見出し画像

「防災の日」ツナ缶ランプでほかほかご飯

99年前の9月1日は関東大震災が起きた日で、今も防災の日となっています。

そういえば小学校の頃はこの日に決まって避難訓練をしていたのを覚えています。

99年という月日と、阪神大震災や東北大震災が起きてその印象は薄くなったのですが、実は関東大震災の死者・被害が一番多いのです。

もちろん建築基準などが違っていたりするのですが、震災後の後の火事やデマによる暴動など、まだまだ学ぶことも多そうです。

天災は忘れたころにやってくる!

そんな言葉が今ぴったりな時期になってきたのかもしれませんね。

今日はそんな震災に絡む防災食品について

防災レシピ、備蓄で簡単に

という気軽にしかもちょっと楽しめる防災食を

*非常食の備蓄は災害への備え
*災害備蓄品からクラフト発泡酒
*「青いカレー」人気冷めず

とみていきながら

関東大震災は推定で10万人あまりの死者・行方不明者を出した

震災を忘れずに、しかし震災時に気持ちがちょっと変えられる防災用備蓄食品をみていきたいです。

*非常食の備蓄は災害への備え

私は95年の阪神大震災で被災して、3カ月間近くの高校で避難生活を送りました。

初日の食事は夜の10時にミネラル1本とおにぎり2個でした。
そして1週間ぐらいは1月に冷え切ったお弁当です。もちろんちゃんと食事を頂けるのはありがたいのですが、やっぱり寒い時に冷たいお弁当は味気ない食事に感じました。

そして1週間後にボランティアが公園で炊き出しをしていた暖かいカレーが本当に美味しく感じて、その時に「温かい食事は心も温まる」と実感したのです。

しかし地震直後は、水もガスも最悪電気も使えません。

クックパッドが2019年に調査した、被災時の料理に関するアンケートによると、

「普段食べ慣れない食事を食べる気分になれなかった」

という意見が多かったそうです。納得です。

今は南海トラフ地震や東京も地震のシミレーションも報道されていて、コロナによる都市封鎖などもあったので、いざという時のために、普段から家庭で食べるものを少し多めに保管している家庭も増えたかもしれませんね。

消費した分を買い足していく

「ローリングストック」

という備蓄法を警視庁警備部災害対策課が勧めています。

実は備蓄品のツナ缶の油でも約2時間も使えるランプができたり、

少量の水でパスタがゆであがったりすること

を知っておくといざという時に役に立つのです。

暖かい食事を取ることは本当に大切ですよ。

*災害備蓄品からクラフト発泡酒

これもまた阪神大震災の避難時の話から少し。

バラバラに避難をしていた友人でしたが、バーを経営していた友人がお店から割れなかったお酒を持ってきて、何人か集まって時々飲んでいました。

皆でいると不安も少し和らぎますし、体も温かくなって冷たい寝床に着くときもちょっとマシに感じました。

と言う訳で不謹慎ながらも被災時はちょっとお酒もいいのかなぁ?と思います。

クラフトビール卸・販売ベンチャーのビア・ザ・ファースト(横浜市)は、廃棄間近の災害備蓄品からつくるクラフト発泡酒の販売を始めたそうです。

災害備品はどうしても長期保存できる分、消費期間を忘れていて切らしてしまう事はある話です。

備蓄品の活用事業を手掛けるベンチャー企業のストックベース(横浜市)から廃棄間近の災害備蓄品の提供を受けて、麦芽の一部をアルファ米や乾パンで代用して千葉県柏市の醸造所「こまいぬブルワリー」に発泡酒製造を委託したそうです。

*「青いカレー」人気冷めず

震災でどうしてもダメージを受けて心も沈みがちな時、子供たちも面白がるレトルト商品があればいいなぁと思います。

実は常識を覆すような面白いカレーのレトルトがあります。

フォネットグループの「青い富士山カレー」です。

メニューや加工食品のパッケージで消費者を動かすのが「色」ですね。
食品では赤や黄色、オレンジ色が食欲をそそるとされています。こうした色の常識を破ったカレーが話題になったのです。

青は食欲がわきにくい「減退色」です。

説明も受けずに容器に入ってる富士山カレーを見たら、化学品と見間違えるでしょう。

そして「きっと美味しくない」と予想するに違いありません。奇抜で味は二の次の商品と考えるからです。

フォネットグループは「ほとんどの人がイメージする富士山は白と青だから、これをカレーにしてみよう」と青いカレーの販売にたどり着きました。。

フォネットは情報サービス企業でもあり、SNS(交流サイト)での拡散で売れ行きを伸ばせると読んだからです。

思惑通りにSNSで拡散し、施設全体の売上高も一気に2.5倍に増えたので、お土産用としてレトルトカレーの販売に乗り出したのです。

しかし、一過性の人気を恐れたメーカーは味は良かったのでバリエーションとして辛口を加えるため

「赤い富士山カレー」も後に投入しましたた。

赤はカレーとしては定番色で売りやすいのです。

しかし富士山カレーの売り上げの7割は青なのです。

ポカリスエットも禁断の青で成功していますね。

レトルトなので震災の暗い気持ちも青い富士山を想像させるカレーは気分を変えてくれるかもしれません。

関東大震災は推定で10万人あまりの死者・行方不明者を出した

関東大震災。準備あれば憂いなし。

そんな準備も工夫次第で楽しめると思います。

#防災食 #ツナ缶 #クラフト発泡酒 #青いカレー #日経新聞

フィリピンの情報サイトを運営しています。
幅広く情報発信しています。ご覧くださいませ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?