88世代の地獄道

もう30になりました。
だからと言うことは無いのですが、ふと、自分のこれまでを振り返ってみるかと思い、書いてみます。


仕事観について

大卒の時に就職活動しました。何社ぐらい受けたのか分からんけど、一社も受かりませんでした。もう少し堪え性があれば普通に一般職のデスクワークやってたと思いますが、ブチギレてしまったので、成果ゼロ。思い返してみると、大学=企業にとって有能な人材を育てるみたいな構図があった。んでもそんなん全部いらん。て言われちゃ立つ瀬がねえ。あと大学って研究機関じゃなかったっけ?とか思った。

確か色んな事を言われたなぁ。これからの社会には世界を見据えたなんたらかんたらとか、起業家精神どうのこうのとか。んな事いうなら行ってやる!って就活ぶっちぎって海外うろうろしたのは良い思い出。

今の会社に入って、今年で8年目。やりたい仕事ですか?あんた?と問われればそんなことは無いのですが、嫌々やってる訳じゃない。それなりに仕事に責任感を持ってやってる。休みはそんなに自由ではないけど、働くってそういう事だろう。と思っている。

金銭感覚について。

はっきり言おう、金は無え!
世の中色んな支払いあるよね。税金とか、奨学金とか、家賃とか、全部ひっくるめて金は無え!
あとそんなに簡単に金が手に入ると思ってない。汗水垂らしてボロ雑巾みたいになるまで働いて、金ってそうやって稼ぐもん。もしかしたらもちっと効率的な稼ぎ方本当はあるのかもしれないが、努力なしに金が手に入るなどとは思わん。転職、とか考えないでもないが、リアリティが無さすぎる。

承認欲求について。

うーん。認められたいとか、必要とされたいとかは本音。でもそんな簡単に分かるわけねえよなってのが実際。他の方々はどうか知らないですが、世間からいらねえ奴というレッテル一回押されてるので(就活期ね)まずもって自己承認をしてない。普通にしてて認められるとか、本当の自分とか正気の沙汰じゃない。と、自分は思う。なので寡作。
努力はする。だけど、実積面において。構ってとか、アピールとか、基本苦手。

社会観について。

前述の通り、社会から必要とされていないと一度思っているので、社会の為なんたらとか日本のためになんたらとか、そんな気持ちは消え失せました。
税金は納めるので、邪魔すんな。
ふと思ったが、社会から必要とされなかった大人が、今現在めっちゃ社会から必要とされている若者に教える事なんて、何もないよね。

色々書きましたが、説明すると88年生まれの方々はリーマンショックと東日本大震災があって、凄い氷河期喰らいました。思い返すと、卒業式とかなかったし、ちょうど宮城が地元なので、都内で就職出来ず地元に戻った奴が地震で内定取消しとかざらにあった。
今となっては、それの良し悪しは人それぞれ、ってところですが、今時分のこの世代は一体何を考えているのか、どんな生き方をしているのか、みたいな一つの参考になれば幸いです。んでもっと話聞いてあげて、たぶん、あなたの周囲にいる30歳の人は、あなたが思っているより、深淵なので。

そんなこんなで、本日も地獄道を歩む。

サポートはお任せ致します。とりあえず時々吠えているので、石でも積んでくれたら良い。