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コロナのワクチン接種3回目って本当に必要?

コロナは少し落ち着いているものの、お隣の韓国が日本とほぼ同じワクチン接種率なのに、過去最高の感染者が出て病床が圧迫されてきたとニュースが流れてきます。

そんな中日本は来月から第3回目の接種が始まるそうです。
ニュースでも、ヨーロッパではワクチン接種をしない事、政府が接種へのプレッシャーをかけることへの嫌悪感からデモがいきたりして、ちょっときな臭くなってます。

当初は2回接種で十分効果があるようにいわれていた「ワクチン接種」は3回目を本当に受ける必要があるのでしょうか?

そんなワクチン接種の情報をまとめてみました

*日本の接種スケジュール
*中和抗体の減少について
*海外での3回目接種の状況
*リスクを考えて3回目接種を決める
*格差が生み出す新たな脅威

とみていきながら
意外な脅威となりそうな

人道的立場から途上国を無視しない
アフリカで変異株が生れないように注意

ということを意識したいと思いました。

飲酒傾向の強い人の抗体が減りやすいと聞いて愕然!
ビールでアルコール消毒出来ないなら、ワインで試そう!

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*日本の3回目接種スケジュール

先日政府が発表した、今後のワクチン接種スケジュールは

2021年12月医療従事者向けに開始

2022年1月高齢者・一般へ拡大

2022年3月職場接種開始へ

という順番で拡大していくようです。

接種を行う期間は、令和3年12月1日から令和4年9月30日までの予定です。前回同様公費なので無料です。

▷2回目接種を完了した日から、原則8か月以上経過した方
▷18歳以上の方
▷ 日本で薬事承認されている、
ファイザー社ワクチン、
武田/モデルナ社ワクチン、
アストラゼネカ社ワクチン
のいずれかを2回接種している場合に限ります。海外で打った方でも条件を満たしていれば大丈夫です。

随時、接種券が届く様ですね。

*中和抗体の減少について

コロナワクチンを接種すると出来るのが中和抗体です。

中和抗体とは特定のタンパク質の活性を中和できる抗体のことで、ウイルスのタンパク質に結合して感染を防ぐ作用を示すのです。

接種1週間~3週間でピークになる中和抗体ですが。半年経つと抗体は80%以上減ってしまうそうです。

これは、ワクチン接種をしているにも関わらず感染してしまう「ブレークスルー感染のリスク」が高まることを意味しているのです。

しかし、一方では免疫システムは残っているので無防備にはならなず、重症化しにくいことも分かってきました。

減ると怖い中和抗体ですが、無防備にはならないので、流行りだした2020年の春のような恐ろしさはなさそうです。

*海外での3回目接種の状況

そんな流れを受けて、海外では歩と足先に3回目の接種が始まっています。
国別にみてみましょう

イスラエル 8月開始
60歳以上で開始対象年齢を順次引き下げ12歳以上に

アメリカ 9月開始
65歳以上や、健康リスクの高い人、医療従事者など

イギリス 9月開始
50歳以上や、健康リスクの高い人、医療従事者など

フランス 9月開始
65歳以上や、健康リスクの高い人、医療従事者など

ドイツ 9月開始
高齢者施設入居者や、健康リスクの高い人、医療従事者など

各国とも基礎疾患のかる健康リスクに高い人と、高齢者、医療従事者にともかく打ってもらえる様に動いています。

海外では日本より国民全体でみれば「接種率」は少ない国が多いですね。

一定数の人が、明確な意思を持って打たないと決めていて接種率が伸び悩んでいます。

個人の意思が尊重されることが大切ですが、接種率が高くならないとずっと発病のリスクがあるので制限が繰り返される事を考えると板挟みという感じです。

*リスクを考えて3回目接種を決める

気になる副反応ですが、2回目と同等だと考えて良いようです。

2回目接種でも重篤な反応を示した人はさほど多く無なく、その点は安心出来ました。

上述の国では3回目の接種が始まっているので、その国で起きていることが、一つの短期的な目安にはなると思います。

今回難しいなぁと感じるのが

アメリカは、2021年10月時点で

ブレークスルー感染は人口10万人あたり16.8人
と非常にすくないのですが、
イスラエルの
ブレークスルー感染は人口10万人あたり1,226人

とアメリカの7倍の差があることです。
まだまだ謎の多い病気ですね。

*格差が生み出す新たな脅威

私はもっと難しい問題をはらんでいると感じるのが

ワクチン格差 

です。

世界中のワクチン接種率の平均を取れば 平均42.3%

世界一接種が進んでいる国は アラブで89.3%
日本はかなり上位の 76.2%

アフリカ諸国での接種率僅か 6%(2回接種)です。

一位のアラブとは対照的な数ですね

アフリカで低いのは、暑い国なので管理が大変なこともあると思います。
フィリピンも同様の理由で30.1%とあまり伸びていません。

では、意外な脅威をみていきましょう。
それは、
人道的立場から途上国を無視しない
アフリカで変異株が生れないように注意

ということです。

先進国と違って自国でワクチン開発はほとんど出来ないので、全てのワクチンを他国からの輸入に委ねられています。

世界中で被害の出ている病気ですら、先進国はまずは自分の国の国民からと考えるでしょう。

しかし、アフリカの人の気持ちになれば、自分たちは1回も打てずにハイリスクなのに、3回目を打つのは必要なの?と思うでしょう。

「自分たちは見捨てられた」

と思うでしょう。一番苦しくて助けが欲しい状況に関わらず、ワクチンが回ってこなければ怒りの感情を感じてしまうかもしれません。

これがコロナ後にも影響を残す「遺恨」になります。
傷つける人は無意識に、傷つけられた人は一生覚えます。

さらに、発展途上国でワクチン接種が少ない為に流行を繰り返せば、突然変異株が生まれるリスクもあります。

今までの薬が効かなくなるタイプなら又振り出しにもどることになりますよね。

「情けは人のためならず」

昔の人は、本質的なリスクを避けるために優しい気持ちで弱者への愛を表現したのかもしれないです。

これって在裕の銘だと思いました

#ワクチン接種 #中和抗体 #3回目 #途上国支援 #コロナに負けるな

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