見出し画像

不登校の子供を持つ私の「心が痛んだ言葉」と「救われた言葉」

ときどきブログや音声配信で話す息子の不登校の話をします。

最初に息子が不登校になったいきさつを簡単にお聴きください。

もともと息子はセブ島で生まれて現地の言葉を少し話し出した3歳のとき私たちと一緒に日本へ来ました。
そこから日本語を段々覚えていき、幼稚園は普通に過ごすことが出来たようです。でも、勉強は苦手で字を覚えるのがかなり遅かったのです。

小学校に入ると勉強ができないと分かったときに、後れを取り戻すために先生に、昼休みと放課後の居残りを友達とさせられて、それがすごく嫌だったみたいでした。

2年生になって一緒に居残りさせられていた同じマンションに住む親友が、両親の離婚で本当に突然お別れの挨拶もなく引っ越してしまったのです。
息子も私たち家族も全員ショックでした。

そこから彼の学校が楽しくないが段々大きくなっていったみたいです。

小学校4年の半ばから学校を休むようになって5年から中学2年の今も不登校が続いています。

不登校になってから、何とかしようと色々な人が関わってくれていますが、多くの言葉に翻弄されてきたと思います。

今、多くの中学生が不登校で苦しんでいると聞きました。でも親も苦しんでいると思います。
なので今日は私が経験した周りからの

心が痛んだ言葉
救われた言葉
今、感じるのは

をシェアしながら、もし周りに不登校の子供と親がいたらこの言葉を思い出してもらえたら嬉しいです。

画像1

1. 心が痛んだ言葉

多くは小学校の先生に言われた言葉です。一生懸命やっていれているし、悪気はないと思うけど寄り添ってくれている感じはしなかったです。
3つ心に残っているので見て下さい。

3位
もっと頑張ったらいいのに、もったいない

きっと「やればできる子なのに」と伝えて決して劣っていないと言いたかったと思うのですが、「手を抜いてさぼっているのじゃない」と思ってしまいました。

2位
学校にさえ登校してくれたらなんとかなるのに

その学校に行けなくて困っているにと感じました。
当時は毎晩、明日の用意を私がランドセルに詰めて、着替えを枕元に用意するけど、朝はぐずって行かないが続いて、無力感に打ちひしがれていました。
そのときこの言葉が辛かったです。

1位
プライドを捨てて聞いてくれたら
同級生は教えてくれるのに

当時隣の席の女の子がとても親切で一生懸命教えようとしてくれたみたいでした。でもうちの子はそんな彼女の親切に答えずあまり聞かなかったようです。

でもそれは分からないと思われたくない「プライド」ではなく、「あいつこんなのも分からないのか?」と思われるのが怖いという「恥ずかしさ」と「恐怖感」だったと思います。

2. 救われた言葉

一方で、中学の担任の先生や学校の心理カウンセラー、8年間関わってもらっている国際協力のボランティアの先生からは、励まされる言葉をかけてもらっています。
こちらも3つあるので見て下さい。

3位
ちょっとづつ進めていきましょう。
本人も一生懸命やろうとしてますよ

8年間関わってくれている外国をルーツにもつ子供支援をしている先生が、毎週自宅に来てくれて、あれやこれやと話をしていってくれています。
時には息子はゲームしたさに、イライラしながら八つ当たりされても、めげずに自宅に来てくれる時にかけられた言葉でした。

2位
お父さん、今日は本当によくやりました!!
褒めてあげてください!

中学校の担任も入学時から1年3か月、毎週自宅を訪ねてくれています。
昼間の学校に行かない息子を、夕方5時ぐらいに自宅に迎えにきて、夜の学校に連れて行き1時間ぐらい話や簡単な学習もしてくれています。

その時先生に息子が約束した「野外活動は学校に行く」の通り朝から登校した夕方電話が掛かってきて言ってくれました。

1位
親が一生懸命になっていたら
子供はそれだけで救われますよ

これは何も成果が出ていないときに、中学校の心理カウンセラーが私に言ってくれた言葉です。

このカウンセリングは子供のためだけでなく、私自身のためにもやっていて、「親が倒れたら、子供はどうしようもなくなる」と考えて、私に色々な話をしてくれます。

私自身が「支えられている」ありがたさを感じれるときでもあります・

3. 今、感じるのは

先日カウンセラーの先生と話した時のことです。

調べてみると、中学生の不登校は127,922人もいるんですね。
もううちの子が特別というわけでもなさそうな世の中になりました。

だから不登校は「特別なこと」と考えずに、心の風邪として自然に接して元気づけてやることが大切かと思います。

そして今は人生100年時代です。

不登校はまだ3年、彼はまだ13歳!
彼が持つ可能性を信じて、周りに助けてもらいながら進もう!

と思っています。

今日のお勧め本

担任廃止、宿題なし、定期テストもなし!

慣例にとらわれず目的意識を持って学校改革を進めた千代田区麹町中学校のカリスマ校長の工藤勇一校長のチャレンジです。ともかくすごいです、見ないと損してしまいます。

音声配信の内容を文字お越しして要約しました。
良ければ音声配信もお聞きください

#不登校 #心が痛む #救われた言葉 #人

合わせて聞いて欲しい過去放送

4月20日配信

今日は言葉が止まりません。教育虐待と息子への思い




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?