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居場所を持つこと≒オフラインの世界でサブ垢を持つこと、という捉え方

こんにちは。
2022年が早くも折り返しを目前に控え、気温は暖かくなってきたというのにあまりの時の流れの速さに心は震えています。

“誰もが気軽に居場所をもてる世の中へ”をミッションに掲げ、京都を拠点に活動しているArchiTech株式会社というスタートアップをやっています、伊藤拓也(@ArchiTech_Inc)です。
今は”やりたいこと”で募集をかけて、”仲間集め”と”会場レンタル”を同時に行える募集サービスikonas(イコナス)の立ち上げ中です🔥

様々な会場を借りて、バリエーション豊かな募集が行われています!

サービスは現在α版(プロトタイプ)で関西エリアでしかご利用いただけませんが、こちらのリンクにて公開していますのでぜひご覧ください。

さて、3ヶ月ほど前のnoteで『居場所』についての思考の整理[v1.0]というタイトルでその時点での自分の中での”居場所”という言葉の捉え方について書かせていただきました。

その後も日々『居場所』というなかなかに言語化しづらく、ふわふわとしたものに輪郭を与えるべくチーム内でいろんなディスカッションをしてはあーでもないこーでもないをやっております。

そんなあーでもないこーでもないの中で面白い捉え方が出てきたので今日はそれについて書いてみたいと思います。
「これが居場所の定義です!」みたいな話ではなく「こういう解釈ってあるんじゃない?こういう解釈したらなんか面白くない?」レベルの話として読んでいただければ幸いです。

今日のテーマは『居場所を持つこと≒オフラインの世界でサブ垢を持つこと、という捉え方』についてです。

現代人はサブ垢が当たり前らしい

現代人はサブ垢・裏垢を当たり前に持っているそうです。↓の記事タイトルにもありますが8個以上使い分けてるとか器用ですね。(その器用さ分けてほしい。)

参考▼

「SNS サブアカウント数」とかで検索すると色々出てきます。
アカウント数の測り方が不透明(1つのSNSに絞ってのアカウント数なのか、SNS横断してのサブ垢の数なのか、など)ではあるのですが、現代人の多くが様々なSNSを活用し、そしてサブ垢を持っているのは概ね事実のようです
(直感的にもそんな気はしますよね)

アカウントを使い分ける目的も様々ではあるのですが、いろんな記事を読んだり周りの人たちと話をしていると「〇〇しているところを□□な人に見られたくない」という心理が働いているケースが多そうです。
例えば、
「"趣味全振りツイートしてるところ"を"学校の友だち"には見られたくない」
「"意識高いツイートや仕事の話"は"趣味仲間"には見られたくない」
とかです。

この心理は抽象化・言語化すると「コミュニティ内での自分のキャラクターに忠実に振る舞えば居心地が良く、そのキャラクターから逸脱すればするほど居心地が悪くなる」と言えるのではないでしょうか。
つまり、前述のような普段見せていない顔の開示を避ける行動は、いつものキャラクターから逸脱すること=居心地が悪くなってしまうことであり、それを回避しようとする心理ゆえの行動である、ということです。

とは言え、一人の人間がいた時にその人には様々な側面があるはずで、コミュニティ内でのキャラクターから逸脱しないでいるために自分の中の一側面しか表現できない、という状況は窮屈であると感じる人が多いのではないでしょうか。

だからこそ、現代人はサブ垢・裏垢をたくさん持ち、アカウントごとに様々なキャラクターを持たせて自分の中のいろんな側面を表現しようとしているんだと思います。

表に出していない自分のキャラクターを開放するには

既存コミュニティの中で新たな自分を開示することは心理的に抵抗がある、でも自分の中のいろんな側面を開示できないのは窮屈に感じる、というジレンマ的心理状態について見てきました。
そして、ここまでの話を踏まえるとそうした状況を打破するために

  • 心理的な抵抗を乗り越えて既存コミュニティの中でカミングアウトする

  • SNSの世界でサブ垢を作ることで様々な自分の内なるキャラクターを開放する

といった方法がありそうです。
しかし、1つ目はカミングアウトした結果コミュニティの中で受け入れられないというリスクをはらんでいるためハードルが高く、
2つ目はリスクがない代わりにあくまでSNS内でのキャラクターなので自己表現として充足できるかは人によりけりだと思います。

そこで冒頭に紹介した『居場所をもつ≒オフラインの世界でサブ垢を使い分けること』という捉え方に話は戻りますが、
新しい居場所(≒先入観のない新しいコミュニティ)をもつことで、既存コミュニティのキャラクターに縛られることなく新たな自分を表現することができる、
という意味合いにおいて居場所をもつということをオフラインの世界でサブ垢を持つこと、という風に捉えることができるんじゃないかと考えたわけです。

おわりに

今回は”居場所”というものを自己表現の場の獲得という観点から考察してみました。
弊社は”誰もが気軽に居場所をもてる世の中へ”というミッションを掲げているわけですが、なかなかに考察・解釈しがいのあるミッションです。一生議論してたい。

ちなみに、いま作っているikonasというサービスでは、近しい属性の人たちを募集してことで普段出せていない自分の一面を気兼ねなく表現できる場をデザインする、という思想のもと作っています。

アニメファンで集まったり
カードゲームの趣味が合う人で一緒に遊んだり
コスプレ撮影会をしてみたり

「今の環境でなかなか言い出せてないけど、実はこんなことが好きなんです!!」という思いがある方は、ぜひikonasを通じて新たなコミュニティ、居場所を築いてみてはいかがでしょうか?

冒頭でも書いたように、現在はα版につき関西圏でのご利用に限定させていただいておりますが、興味ある方のご利用お待ちしています!🙇‍♂️ )

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また、もし利用者としてではなくArchiTech株式会社が目指す世界観やikonasというサービス作りに興味を持ってくれた方がいればぜひカジュアルにお話もさせていただきたいです!!
僕のTwitter(@ArchiTech_Inc)にてDMお待ちしています!!

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