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値札の経済学・価格2倍でも時短に支持

コロナ前から私は料理を作っているのですが、リモートになって、子供の学校も結構休みが多くなり3食家族の料理を作る日が多くなりました。

そこでまず変えたのが、無洗米です。

若干高いのですが、疲れているときに少しでも楽にご飯のセットが出来るようにと変えました。

次が食洗器です。これは本当に楽になって十分な価値を感じられています。

そして最近食材の宅配を利用しています。

買い物時間を減らす事、そして献立をわざわざ考えて食材を探したりする時間を減らせています。

しかし、どうしても調理器具であるフライパンなどは洗わないといけないし、油汚れの洗い物は憂鬱です。

そんな事情なのか?今シリコン加工のアルミホィールの人気が高まっています。

そこで今日は

*変化するアルミホイル需要
*アルミ製品の値上げが続く理由
*アルミ地金の意外な展開

とみていきながら

脱炭素が思わぬ波乱、需要増加に対して供給不足とコスト高の心配

という予想外の環境問題の影響も知りたいと思います。

*変化するアルミホイル需要

2016年には1本平均119円だったキッチンアルミホィールは、2021年には141円と実に5年で18%の値上がりをしています。

高くなれば売れ筋は価格の安いお手頃キッチンアルミホィールになるのかなと思いきや、売れ筋で通常の2倍のシリコン加工のアルミホィールが販売実績を伸ばしています。

日経POS情報によると販売額で

旭化成ホームプロダクツ
クックパー フライパン用ホイル(フライパン25㎝7m)
が首位になったのです。

なぜ高い製品が首位になるのか製品メリットと環境から見ていきましょう。

まず製品メリットですが

フライパンに敷き詰めることで食材がくっつかず、油も使わずに調理する事が可能になります。

フライパンのこびりつき汚れが無くなる事で洗い物が楽になります。

又、油をあまり使わずに料理が出来る事で、ローカロリーに抑えることもできます。

そして社会情勢からもこのアルミに追い風が吹きました。

まずは、今は共働き家庭が増えて、収入はあるけど時間がないので、「時短」に役立つものにお金を掛けます。

さらに、コロナ禍では家族がそろって食べるのでホットプレートを使う事も増えています。

ホットプレートを流し台で洗うのはサイズ的にも大変ですし、キッチンペーパーでふき取るのだときれいに油よこれを拭き取れません。

そんな時にキッチンアルミホィールを使用する事で後片付けが格段に楽になります。

又、外食が減っておうちごはんが増える中でアルミホィールを使う機会も増えて「長尺商品」も重宝されるようになりました。

そうした追い風を受けながら2012年には

売上12億円と通常アルミホィールの6分の1

だった販売実績も2021年販売予測では

売上47億円と通常アルミホィールの7割程度

にまで売上を伸ばしています。

*アルミ製品の値上げが続く理由

しかし、原料であるアルミニューム鉱石は世界的な値上がりが続いています。

元々は安いイメージのあったアルミニュームですが、

2019年1月は1㎏あたり201.91円でしたが
022年1月は1㎏あたり345.25円に値上がりました。

人気のクックバーの販売元旭化成ホームプロダクツの製品平均単価も5年で3割の値上げにありました。

この理由の1つが製品の製造工程にあります。

アルミニュームは別名「電気の缶詰」と言われる程

生成工程で鉱石のボーキサイトからアルミナを取り出して電気分解して酸素を分離して製品化するので

生産コストの3割が電気代なのです。

中国の電力不足やボーキサイトの原産国ギニアの政情不安が高騰を引き起こしていました。

アルミニューム製品で

窓アルミサッシ・自転車・車のホイール

なども大きく値上げをしています。

原材料の値上げや流通コストの上昇を企業努力だけでは吸収できなくなったのが値上げの理由です。

*アルミ地金の意外な展開

さて、この値上げですが別の意味でも不安要素を含んでいます。

それは中国や欧州の電力不足で簡単に解決には向かない可能性があるのです。

電気に関しては、今世界で脱炭素の観点から供給に関して不安をはらんでいます。

火力発電や原発推進、再生エネルギーの絡み合いや、世界の膨張している電気需要に大きく値段が左右されます。

又、需要に関しては今車社会で起きているEV車に関しても軽量化が必須となる為アルミホィールを含む色々なパーツで使用が見込まれます。

大きくアルミニュームを必要とする場面が増えて行くのです。

脱炭素が思わぬ波乱、需要増加に対して供給不足とコスト高の心配

出来れば日々の生活が楽になる便利グッズは、安価で安定的に提供してもらえればうれしいと思いますが、反対にそういうものには、それだけのコストを支払わなければいけない時代になったのかもしれません。

となれば、格差 という問題がフォーカスされるのだと思います。

一度試してみようと思います。

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#アルミホイール #料理 #時短 #くっつかない #シリコン加工

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