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ケニアにて本物の社会貢献を目の当たりにしました。

どうも、キックコーチ武者修行旅と題して1ヶ月間海外を飛び回っている田所剛之です。

昨日はケニアの少年サッカーチームを訪ねて自分にできる社会貢献とは何かについて考えていましたが、5日目となる今日はケニアの中でも田舎の方の地域で、シロアムの園という障害者支援施設をされている公文先生のもとを訪ねました。


社会貢献の本質的なアプローチ

こちらの施設では、障害を持つ子どもを預かって授業や治療を行っていますが、ただ預かるだけでなく公文先生の施設ではその他に付随する問題に対して本質的なアプローチを提供されています。

具体的には、障害を持つ子のお母さんはシングルマザーの場合が多くてお金を生むのがとても大変だったり、両親ともいなくなってしまっておばあちゃんが育てていたり、また家庭環境の問題でどうしても子どもも母親も自己肯定感がとても下がってしまうという問題があるとお聞きしました。

それに対して公文先生の施設では親御さんに安定した収入を供給する目的で、施設の庭で野菜作りをしたり、ドーナッツを作ったり、施設内にあるミシンで裁縫をしたりして出来上がったものを売りに出すといった活動をされています。

社会の構造上発生してしまう問題に対してただ募金や補助金などを取ってきてそのまま渡すのではなく、彼女ら彼ら自身に稼ぐ手段を安定的に供給するというのはとても本質的でこれが本当の社会貢献なのだと思いました。


様々な形の社会貢献

また、そのような課題を感じていたとして人のためにここまでのことができる公文先生は本当に偉大な方だと思います。

今回の施設の訪問は僕だけでなくケニアで日本食レストランを経営されている中矢さんと一緒に伺ったのですが、中矢さんは日本で使わなくなった車椅子を寄贈されていたり、施設で作ったドーナッツをレストランに置いて売っていたりと様々なサポートをされていました。

中矢さん自身はこのような活動を自分からは表に出したがらないのですが、僕は彼の行いを見てとても刺激を受けました。

中矢さんも公文先生もとてもまっすぐに自分にできることに全力で取り組まれていて、僕もそのような人間になりたいと思いました。

中矢さんは公文先生ほどのことを自分自身で行うことはできないけれど、公文先生のような方がやりたくても手が届かないようなところをさサポートしていきたいと仰っていました。

その話を聞いて、公文先生のように直接的な社会貢献をされている方に対して、それをサポートする中矢さんのような間接的な社会貢献も存在していて、自分にもできることがあるのではないかと思いました。


実際に子どもたちと接してみて

公文先生のお話を伺った後は、お昼休みにの時間に子どもたちと遊びました。

子どもの中にはサッカーが大好きという子が何人かいて、その中でも1人の子どもが僕のことをすごく気に入ってくれてサッカーボールでずっと一緒に遊んでいました。

基本的にみんなスワヒリ語を話すので、僕の言っていることは向こうには伝わっていないだろうし向こうの言葉も僕には分からないのですが、それでもとにかく笑顔で遊んでくれて全身で楽しさを表現してくれてとても嬉しかったです。

また、僕が子どもとボールで遊んでいる間、中矢さんはダンスが得意なのでずっと子供達と一緒にダンスをしていたのですが、中矢さんの人を惹きつける力は本当にすごいと思いました。

中矢さんの周りで子どもたちが何人も踊り狂って、施設の職員の方たちも一緒にずーっと踊っていました。

自分には中矢さんほどの人を惹きつける力は今のところないですが、彼のように人を楽しませて周りに人が集まるような人間になりたいと強く思いました。

そのためにも海外にも出てたくさんの経験を積んで、まず自分自身が魅力的な人間になれるように努力していきます。

今回のケニア滞在だけでもかなり自分の殻を破れているような感覚がありますが、まだ1週間も経っていないのでこれからたくさんの経験を積んでいくのが自分でも楽しみです。

今回は以上です。

施設を見学させていただいた公文先生、本当にありがとうございました。

僕ももっとたくさんの経験を積んで、社会のリアルをたくさん知って、公文先生のように社会のためになることを一つ一つ実現できるように精進します。


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