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【LDLバディ対談】自分が人生で一番刺激を受けた一冊(竹原浩二 さん フィリピン観光省)

こんにちは!
今回はフィリピン観光省大阪事務所の日本人スタッフで、アウトバウンド(日本からフィリピンへの観光)の仕事をされている竹原浩二さんとのバディ対談についてまとめて行きたいと思います。

内容にふれる前に、先ずLDLとは、
『まちづくり幻想』『地元がヤバいと思ったら読む凡人のための地域再生入門』『福岡市が地方最強の都市になった理由』『地方創生大全』『稼ぐまちが地方を変える』などの著者で、約20年にわたって全国各地で経営とまちづくりに取組んでいる木下斉さんが所長として立ち上げたラボのことです。

そして、そのLDLに参加しているメンバーで定期的にバディを組んでテーマを持って対談し発信する取り組みです。



◯竹原さんの自己紹介

竹原さんは現在フィリピン観光省大阪事務所の日本人スタッフとして働いています。もとは洋菓子製造メーカーの営業職をしておられましたが、阪神淡路大震災を契機に「やりたいことを後回しにするのはよくないんじゃないか?」という気づきがあり、次に紹介のある本(雑誌記事)をきっかけに海外で働きたいと思われたそうです。
行き先はフィリピンで、最初は働くことは断られたそうですが、3回目にたまたま空きがでたということでそこで働くことになったそうです。
当時の仕事はカオハガン島にあるペンションハウスの運営と接客が主で、旅行客と三食をともにすることもあったそうです。
その後、フィリピンの旅行会社で働き結婚、子育ても経験され、2011年に日本に戻ってこられました。2014年にフィリピンの知り合いから声がかかって今のフィリピン観光省の大阪事務所のスタッフとして、アウトバウンドのプロモーション活動や、現地への添乗の仕事をされているそうです。

LDLには、フィリピンでの語学留学のプログラムについて木下斉さんのVoicyで質問したことをきっかけに参加されたそうです。

◯竹原さんの一冊

竹原さんが「自分が人生で一番刺激を受けた一冊」であげられたのは、崎山克彦さんの「何もなくて豊かな島: 南海の小島カオハガンに暮らす」です。
この本は、著者の崎山克彦さんがフィリピンにある小島カオハガンを購入し現地の人たちとの暮らしについての内容です。
崎山克彦さんについてはこちらのWEBサイトをご参照ください。

カオハガン島は東京ドーム1個分くらいの広さに450人の島民の方が暮らしています。崎山さんは宿泊施設を運営しながら、現地での教育や医療のサポートをされていたそうで、崎山さん引退されていますが、その営みはいまも継続されています。

震災で幸いにも身内で亡くなる方はいなかったものの、「やりたいことを後回しにするのはよくないんじゃないか?」という考えで、国内ではなく海外で働こうと思われ実行された行動力には驚きました。

私の紹介した本については是非竹原さんのnoteをご覧いただければと思います。


◯フィリピン人の人物像

竹原さんがフィリピンで生活をされ、現地の方々と触れ合っている中での人物像について伺ってみました。
まず、フィリピンの方たちはお金がなくても楽しく笑えるハッピーな文化を持っている。フィリピンの文化はデザートの「ハロハロ」のように、良いものも悪いものも混ざりあって一つの器の中で共存しているとおっしゃられていました。
また、フィリピンは植民地時代も長くアメリカナイズされていてサバサバしているところや、ビジネスライクなところが面白いとも話されていました。

◯これからの日本人に必要なものは?

本について伺う流れで、フィリピンでも長く生活をされ、結婚、子育てを経験された竹原さんと、これからの日本人に必要なものってなんでしょうね?という話をしました。
①日本人は個人技能や職人気質に長けているけども、お互いに助け合う精神もこれからは重要じゃないか。
②お互いに助け合うことが重要で、これからコミュニティの時代に戻る必要があるのではないか。そのコミュニティは物理的な隣近所というわけではなく、同じ方向性を向いている人たちとWEBを通じて作っていけるんじゃないか。
というものでした。やはりすべての人を引っ張り上げるような力は私達にはないし、そのリソースもありません。他者に依存するのではなく、手を挙げた人たちと対等な関係の中で共に支え合うというスタンスを共感できるのがいいよね、という話になりました。

◯まとめ

いかがでしたでしょうか?ダイナミックな人生を送っておられる竹原さんのお話は大変興味深く面白かったです。パスポートが失効して久しい私は、あまり海外に目が向いていませんでしたが、パスポートだけでもまず取得していつでもいけるような準備をしておいてもいいのかなと思いました。
また、竹原さんが触れてこられたフィリピンの方々の人物像と日本人を比べたとき、日本が学ぶべきところも多くあるなと感じました。


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