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人の為に花束は買わん。

冒頭から壮大なちゃぶ台返しを行う。

常日頃から、恋愛については書かないとか、言及しないとか言うておるが、実はちゃんとしている。

所謂恋愛物の映画だって観るし、そういう小説だって読むのだ。

noteでもいい記事には素直にハートつけるし、付き合いで、なんてな事は全然ない。ま、個人的趣向で言うと、バッドエンドが好みなのだけど、ちょっと苦境あった上でのハッピーエンドなら、良しとしてしまう。だって素敵やん。感動するやん。いい話は醜い己の性根を洗ういい手段やん。

にもかかわらず、自分が書く事は非常に嫌いなのだ。矛盾にも程がある。
この言葉さえ吐かなければ、自分のプロフィールは『全く素直でないロマンティスト』であると思う。本性を言っている時が一番寒気がする。ぞぞぞ。

そういうの素で言えるぐらいのスマートな男性であれば良かったんだけど、生憎こちらただのつまんねえおっさん。しゃーねぇよ。ワインなんか飲めねえし、一人でストロングゼロの方が似合ってしまうタイプだし、しゃーねぇ。

昨日、まあnote街で話題になっておったから、とこんな静かな日にエンタメアクションはねぇだろ。という極めて軽ぅい理由で、『マチネの終わりに』を観に行った。
勝手にしやがれ。そう言わず少し聞いて欲しい。
感想とかあらすじは書かん。ただの実況をする。ちなみに私は平野啓一郎を超食わず嫌いしている。

なんだこの女ポッと出の癖に調子こきやがって!
雅治何だてめえそのスカした態度は!表出ろや!
伊勢谷なんやそのテラテラの髪型は!そんでなんやあのトゥギャザーの人(誰か忘れた)みたいな喋り方はぁ!

というわけで絶賛苛々していた。
いつもの薄情節であれば、途中退席かしらなんて予想されるかも知れん。のだが。

まあまあ静かに最後まで観劇し、出て喫煙所にてふうと一服したのであった。いや、そこケッ!胸糞悪い!酒飲んで帰ろ!になるとこやろ!(酒飲んで帰ったのは事実)と責められかねない感じで終わったのであった。あまつさえ言及する記事まで書いているのだから、もう始末がつかねぇ。
せっかくの休日をマジ優雅に楽しむ作戦が図らずも大成功してしまった。気持ちが滋養に満ち、カスみたいな記事を書く気持ちすらなく呑気に酒飲んで寝た。あかーん。

思うに、娯楽、として楽しめている要因はどう転んでも泥試合とされる恋愛沙汰を、徹底的に脚色しているからなのかもしれない。
本来3分割ぐらいにすると、①出会う②ウダウダする③くっつくor別れるだけ。なのだけど、その3要素をあーだこーだ脚色に脚色を重ねておるから、トータルええやん、みたいな話になる。
これが現実だと、①飲み会②ホテル③終了ぐらいのボリュームで完結するのでクソつまんねぇとなってしまうのである。逆に、そういう話しか現実界では知らんから、仇敵みたいに扱うのかもしれん。べっつにそれでもいーじゃん。

なので最後に、全く恋愛物を書かない悪童、薄情屋さんの思ふ恋愛物のコツを伝授しよう。客観的視点、って大事だろ。

美化する、飾り立てる、脚色する。
現実だってそうや、素敵な感じにすりゃあいい話になるんや。

ん?『あんたやっぱ全く素直じゃないロマンティストやんけ』だと?

黙りやがれ、いかにこの文章がしんどいか分かるか?そんな事言う前にレビューしてみろや。

はい、ここまで言うて気付きました。
前提が欠けとる。どんな奴がこの記事を書いとるかや。それによって印象アンド言及が大分変わる。
誰か言ってたよね、面白いかどうかより、誰がそれを話しているのか、オッケー、やったるわ。

理想

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道端の雑草にも劣る下らぬ色恋を、百花繚乱足らしめるのは圧倒的なる自信!強靭なる思想!凶悪たる本能!

言わしてみました。凄い説得力、そしてpower。範馬勇次郎が言うんだから仕方ねぇ。
恐らく圧倒的に男児支持率を得る。女性陣は恐れ平伏す。実際は支持率を失う。

詐欺師

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飲み会で会って、そのままホテル行って、それでOKなんて恋愛、したくねえんだよ。
少なくとも、お前とはな。

詐欺や!詐欺師じゃ!

note界隈におる快男児の怨嗟の声が響き渡り、女子唖然、なんか適当に"少女マンガ"と"ロン毛"で検索かけたらこんなんなった。何キャラか全然知らんけど。
なんか昔辛い恋愛してきたのかな?とか、その冷たい表情を少しでも和らげてあげたいなとか、快男児のわしでも何となく思ふ。
それにこいつ、イケメン特有の「スカした言葉」という超絶上級スキルを使っていやがる!いい面+硬骨漢、ってなんだよそれ反則だよ!許すまじ、許すまじ。

デフォルメ
ちょっとハードルおかしなことになったので、意図的に下げます。しかし実在の人を使うのはアカン。という事で私が昔、似てるぅー、と言われたキャラクターでいきましょう。

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あの、君ぃ!色恋なんかよりもな、必死で夜遅くまで書いた文章の方が、価値が出るときだってあるんだよ。今ね、君が負けているのは、ジャンルじゃなくて、努力の方だよ。大丈夫、僕も6回失敗してる。自信を持てよ。

勉三さん。以外と男やん。不屈の精神、あぁ恐れ入った。快男児も涙を溜める純朴さ、おめぇ、凄えよ、頑張ってるよ。女性陣はまぁ冴えぬ、硬え、つまらぬなど言いどっか行く予定、しかしながら少数の支持を受けるだろう。だって勉三さん、彼女おるんだってよ!驚愕したぜ!
日本の古き良き、快男児である。

後半面白くなりすぎて、すっかり調子に乗ってしまった。恥である、穴があったら入りてえ。
あんましイベントで顔広めたと思ってないので、今後なんかの機会で遭遇した時、あっ、ほんまの薄情屋さんってこんなんなんすか。というイメージである。

あぁ?アイコン画像お前やんけって!あれ数年前だからね、今違うから!快男児やから!くれぐれも拡大とかすんじゃねえぞ。
※アイコン画像はイメージです。

サポートはお任せ致します。とりあえず時々吠えているので、石でも積んでくれたら良い。