切であると言われた一方で、LDLのようなコミュニティに所属することに安住してもいけないと自戒を踏まえて言われていたのが印象的でした。
また、そう言う場に来ない人を助けることはできないと言う点も一致しました。
最後に
私はいつもやらかすのですが、調子に乗るとどんどん話してしまって、今回の対談も７割以上私が話してしまっていたと思います。
一方で、議員という人の意見を聞き出すプロとして私が「気持ちよく話せるお膳立て」を常に意識してくれたのかもと思いました。
最後にここはお話できなかったのですが、昔に子供の学童保育の保護者会の会長を務めた経験があります。その時に当時の学童は様々な問題を抱えていて、そのことを会長になるまでは知らなかったので、私が会長の時に保護者会として教育委員会とかなりやり合ったり、議員に陳情に伺ったり、最後は市民の署名を集めて議会の決定にNOを突きつけたりしました。
これは会長という立場にあったからやれたことです。
太田さんは町議会の議員という立場に身を置いて、人の意見に耳を貸してくださっています。政治を変える立場に自ら進み活躍される太田さんに尊敬の念をもってエールが送れたら嬉しく思いました。
最後に、こちらのLDLマガジンに、LDLメンバーの取り組みなどがUPされています。随時ご確認ください！
https://note.com/otayusuke_ishin/n/n4414823e0038
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