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海外旅行専門店スタッフによる新型コロナウィルス奮闘記 .vol3

本日は6月10日。7月1日より、グアムなど一部入国緩和になるという情報も入っているが、日本帰国後14日間の自粛という文句が外れない限り、海外旅行は復活せず、依然、鎖国状態。まだまだ出口は見えない。

さて、前回はキャンセル料のさわりで終わったので本日はここ書きます。

多分、旅行のキャンセル料って多額になるので旅行会社もしくは航空会社が儲かると思ってる人が多いと思うんだけど、実際はキャンセルになると5割以上の確率で旅行会社が赤字になります。
これはキャンセルあるあるで、内輪の旅行会社同士だと一晩中愚痴を言えるネタだけど、専門的な話になるので簡単に説明します。

旅行媒体(ABロードやとらべるこなど)に掲載する募集型企画旅行は通常だと出発の30日を切った段階で取消になると旅行代金の20%の取消料が発生します。(10万円だと2万円が取消料)
このまま2万円が利益になればいいんだけど、ここからBSPと呼ばれる航空会社のいわゆる取消料が発生します。
BSPは航空会社にもよりますが、代替1万円から4万円くらいになります。
(この時点でマイナスになってる場合もある)
そこにホテルのキャンセル料(1泊か2泊分)が掛かります。
なので旅行代金が高くなるほどお客様に掛かる取消料も高くなりますが、旅行会社の赤字負担も大きくなります。
取消料については、以前から旅行会社が負担をするのはおかしいと20年くらい僕は訴えてますが、末端社員では20年間見事になにも変わりませんでした(泣)

・・・まったく話が進んでませんが、本日はここで終わります。
短すぎるという意見もいただいておりますが、700文字前後が一番読まれるというnote必勝法と、決して無理をして書かないという自分ルールに徹するため心を鬼にしてPCをシャットアウトさせていただきます。

次回、絶体絶命!魔のキャンセルロード!に、迄ご期待!