2022年高齢者の社会保険2割負担に!
最近、ちょっと元気のない父親のことが気になっていて、先日市役所に「ディサービス」の利用について問い合わせをして、両親に紹介してみました。
市役所の職員の方は丁寧に話してくれていたけど、介護認定には色々手続きや検査があって1か月もかかるそうです。
その時思ったのは「これだけちゃんとチェックしないと介護の老人で施設が溢れかえるからなのかなぁ?」でした。当たり前なんですけどね(苦笑)
先月、高齢者医療の負担を2022年10月から2割に増やすと決定されましたね。うちの両親は自営業だったので今は細々と年金暮らしなので負担が大きいと大変だなぁと思っていました。
そこで来年どのように変わるか調べたのでご紹介したいと思います。
今日のブログは
福祉の負担が大きくなる日本の現状について
高齢者医療費負担どこがどう変わるの?
を聞いてもらい、結論である
医療負担は「公助」と「自助」を使って乗り切って
ということを感じてもらえたらと思います。
1. 福祉の負担が大きくなる日本の現状
内閣府が発表している資料によると、日本の総人口は、2020年10月1日現在、1億2,571万人になりました。
65歳以上人口は、3,619万人。総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は28.8%だそうです。
もうフィリピンとは本当に対照的でいつもびっくりします。フィリピンはちなみに3人に1人はまだ15歳未満で平均年齢24歳です!
そんな高齢大国の日本ですが、
日常生活に制限のない期間(健康寿命)は、2016年時点で男性が72.14年、女性が74.79年と伸びており、医療サービスの充実がこういうところからも伺えますね。
でも、その健康を維持するための費用は増えていて、2017年度の「75歳以上」の1人当たり概算医療費は94万2000円でした。
前年度は93万円だったので、1万2000円上昇したことになります。。
ちなみに75歳未満の医療費は22万1000円です。
当人が1割負担なので、他の世代が負担する額はかなりのものになりますよね、なので今回の負担増の制度変更になったのは仕方ないことなのかなぁ?って思っています。
2. 高齢者医療費負担どこがどう変わるの?
では、来年負担層が計画されている高齢者の医療負担がが現行の制度とどう変わるのか?具体的にみていこうと思います。
*本人年収200万円以上
75歳以上全員一律という訳ではありません。
本人年収200万以上、家族を含めた複数年収320万以上
が対象です。それ以下は現状通り1割負担です。
*負担増対象者は約370万人
現状も対象人数は少ないのですが、年収383万円以上は3割負担が引き継がれます。
*高額療養費制度で外来自己負担は月1万8000円上限
もし現状の外来医療費が月15,000円だとしたら2割負担だと30,000円になると考えてしまいますが、月18,000円を上限(年間上限14万4000円)に超えた分は国が負担します。
*激変緩和措置で3年間は負担増が最大月額3000円に
今回の移行措置で3年間は負担増額が急増しないように段階を経て実施になります。
月5000円の負担が通常2割なら1万円になるので5000円増額になるのですが、この負担を3000円までにして超えた分は3年間政府が負担します。
*1人当たりの平均自己負担額年間2万6000円の増加に
なので2割負担となる層は全体の23%程度で1人当たりの負担増はがこの金額と試算されています。
3. 医療負担は「公助」と「自助」を使って乗り切って
病気ってなりたくてなるわけではないので、突然の出費になることが多いと思うんですよね。
また、私も日々感じる年とともに落ちていく体力、、、、
健康を維持する大切さと大変さを他人事ではなく、経験していってます。
持病もでれば、当然お金がかかるし高齢者になれば、リタイヤして年金暮らしや貯金を取り崩して過ごすことになりますよね。不安です、、、
でも、その金銭的負担を数少ない若い世代に押し付けるのも今の日本では厳しいかんじですよね。
だから、今回の負担増はある程度受け入れないといけないとも思います。
どう変わるかを理解して移行措置という「公助」を利用しながら、無理なく暮らしたいと思います。
同時に、お薬手帳を持参して負担が増えないようにするとか、健康管理に気を使い、「医者いらず」の体をつくっていくとか「自助」も大切です。
で、最後に個人的な感想を少し聞いて下さい。
フィリピンはこんなしっかりした福祉の制度はないんです。保険制度もこんな大きな負担は政府はしてくれません。
なのでフィリピンは文化としても、両親が年老いたら子供が面倒を見る、という考えが広くあります。
子供の面倒になるのは恥ずかしいとは思わず、親子で助け合う文化も捨てがたいと思いました。
音声配信の内容の要約になります。
良ければ音声配信もお聞きください
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2021年12月24日放送
フィリピンの情報サイトを立ち上げました。
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