あんたの覚悟に対してのアンサーソング

別にしっかりしてなくても、世の中なんとなくで生きていける。
なんとなく仕事をして、適当に遊んで、スマホで時間を潰して生きて行く事は容易い。
僕たちはなんとなくその選択肢を選んで、時間を食い潰して、楽しく、気楽に生きている。

でもいつか、思ってしまう。このままじゃダメだって事を。それはいつも、全然コントロール出来ないきっかけで訪れる。今のままじゃ全然ダメで、もっと地に足をつけて。しっかり歩かなきゃ、そう思い立つ。

そういう時、僕たちは誰かを守りたいと、大事にしたいと覚悟を決めたはずだ。
それはきっとどのような形であれ、等しく尊い決意だったはずだ。

そうしてまた新しい世界に飛び込む、なんとなく出来た環境が、素晴らしいもので、幸せが噛み締められる。けど僕たちは次第に飽きてゆく。守った世界は、大事にしたい世界は、広がったりしないから。
僕たちが社長とか、国家元首だったら違ったのかもしれない。でもそういう人達も、守ったり、大事にすることに飽きているように見えてしまうのだから、小さい世界なんて、なおさらそうなんだ。

そうして大事にしていたものを蔑ろにして、僕たちはなんとなく道を違えてしまう。どうして今まで。こんな事をしてきたのだろうと失望する。

どこにいても、尋ねる言葉は一緒だ。あんたは何のために、何を大事にしようと思って、今生きているの?
僕たちは、それを馬鹿に出来ないのだ。あんたが、初期衝動で決めたその決意を、その意味を。

1ミリだって馬鹿にしない。あんたの決意は間違っちゃいない。正しくあろうとした時に、優しくあろうとした時に、馬鹿に出来ることなど一つもない。

今、間違ってしまったあんたに、僕たちは答えを出さなきゃいけない。立ち戻れと言わなきゃいけない。そのために、指針を残しておく。音楽程、身近じゃないし寄り添えもしない。あんたに探しに来てもらって、見つけてもらって、ようやく輝く代物だ。
深層の、奥の奥、あんたの記憶の奥の奥。そこに置いておくんだ。
それを見つけて、またあんたは大事な事を思い出すのだ。
明日、来るのはきっとなんとなく過ごせる毎日だよ。新しいステージも、きっとなんとなく進んでいく。あんたは昨日より変わっている。だけど世界はそれを知らない。

誰かの決意を書いておく。僕たちはそんな事をしている。お互いにさ、誇ろうか。
凄いことしている。僕たちは。

100記事目突破したのでステートメントじゃないけど、書いてみました。『テレキャス』創作時に思った事。#小説、って読まれないんだ。事情は分かる。だって、自分で探しに行かなきゃならないほど、幅が広いから。その中から自分の思い通りのものを見つけなきゃいけないって、骨が折れる。本屋ですらそうなのだから、noteなんてもっとそう。#小説、の中にも、#詩、の中にも#地面から#宇宙まで#想像から#現実まで入っている。文体以上に広い世界の中で、石を積む。そりゃあ途方もない話なのよ。
だからって#小説って、つけないわけにいかないんだよ。
そんな人たちの為に、書いてみました。諦めてはいけない。

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