宇宙ステーションで何する?

ロシアがアメリカと共同で使っている国際宇宙ステーション(ISS)から離脱すると言うことを発表しましたよね。

この宇宙ステーションはアメリカとロシアが中心に日本、カナダ、ヨーロッパ諸国が各施設を繋ぎ合わせて各国がそれぞれ運用できるようにした国際的な施設と言ってもいいと思います。

しかし実際に宇宙ステーションでどのような事がされていて、それが本当に役に立っているんか?などは余り知られていないのではないおでしょうか?

今日は日経新聞で「ニッキィの大疑問」で取り上げられていた宇宙ステーションについて書いていきます。

その活用は

実験・観測、いずれ旅行先

になろうとしています。

可能性が広がる宇宙ステーションを分かりやすく

*宇宙ステーションはどのような役に立っているの?
*宇宙ステーションはいつから使われている?
*一般人も利用できるの?
*中国やロシアも新たな宇宙ステーションを建設

とみていきながら

宇宙ステーションも民間企業が活躍する時代になろうとしている

という急速に進む宇宙開発と今の世界の紛争がどう影響するか考える機会にしたいです。

*宇宙ステーションはどのような役に立っているの?

宇宙空間の最大の特徴は無重力と言うことです。地球では絶対にありえない環境です。
(飛行機で急降下すると無重力になる瞬間がありますが、ずっとその状況というのは無理ですよね)

宇宙で実感するのは、無重量状態を利用するなどして地球上では難しい実験を行い、新しいクスリや新素材などを、開発する研究に役立てていることです。

例えば、たんぱく質などは、重力の影響を受けずにきれいな結晶になることが出来ます。

そのことで立体構造をより詳細に解明することができて、基礎科学の発展のみならず創薬支援を始めとした様々なライフサイエンスの産業応用につながる成果が期待されています。新薬開発に大いに役立つのです。

また、宇宙船で長く過ごす為に限られた資源を有効活用するために、空気や水などを浄化し再利用を進めます

それは、地球上の環境改善にも活用できます。

また宇宙飛行士が長期間生活することで、宇宙での生活が人間にどのような影響を与えるかといったデータも集めています。こうしたデータは将来、人間が月や火星などで暮らす時の参考になります。

宇宙飛行士が宇宙で過ごす事自体が貴重な人体実験をしてくれていることになるのです。

*宇宙ステーションはいつから使われている?

実は、正式な宇宙ステーションに明確な定義はないのですが、一般的に人が長期間滞在して宇宙で暮らせる施設をさしています。

長期間宇宙空間で過ごした最初の例では、

旧ソ連が1971年に打ち上げた「サリュート1号」

が世界最初の宇宙ステーションと呼べそうです。

3人の宇宙飛行士が23日間滞在ました。

様々な実験を繰り返したのですが、3人の宇宙飛行士は大気圏突入の時空気が抜ける事故で3人とも亡くなったのでした。

ちなみにこれまで宇宙に最も長く滞在したのはロシア人宇宙飛行士のゲナディ・パダルカさんで、5回の合計で879日滞在しました。

1度の滞在ではロシアのワレリー・ポリャコフさんが1995年にかけて「ミール」に滞在した437日間が最長記録です

閉所恐怖症でなくてもずっと、過ごすとなるとやはり宇宙飛行士は精神的にも肉体的にも強靭さがもとめられますね。

*一般人も利用できるの?

ここ数年かなりの宇宙事業に民間企業が参入して、生座なな分野で進歩してきています

米国やロシアはISSの民間利用にも力を入れているのです。

昨年末にロシアのロケットではZOZOの前澤さんがISSに滞在しましたが、その後も映画撮影チームもISSを訪れたりしています。

米国でも民間旅行会社スペースXのロケットを使い、民間人4人だけでISSを訪れています。

*中国やロシアも新たな宇宙ステーションを建設

アメリカとロシア以外に宇宙開発でその存在感をぐんぐん増しているのが中国です。

中国の宇宙ステーションは21年から建設が始まり、22年中に完成する予定になっています。

一方で、ロシアは今まで米国と協力してISSを運用してきましたが、ウクライナ侵攻でアメリカやヨーロッパっ諸国との関係が大きく変わりました。

それが今回のISS離脱の検討となって表れたのです。

ロシアは50年前から宇宙開発を手掛け、今でもその分野ではトップクラスですが、経済制裁で部品などが入ってこなくなっています。

宇宙ステーションの独自建設の計画は資金不足などが懸念されるなかでトップを走ってきたロシアは宇宙を諦めるとは思えません。

となれば、支援を頼るのは中国ですよね。

中国は当然技術シェアという形で支援を進めていき、最先端技術を手に入れたら、、、、

宇宙でも存在感を増す中国が暴走しないことを祈りたい気分です。

宇宙ステーションも民間企業が活躍する時代になろうとしている

多くの国から宇宙産業へ参入していくかもしれませんね。

宇宙から地球を見た宇宙飛行士に

「国境は見えない」

という言葉が何度も響きます。

#国際宇宙ステーション #ロシア #中国 #民間 #日経新聞

フィリピンの情報サイトを運営しています。
幅広く情報発信しています。ご覧くださいませ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?